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おススメ!『トミイのスカートからミシンがとびだした話』④演出家・田中麻衣子
第19期生公演『トミイのスカートからミシンがとびだした話』(11月11日(火)~16日(日))初日までカウントダウン開始となりました!
今回は演出家・田中麻衣子のこれまでの軌跡をご紹介をしつつ、その魅力に迫ります!![]()
△田中麻衣子近景
【略歴】
1978年7月15日生まれ。兵庫県宝塚市出身。
日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業。2014年度文化庁新進芸術家海外研修制度にてロンドンで研修。新国立劇場演劇研修所学年担任(3年次)。
日本の近代、新作戯曲からギリシャ悲劇やシェイクスピアなどの海外古典、新作ミュージカルなど多岐にわたり手掛け、きめ細かい丁寧な作品作りに定評があります。
2022年11~12月、KAAT神奈川芸術劇場にて上演された演出作品『ライカムで待っとく』が、第30回読売演劇大賞作品賞を受賞し、同作品は2024年5~6月、同劇場にて再演されました。
2025年7~8月、世田谷パブリックシアター シアタートラムにて上演された演出作品『キャプテン・アメイジング』(作:アリスター・マクドウォール)が好評を博しました。男性俳優の一人芝居である同作品がトリプル・キャストで組まれていたことも話題となりました。
『トミイ...』の後、2026年1月、村上春樹原作、フィリップ・ドゥクフレ演出・振付「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の演出補を務めることとなっており田中麻衣子は、今、注目の演出家の一人です。
新国立劇場演劇研修所では、2008年2月、第1期生修了公演より演出家・栗山民也氏の演出助手を務め、講師補佐、講師(コーチ)を経て、2011年度よりアソシエイトディレクター、2020年度より学年担任(3年次)を務めています。
また、2012年より研修公演の演出を担当。研修所では、以下のとおり国内外の名作を幅広く採り上げています。
2012年9月 朗読劇『ハーメルンの死の舞踏』(作:ミヒャエル・エンデ)
2015年10月 『血の婚礼』(作:フェデリコ・ガルーシア・ロルカ)
2016年11月 『ロミオとジュリエット』(作:ウィリアム・シェイクスピア)
2017年10月 『ある階段の物語』(作:アントニオ・ブエロ・バリェホ)
2018年10月 『トミイのスカートからミシンがとびだした話』(作:三好十郎)
2019年8月 日英演劇アカデミー国際交流公演『怪物/The Monster』 (脚本:アゴタ・クリストフ)
*この公演は、第14期生(2年次)が英国マンチェスター・メトロポリタン大学演劇学校2年生を迎えて共演しました。
2020年8月 朗読劇+ダンス『オズマ隊長』(原作:手塚治虫)
2021年10月 『七本の色鉛筆』(作:矢代静一)
2022年10月 『燃ゆる暗闇にて』(作:アントニオ・ブエロ・バリェホ)
2023年11月 『君は即ち春を吸ひこんだのだ』(作:原田ゆう)
2024年8月 朗読劇『風が吹くとき』(作:レイモンド・ブリッグズ)
田中麻衣子が演出を務める『トミイのスカートからミシンがとびだした話』の上演は11月11日(火)から16日(日)まで、新国立劇場小劇場にて。詳細はこちら。チケット絶賛発売中!お見逃しなく!