2013年9月
2013年9月27日
稽古がはじまりました!
いよいよ「ピグマリオン」の稽古がはじまりました。
初日は、各キャスト、スタッフの顔合わせ、そしてさっそく本読みです。
翻訳の小田島恒志さんも同席し、戯曲の下敷きとなっている20世紀初頭のイギリスの風俗や、バーナード・ショーの人となり、ピグマリオンの後日談などを軽妙な語り口で解説してくださり、楽しく作品の理解を深めることができた1日となりました。
これから1か月と少し、稽古が続きます。
みなさまへ素敵な公演をお届けできるよう、キャスト・スタッフ一丸となって頑張ります!
ところで昨日、マスコミの方をお呼びして制作発表が行われました。
テレビなどでご覧いただいた方もいらっしゃるのでは?
その時の様子はまた改めて…
2013年9月24日
ロンドン紀行2日目 その3
ヴィクトリア駅の辺りにはビジネスマンが多いからか、屋台(?)が沢山ある。どこかに入って食べるというよりはサンドウィッチのような軽食を買って、ベンチ等で外で食べている方が多い。何を食べようか空腹のためにフラフラと物色、悩むくらい多いのです。そんな中から一際、行列の長いところに決める。
列の先はハンバーガーのようだ。注文を聞いてからパンやパティを焼いてくれる。列に並んでる時に可愛らしい女性の店員さんが注文を聞きにくる。(うっとりしていたので何を聞かれたか一瞬分からなかった)
『please, CHEESE BURGER』
『ベーコンは入れます?』(英語です。。)
『(考えた後)・・・あ、いいです。ノーマルでいいです。』
初めて一人旅したNYでは典型的なyes manになってしまい、後悔が多々あったのでここでは、きちんとNoと。お財布に優しく、自分に正直に。
列の先頭に着くと、目の前では、笑顔の素敵なお兄さんが手際よく焼いてハンバーガーを作っていく。今度はその手際にみとれる、すると、、
『野菜はどうする?ソースは?ピクルスいれるかい?
『uhhhh・・・・YES!YES!YES!!』
あぁ。やってしまいました。あれから僕は少しも成長していなかった・・・こともなかった。そのハンバーガーがかなり美味であったから。写真では香りもニオイも味も伝わりませんが、ね。結果オーライ。
そうこうしていると、開演時間が迫ってきていたので、劇場【ヴィクトリア・パレス】へ。遠くからでも分かります、デデンと目立つ表記、旅行者には有り難いですね。
チケットをもぎってもらい、小用をすませ(失礼)、ふぅ と席に着く。開演前なら写真を撮ってもいいというので、遠慮なくパチり。携帯の電源をきっちりOFFにして準備万端。
ここで気づく、なんだか小学生が周りに以上に多い。
ん?ん?どうやら学校団体の席のど真ん中に僕がいる。
前はもちろん左右、後ろまで。何故、僕だけ・・・。
そしてなぜ、この席だけ開けておいたのか学校関係者様。
生徒である可愛らしい子達も『?』という表情。
『ごめんよ。少しばかり同級生で、いさせてくんろ』と心で思いながら、必死の笑顔で応戦。
【ビリー・エリオット】
映画『リトル・ダンサー(邦題)』ご存知の方も多いのではないのでしょうか。
ミュージカル版は大人になる前に終わり、映画とは少し違うのですが、とても素晴らしかった。主役の男の子はもちろん、細かいところまで創り上げられた演目でした。そしてなにより、舞台装置が凄すぎます。一体いくらかかっているのか(職業病です)一見の価値はありました。
『同級生でいさせてくれてthank you』と、ニヒルな笑顔でその場をあとにして、次に向かう場所は・・・・。
それでは次回。
橋本淳
2013年9月6日
ロンドン紀行 2日目 その1
2日目。
と言いつつ、1日目にどうしても書きたかった事を、ちょこっと。英国に着いたら必ず食そうと決めていたfish&chips。
それを早速1日目の晩に。感想は・・・。まずは大きい、顔よりはデカイ、タラの白身の揚げ物と、フライドポテトの山盛り。味付けはビネガーと塩。(お好みで何かしらを足す事を知らずに、このまま食しました。写真は食べかけで申し訳ない。)
・ ・・はい。一口目を食べて確信します。胸焼け街道まっしぐら、だと。
2日目。
胃で滞留しているものすごい量の油のおかげなのか、早めに就寝したからなのか、朝5時に起床。
今日の予定をのんびり立てる、残りのfish&chipsをつまみに。(そのまま捨てるのはあまりに気が引けたので。)
レンタルしたWi-Fi(ワイファイ)機器が不具合で繋がらなかったというのもあり、駅の近場のスタバに入店。安堵、通じる。(English)
海外のスタバでは、注文すると名前を尋ねられ、cupに客の名前を書き、出来上がった際に、その名前を呼んでくれるのです。(「アツシ」と何度も言ったのですが、「アチュ?」と間違えられるのです。まぁいいのです。Free Wi-Fiを利用するために毎日行っていたのですが、やはり「アツシ」の発音は難しいらしい。それならばと、3日目くらいからは「ジョン」やら「エドワード」などと名乗っておりました。怪訝な顔をする店員さんが面白かったのです。)
最寄り駅でOyster Card (Suicaのようなタッチ式のカード)を手に入れ、地下鉄でロンドン市内へ。
まずはTKTSでその日、観劇する舞台の半額の当日券を購入。(海外では前売りよりも当日券のほうが安いのです。実にいいシステムです。)
演目はBilly Elliot。映画『リトル・ダンサー』のミュージカル版です。舞台は14時半からだったので、時間はたっぷりある、ということで念願の街歩きを。(これがこの旅の本来の目的なのです。忘れてますが。)
ピグマリオンの冒頭の部分にも登場する、コヴェント・ガーデンへ。
冒頭のシーン、コヴェント・ガーデンに隣接するセント・ポール教会の入り口でフレディの母と妹(エインスフォード・ヒル夫人とクララ)が雨宿りしている所から始まります。
戯曲で読んだ風景が目の前に。何とも言えぬ高揚感に包まれました。天気は英国らしく生憎の曇り空ではありましたが、僕の心は晴れやかでした。
ロケ地めぐりのツアーのどこが面白いのかと思っていたのですが、この瞬間からは肯定派に早変わり。自分でもこの早変わりには驚きです。
※ コヴェント・ガーデンとは
ロンドン中心部のウエストミンターにある地区。チャリング・クロス駅から北に約500メートル程のところに位置する。
1974年頃まで、野菜や果物の卸売り市場が置かれていた。現在はその跡地を利用してショッピング・センターになっており。色んな小さなお店が軒を並べています。そして至る所でパフォーマー達が芸を披露しています。アンティークや古着等のマーケットも人気です。
(詳しくはご自分の目で見に行くのもよし、ネットで調べるもよし。僕の情報はきっと正しくないところもあるので、その点はご了承ください。)
気づけば2時間くらいはこの周辺をブラブラしていたと思います。
そのくらい居心地が良かったのです。まさか、僕の先祖は欧州人・・・?なんてTHE和顔をして何を言ってるんだ、というところで今回はここまで。
コヴェント・ガーデンへは天気がいい日にも訪れたので、その時の写真もその内、公開します。お楽しみに。
橋本淳