2013年10月5日
立ち稽古が始まりました!
いよいよ本読みも終わり、昨日から立ち稽古が始まりました。
立ち稽古のための準備がととのった大きな稽古場に移ったので、雰囲気をつかむために立ち稽古の前に全幕本読みをしました。
本読みと言っても、俳優の皆さんは自分が登場するシーンになると稽古場の演技エリアの椅子や床に座ったり、台本を持ち動きながらセリフを言っています。
ただ机に座ってセリフを言っている時より、動き始めたらみないきいきしてきました。
「ピグマリオン」の設定は、20世紀初頭のロンドンです。
花売り娘のイライザが生活する下町にはさまざまな職種の人々が登場します。
でも台本ではどんな役と特に指定はありません。
昨日から稽古場に、靴屋、香水売り、肉屋、占師、乞食、酔払いなど、いろんな登場人物のイメージ画が壁に貼りだされました。
出演者のみなさんは、自分の役がどんな衣裳なのかとのぞいています。
画を見た後はイメージが膨らんで、本読みの時よりキャラクターがくっきりしてきました。
写真は先日の衣裳打合せの様子です。
演出家、演出助手、衣裳デザイナー、衣裳製作会社の担当者、衣裳担当の演出部が参加して、デザイン画を見ながら打合せしています。
今回の出演者は26人もいるので、衣裳デザイナーの半田さんがこんなにたくさんの画を描いてくれました。
机に並べるとこんなになります。
「ピグマリオン」はイライザが街の花売り娘から貴婦人へ大変化するところも見どころです。
石原さとみさんが、生まれ変わる姿をお楽しみに!
2013年10月4日
11月20日(水)シアター・トーク開催!
「ピグマリオン」11月20日(水)14:00公演の終演後に、シアター・トークを開催します!
キャストの石原さとみ、平 岳大、小堺一機、演出の宮田慶子が登壇し、公演に関するトークを繰り広げます。
「ピグマリオン」公演期間内のチケットをお持ちの方はどなたでもご入場いただけますので(入場無料)、どうぞご期待ください。
★「ピグマリオン」シアター・トーク★
日時:2013年11月20日(水)(14:00開演)公演終演後
会場:新国立劇場 中劇場
出演:石原さとみ、平 岳大、小堺一機、宮田慶子
司会:中井美穂
料金:無料(本公演チケットをご購入の方に限ります)
入場方法:演劇「ピグマリオン」公演期間内のチケットをご提示ください。
※ただし満席になり次第、ご入場を締め切らせていただくことがあります。
お問合せ:新国立劇場 営業部 03-5351-3011(代)
チケットのお問合せ:
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
Webボックスオフィス http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1315658
2013年10月4日
ロンドン紀行 2日目 その4
劇場をあとにし、次に向かった場所は……、
【バッキンガム宮殿】(劇中では、イライザが何度も「ベッキンガンちゅうでん」と言っています)
そう、イギリス王宮です。残念ながら、衛兵交替式は時間的に見れなかったですが、間近でこれを見られただけで大満足です。足もかなり疲れていたので、宮殿の目の前で、のんびり座って時間を過ごす。しかし、凄い観光客の数で、ひっきりなしに人が来ます。(ここではさほどエピソードもないので少し時間を飛ばします)
この日はひたすら街歩き。
ものすごく美味しくないサンドイッチを片手に練り歩きます。
通りの至る所に、レンタサイクルや自転車を止めておく柵のようなものが見受けられます。(自転車乗りの僕にとっては凄く羨ましいのです。スタンドがついていないものなので、止めやすいだろうなと心底思います)
キョロキョロと色々見回す、オノボリサン状態。
日本に来た外国の方が自動販売機を珍しがる気持ちよろしく写真をパチパチと撮りまくる。
ポストも可愛らしい。
(何故そんなものを撮るの?と現地の方に思われながらも)
有名なロンドンバス。目が覚めるような鮮やかな深紅。街に映えますね。
パフォーマーの方。
どういう構造になっているのか目を凝らしましたが、全く分からず、教えて欲しいものです。失礼ながら遠巻きにパチ。
2日目は歩き過ぎにつき、
足が棒になり、鉛のように重くなる。
そんなこんなで早めの就寝。
3日目からは、曇天が多いロンドンには珍しく晴天に恵まれたので、
次回からは鮮やかな風景をお届けします。
短いですが、今回はここまで。
橋本淳
2013年9月27日
稽古がはじまりました!
いよいよ「ピグマリオン」の稽古がはじまりました。
初日は、各キャスト、スタッフの顔合わせ、そしてさっそく本読みです。
翻訳の小田島恒志さんも同席し、戯曲の下敷きとなっている20世紀初頭のイギリスの風俗や、バーナード・ショーの人となり、ピグマリオンの後日談などを軽妙な語り口で解説してくださり、楽しく作品の理解を深めることができた1日となりました。
これから1か月と少し、稽古が続きます。
みなさまへ素敵な公演をお届けできるよう、キャスト・スタッフ一丸となって頑張ります!
ところで昨日、マスコミの方をお呼びして制作発表が行われました。
テレビなどでご覧いただいた方もいらっしゃるのでは?
その時の様子はまた改めて…
2013年9月24日
ロンドン紀行2日目 その3
ヴィクトリア駅の辺りにはビジネスマンが多いからか、屋台(?)が沢山ある。どこかに入って食べるというよりはサンドウィッチのような軽食を買って、ベンチ等で外で食べている方が多い。何を食べようか空腹のためにフラフラと物色、悩むくらい多いのです。そんな中から一際、行列の長いところに決める。
列の先はハンバーガーのようだ。注文を聞いてからパンやパティを焼いてくれる。列に並んでる時に可愛らしい女性の店員さんが注文を聞きにくる。(うっとりしていたので何を聞かれたか一瞬分からなかった)
『please, CHEESE BURGER』
『ベーコンは入れます?』(英語です。。)
『(考えた後)・・・あ、いいです。ノーマルでいいです。』
初めて一人旅したNYでは典型的なyes manになってしまい、後悔が多々あったのでここでは、きちんとNoと。お財布に優しく、自分に正直に。
列の先頭に着くと、目の前では、笑顔の素敵なお兄さんが手際よく焼いてハンバーガーを作っていく。今度はその手際にみとれる、すると、、
『野菜はどうする?ソースは?ピクルスいれるかい?
『uhhhh・・・・YES!YES!YES!!』
あぁ。やってしまいました。あれから僕は少しも成長していなかった・・・こともなかった。そのハンバーガーがかなり美味であったから。写真では香りもニオイも味も伝わりませんが、ね。結果オーライ。
そうこうしていると、開演時間が迫ってきていたので、劇場【ヴィクトリア・パレス】へ。遠くからでも分かります、デデンと目立つ表記、旅行者には有り難いですね。
チケットをもぎってもらい、小用をすませ(失礼)、ふぅ と席に着く。開演前なら写真を撮ってもいいというので、遠慮なくパチり。携帯の電源をきっちりOFFにして準備万端。
ここで気づく、なんだか小学生が周りに以上に多い。
ん?ん?どうやら学校団体の席のど真ん中に僕がいる。
前はもちろん左右、後ろまで。何故、僕だけ・・・。
そしてなぜ、この席だけ開けておいたのか学校関係者様。
生徒である可愛らしい子達も『?』という表情。
『ごめんよ。少しばかり同級生で、いさせてくんろ』と心で思いながら、必死の笑顔で応戦。
【ビリー・エリオット】
映画『リトル・ダンサー(邦題)』ご存知の方も多いのではないのでしょうか。
ミュージカル版は大人になる前に終わり、映画とは少し違うのですが、とても素晴らしかった。主役の男の子はもちろん、細かいところまで創り上げられた演目でした。そしてなにより、舞台装置が凄すぎます。一体いくらかかっているのか(職業病です)一見の価値はありました。
『同級生でいさせてくれてthank you』と、ニヒルな笑顔でその場をあとにして、次に向かう場所は・・・・。
それでは次回。
橋本淳