ブログ

スタッフのつぶやき

ここでも、熱き戦いが!

hpimg_13002稽古場では、連日、朝から晩まですごい集中力で稽古が行われていますが、新国立劇場の食堂では、こちらも熱き戦いが…。

実はこれ、「ヘンリー六世」休憩中に提供する、特別メニューの開発会議です。

通し上演の日は、第一部開演が朝11:00、第三部の終演は夜22:00近い予定なので、お客様のお食事の心配がないよう、こちらも日夜、研究と試作を重ねています。

新国立劇場には、マエストロというイタリアン・レストランがあります。それに、出演者、スタッフが利用する楽屋食堂もあります。それに、各劇場で開演前、休憩時間に営業しているビュッフェがあります。

「ヘンリー六世」の公演中は、3つの劇場を回しながら、短時間で一気にお客様のお腹を満たすため、このすべての厨房の総力を結集して、ロビーでお召し上がりいただける特製のお弁当を提供する予定。

今、時間とお値段と人手、そしてお客様の人数を想定して、まさに熱い戦いが繰り広げられています。

鋭意開発中のこのお弁当、ハッキリ言って、充実してます。とてもいいものを使っています。味にはちょっと厳しいわよ、という方にも、きっとご満足いただけると思います!

間もなく、この特設サイトでメニューをお知らせして、事前にご予約を承る予定です。「ヘンリー」ともども、こちらもお楽しみに。(な)

稽古の進め方。

三部作、9時間の作品の稽古をどのように進めていくのか……。想像するのは、なかなか難しいですよね。

われわれも、稽古に入るかなり前から、いろいろ考えました。一日を三部に分けて、一部の時間(たとえば、10時~13時)、二部の時間(たとえば、14時から17時)、三部の時間(たとえば、18時から21時)と、毎日三部三本の芝居を並行して進めていくことも検討していたのですが、実際は、一部を初めから順に2、3日かけて稽古し、次の数日で二部、さらに続けて三部、というように進めています。

つまり、9時間の作品をひとつ、初めからじっくりと創っていくということなんですよね。三本の作品でなく、一本の芝居なんだ!と実感しています。

でも、ひと通り最後まで当たり、次に同じ場面を稽古できるのが一週間以上もあとになってしまう。それで、スタッフ・キャストのみなさん、貴重な稽古時間に、それはそれはすごい集中力とタフネスさを発揮して下さっています!(ま)

ケアードさんの特別講座を掲載しています

「ヘンリー六世」公演期間中には、無料連続講座「シェイクスピア大学校」が開かれます。

豪華講師陣をお迎えする予定ですので、チェックよろしくお願いします。

 

この「シェイクスピア大学校」ですが、今年の5月、プレ企画として、「開校記念特別講座」と題して、演出家のジョン・ケアードさんのレクチャーを行いました。

この特別講座、実はほぼ完全な記録を、Web上で公開しています。読み応え十分です! 講座を聞き逃した方、ぜひぜひ、Webでお読みください。

ケアードさんの特別講座の記録は、こちらです。(な)

赤バラと白バラの再利用

7月21日の制作発表で、キャストのみなさんが一輪ずつ手にしてくださった赤バラと白バラの花(制作発表動画レポートを参照)が、演出部・小道具スタッフの手により早変わり。稽古場で再利用されています。

第一部の前半、「ロンドン、テンプル法学院の庭園」の場。のちの薔薇戦争に発展する有名な場面ですが、ここは史実ではなく、シェイクスピアの創作です。ランカスター家のサマセット(水野龍司さん)とヨーク家のリチャード・プランタジネット(渡辺徹さん)が激しい法律論争を繰り広げ、居合わせた貴族たちが、どちらに賛同するかを、両家の紋章の赤バラか白バラを手折ることで表明するシーン。のちの戦いを予言するような、印象的なシーンです。

薔薇戦争(Wars of the Roses)なる名前は、19世紀の小説が起源とされています。

実際の舞台では、どのようなバラがどんな様子で登場するか、乞うご期待!!(ま)

before

before

after!

after!

henryimg_1161

鵜山さん、千葉にて

p1010659

本日、稽古はお休み。

鵜山さんは、ちば演劇を見る会さんにお伺いして、

「ヘンリー六世」の面白さを語りました。

やりがいのある演出に「稽古場にいるのが楽しくて楽しくて」と。

参加してくださった中には、メモをとったりする熱心な方々も大勢。

なごやかなひとときとなりました。

  • 11月 2009
    << 2009 年 11 月  
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  
  • 関連サイトバナーリンク

    2人からのメッセージチケット情報クラブ・ジ・アトレ新国立劇場

ページの先頭へ