カリキュラム・講師紹介

演劇研修所の3年間

研修1年目

俳優としての基礎固め-演劇に主体的に関わる

1年次は、さまざまなバックグラウンドを持った研修生たちが、研修所で学ぶための共通の方法を身につけ、演劇についての認識を新たにする期間です。
「声と演技」「身体と言葉と演技」「歌唱と演技」など、身体と言語をつなぐ基礎的な訓練に力点をおきます。また、あわせて「戯曲を読む」「戯曲研究」により、戯曲や言葉に対する理解力を高め、言葉が俳優の身体を通して台詞として実体化されるプロセスを学びます。
また、劇作家、評論家、舞台技術者による演劇史や理論のレクチャーによって、演劇の本質についての思考能力を鍛えます。

1年目の主な授業

研修2年目

キャラクターを創造する-俳優としての出発

2年次は、「シーンスタディ」を中心的な授業とします。
さまざまな役柄に挑む過程で、俳優として「心」「身体」「声」を自由に使ってキャラクターを創造すること、相手役の存在を意識することを習得し、戯曲の提示する世界を全体として把握する力を養います。また、一つの演技術に固執せず、日本の伝統芸能を含むさまざまな演技術を学習することにより、現代の多様なスタイルの演劇に対応でき、演出家の要望に応えられる訓練も行います。
基礎科目は、研修生のレベルや課題に応じた個別トレーニングに発展し、戯曲分析、理論、技芸(アクション、殺陣、歌唱など)の授業も「シーンスタディ」と連携された内容で構成されます。

2年目の主な授業

研修3年目

役柄を確立する -舞台人として働く

3年次は、俳優としての実践的な舞台実習を行います。
環境の異なる空間での公演を通じて、幅広い演技を身につけるとともに、劇場スタッフなどとの関わりの中で、プロの俳優としての自覚を養います。
また、国内研修やアウトリーチ活動を行い、豊かな知識や見聞を広げます。
特別授業として、所作、マイムなどに触れ、俳優としての多様な技術を身に着けます。

3年目の主な授業

主な授業と講師

呼吸と身体の使い方にフォーカスを置いた発声に基本から取り組むと同時に、俳優として重要なあらゆる場面においての柔軟な発想力や豊かな想像力を培います。また、それらに対応できる身体と声の使い方を学び、自分のイメージと表現とを繋げていく訓練を行います。

声

講師紹介

窪田壮史

俳優。演劇研修所第1期修了生。新国立劇場『舞台は夢』『西埠頭 QuaiOuest(ケ・ウエスト)』『ピグマリオン』『三文オペラ』ほか多数の舞台に出演。指導者としても日本各地でワークショップの講師をつとめている。玉川大学芸術学部非常勤講師、都立総合芸術高校講師。演劇研修所学年担任。

竹田まどか

俳優、声優、ヴォイストレーナー。桐朋学園大学短期大学部専攻科演劇専攻修了。エコー俳優声優アカデミー、俳優のためのコンディショニング講座講師。各プロダクションでヴォイスの個人レッスンを行う。渡辺ミュージカル芸術学院、埼玉県立芸術総合高校舞台芸術科講師も務めた。

声とことば

「それぞれの内にある言葉を耕し、それを使って、他者と繋がる」「日本語の音を知り、体現する」この二本の柱を中心に、発声のための身体の確かめ、発声、50音から、わらべ歌、万葉集、日本の現代詩等々、さまざまなテキストを用いて探求します。

声とことば

講師紹介

飯原道代

ナラティブシアター土の子代表。声とことばの教室。桐朋学園演劇専攻を卒業後、劇団俳優座を経て、叙述演劇を目指す創造団体・土の子を立上げる。劇団俳優座、イッツフォーリーズ、劇団風の子で講師をつとめる。新劇俳優協会会員。

マイズナーテクニック

リアルな演技をするためには、楽器(自分自身)がチューニングされている必要があります。1年次はレペテション練習を通し、感性、感受性を豊かにし、相手と共鳴しリアルに生きること学びます。2年次にはアニマルなどのキャラクターワークを中心に学び、舞台上で、思考を使わず本能や衝動に動かされる演技を目指します。

講師紹介

ボビー中西

演技講師。1990年渡米、サンフォード・マイズナーに師事。2018年『リアリズム演技』刊行。製作・演出『男が死ぬ日』バッカーズアワード演劇奨励賞プロデュース賞受賞。東京大学、九州大谷短期大学非常勤講師。全米映画俳優組合員、NYアクターズ・スタジオ生涯会員、BNAW主宰。

青山 治

俳優、マイズナー・テクニック講師。2002年渡米。Black Nexxus(現スーザン・バトソン・スタジオ)のロベルタ・ウォラック氏他、エリザベス・ケンプ氏にも師事。ジェームス・プライス氏よりマイズナー・テクニックを学ぶ。スーザン・バトソン著『TRUTH』を翻訳出版。BNAW所属。

歌唱

ジャンルを問わず様々な楽曲を取り上げ、歌うための発声、滑舌、表現方法を学びます。俳優として、芝居の中で歌詞の意味を伝えられる歌を歌うための技術を養います。

講師紹介

伊藤和美

名古屋音楽大学声楽科卒業。2005年文化庁新進芸術家海外研修制度でイギリスにて研修。1985年より2006年までパフォーマンスグループ「時々自動」に所属し、作曲とパフォーマーを担当。演劇、オペラ、ミュージカルのスタッフ、特に歌唱指導として新国立劇場他多数の公演に参加。

ダンス

ダンスの基本であるバーレッスンから始め、最終的には振付を覚えて、音楽やリズムに合わせて踊れるようになることを目指しています。ダンス用語にも慣れ、ダンスシーンのある作品にも対応できる能力を養います。

ダンス

講師紹介

河野有紀子

舞踊家。小林紀子バレエシアターを経て、前田清実主宰ドラスティックダンス""O""所属。A-yoga Mind and Body Movement Therapy認定トレーナー、GYROTONIC®認定トレーナー、Expansional Pilates Association認定トレーナー。新国立劇場ではダンス『きらめく背骨』、演劇『世阿彌』に出演。

アクション

「フレキシブルな身体表現力を身につける」ことを目標に、1年次ではマット運動やボディアクションを通じて体捌きなどの基本動作を学び、俳優に必要な身体性やスキルの向上を目指します。2年次では殺陣を基礎から学び、終盤には習得したスキルを活かしたシーンスタディとして作品の授業発表を行います。

アクション

講師紹介

渥美博

俳優、殺陣師。1989年に『盲導犬』で殺陣師デビュー。ドラマ、映画、舞台のステージングを多数担当。新国立劇場では『斬られの仙太』やシェイクスピア歴史劇シリーズ等多数担当。演劇研修所でも『ロミオとジュリエット』『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』に参加。

亀山ゆうみ

俳優、演出家、アクション・殺陣講師。TEAM HANDY代表。近年の担当作品は『イヌの仇討』『めんたいぴりり』等。文学座、東京都立総合芸術高等学校、新国立劇場オペラ研修所でも講師を務める。新国立劇場では『マリアの首』を担当。

トレーニング

俳優に必要な基礎的体力をつけ、バランスのとれた身体作りの為のトレーニング、身体の意識の作り方、セルフケアについて学びます。また、身体作りのための栄養学についても学習します。

トレーニング

講師紹介

柴田彰彦

personal trainer、整体師、舞台コンディショニングコーチ、身体表現コーディネーター。アスリートやアーティストなどそれぞれの活動や目的に応じたサポート、コーチを行う。数々の舞台コンディショニングコーチ、動きや形を骨格から指導するコーディネーターも務める。

アレクサンダー・テクニーク

無意識に持っている身体の緊張や力み、癖に気づき、それと向き合うことで、基点となる身体を取り戻す事を目指します。身体のメカニズムを知り、意識とのズレを観察し、身体感覚の受容と言語化、思考の整理、ハンズオンワークなどのプロセスを通じて、自らの心身を洗練させ、表現につなげる力を身につけます。

アレクサンダー・テクニーク

講師紹介

石坪佐季子

アレクサンダー・テクニーク講師。アレクサンダー・テクニーク国際協会(ATI)講師。米国アレクサンダーアライアンス卒業。アメリカ、カナダ、ドイツ、韓国で講師の経験もある。国内外の各地でワークショップなど行い、国際的に教師養成にも力を入れている。

戯曲を読む

「シーンスタディ」の前段階として、演出家とともに戯曲を読み、戯曲に親しむとともに、戯曲への向き合い方、読み方の基礎を身につけます。授業によって、多様な多数の戯曲を読む場合と1つの戯曲を精読する場合があります。

戯曲を読む

講師紹介

宮田慶子

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西川信廣

演出家。文学座所属。1986年文化庁芸術家在外研修員としてイギリスで研修。商業演劇から小劇場まで幅広く活動。芸術選奨・文部大臣新人賞等受賞多数。日本劇団協議会会長。日本演出者協会理事。演劇研修所では朗読劇「ひめゆり」等を演出。新国立劇場演劇研修所副所長。

西沢栄治

演出家。JAM SESSION主宰。日本演出家協会「若手演出家コンクール2003」最優秀賞受賞。最近の演出作品に『楽屋』『ヴェニスの商人』『フランドン農学校の豚』等。新国立劇場では『あーぶくたった、にいたった』を演出。

鵜山 仁

演出家。文学座所属。1983年文化庁芸術家在外研修制度でパリにて研修。紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞等受賞多数。 新国立劇場では、シェイクスピア歴史劇シリーズ等多数演出。元新国立劇場演劇芸術監督(2007-2010)。

日本舞踊

日本の伝統芸能のひとつである日本舞踊の基礎を学ぶことで、伝統文化への理解を深め、日本特有のしぐさなど日常生活の中での「和」への意識を高めます。着物の着方、帯の結び方から始め、基本である拍子、お扇子の役割などを学び、そして、数曲の邦楽の踊りをその役柄や背景とともに学んでいきます。

日本舞踊

講師紹介

花柳 和

舞踊家。日本舞踊花柳流師範、花柳流理事。西原 和総合舞踊教育研究所、花柳 和舞踊研究所(和の会)を主宰。お茶の水女子大学、和光大学、聖心女子大学等や那須みふじ幼稚園(現職)にて舞踊講師をつとめ、日本舞踊を通して伝統文化を指導。日本舞踊協会会長賞、全国舞踊コンクール第1位文部大臣賞など受賞多数。

三味線

日本の伝統的な楽器である三味線音楽、長唄を基礎から学び、いくつかの曲を仕上げていきます。楽器の持ち方から学び、ひとつの楽器を初歩から習う経験によって、どれほどの練習で楽器の習得ができるのかを自分で知ることも、将来の仕事に役立てることができます。

三味線

講師紹介

杵屋巳織

邦楽家。人間国宝の杵屋淨貢師に師事。杵巳流師範、東京芸術大学卒業。長唄東音会同人(東音 山口由紀)所属。TV、ラジオ、劇場等幅広く演奏活動を行う一方、国立劇場養成課、桐朋芸術短期大学でも講師をつとめる。「長唄 織音会」を主宰。

美術

美術、絵画という表現手段によって、異なる視点から自分を見つめます。実際に作品を創り上げながら、演劇ではない新しい表現を想像し、創造し、発見し、挑戦することで、表現することの楽しさ、多彩さを再認識し、表現の幅を広げます。

美術

講師紹介

本多桃佳

イラストレーター、美術家。東京藝術大学絵画化油画専攻卒業。舞台美術家松井るみ氏に師事。『NARUTO』『1789~バスティーユの恋人たち~』などの背景映像原画制作など。イラストから絵画、舞台美術まで幅広く手がける。

日本演劇史

我が国では明治維新後の文明開化で西洋スタイルの演劇を導入し、能・狂言、歌舞伎、人形浄瑠璃文楽などの伝統的な演劇だけでなく、新しい表現形式を使った創作活動を模索してきました。「世界標準の演劇」を目標に試行錯誤を続けた先人たちの150年に及ぶ歩みを、令和の時代を迎えた日本演劇の視点から振り返ります。

講師紹介

杉山 弘

演劇ジャーナリスト。読売新聞社の記者、デスクとして30年にわたり、劇評や読売演劇大賞の運営を担当。2017年に退社後、読売新聞をはじめ専門誌「テアトロ」「join」などで原稿を執筆。日本劇団協議会理事。

西洋演劇史・戯曲研究

俳優の視線で、ギリシア演劇から現代演劇までの演劇形態や劇場の変遷をたどりつつ、役者と観客の関係や戯曲の有り様の変化を概観します。「演劇」という1ジャンルの中にも、多様な演劇があったことを知り、これから舞台に立つための実践力を支える知識を培います。「知は力なり」を実感してほしいです。

西洋演劇史・戯曲研究

講師紹介

河合祥一郎

翻訳家、東京大学教授。ケンブリッジ大学及び東京大学よりPh.D/博士号取得。主著に『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)等。角川文庫よりシェイクスピア新訳を刊行中。Kawai Project主宰。第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。元日本シェイクスピア協会会長。

戯曲研究

海外、日本の戯曲必読書24冊を読み、レポートを提出したのち、授業を行います。それぞれの戯曲の特徴、作者の意図などについて分析を行いながら、俳優として戯曲を読むとはどういうことかを考え、理解し、そして実践できるようにすることを目指します。

戯曲研究

講師紹介

河合祥一郎

翻訳家、東京大学教授。ケンブリッジ大学及び東京大学よりPh.D/博士号取得。主著に『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)等。角川文庫よりシェイクスピア新訳を刊行中。Kawai Project主宰。第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。日本シェイクスピア協会会長。

舞台監督の仕事

俳優として公演に出演する際に、稽古や舞台での舞台監督の仕事としての「時間の管理と安全の確保」など、幅広い仕事を質問など話し合いながら学んでいく授業です。俳優として舞台監督や演出部との関わりがとても重要であるという事についても取り上げます。

舞台監督の仕事

講師紹介

田中伸幸

舞台監督。2002年演劇集団 円に入団。木村光一、つかこうへい、栗山民也、鵜山仁、森新太郎などの演出作品で舞台監督を務める。第10回読売演劇賞優秀スタッフ賞受賞。2009年韓国舞台監督協会発足に協力。「舞台技術の共通基礎」(共著)「舞台監督読本」(共著)。桜美林大学特任講師。

サロン

演劇、舞台関係のみならず、様々なジャンルの専門家の方々からお話を伺い、多彩な分野の価値観に触れ、幅広い視野を養います。

サロン

講師紹介

栗山民也

演出家。早稲田大学文学部演劇科卒業。紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞 最優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞、毎日芸術賞千田是也賞、朝日舞台芸術賞、紫綬褒章等受賞。元新国立劇場演劇芸術監督(2000-07)。演劇研修所では開所~2016年3月まで所長を務める。

小川絵梨子

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細野晋司

カメラマン。1990年からフリーランスで活動。新国立劇場、Bunkamuraシアターコクーン、さいたま芸術劇場、世田谷パブリックシアター、KAAT 神奈川芸術劇場等で舞台写真を撮影。主な作品集に『知らない顔』『コクーン歌舞伎』『PASSION 蜷川幸雄 舞台芸術の軌跡』等。

ボディ・コンディショニング

常によりよいパフォーマンスを発揮するための、日々のセルフケアの重要性を自覚し、それを自ら行う方法を身につけることを目的としています。コンディションの整え方、呼吸テクニック、集中力を養う方法、体幹強化トレーニングなどを身につけ、修了後も自分で自分の基礎力を高めていくための基本を習得します。

講師紹介

橋本佳子

ボディ・コンディショニングコーチ。1985年文化庁芸術家在外研修員として英国にてM.Lane氏(バレエ)J.Lawson氏(コーチング)A.Herdman氏(ピラーティス、ダンサーの怪我と予防)の元で研修。1990年ピラーティスマシンスタジオ ボディーワークス設立。新国立劇場バレエ、オペラ研修所でも講師を務める。

身体と言葉と演技

プロの俳優、魅力のある俳優に必要な身体の使い方と、生きた言葉の伝え方を学びます。自分の身体を使って、自分の声を使って、どのようにして書かれた言葉を生きた言葉にして、観客の心に届けるかを探求していきます。

身体と言葉と演技

講師紹介

高泉淳子

俳優、劇作家、演出家。早稲田演劇研究会で演劇を始め、卒業後1983年に遊◉機械/全自動シアターを結成。2008年解散まで主演、劇作をつとめる。1994年『ラ・ヴィータ』で文化庁芸術祭賞、2013年『ホロヴィッツとの対話』『ア・ラ・カルト2』で第21回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。

狂言

日本の伝統芸能のひとつである狂言を体験します。能楽や能舞台についての基礎知識を深め、狂言の基本である小舞や謡を習得し、その独自の発声や型といわれる所作、間の取り方などを体験します。最終授業では、狂言の発表を行います。

狂言

講師紹介

高野和憲

狂言師。野村万作に師事。国立能楽堂・能楽三役第四期研修修了。重要無形文化財総合指定保持者。「狂言ざゞん座」同人。朝日カルチャーセンター講師。東京のほか新潟県柏崎市にも狂言教室を持ち、全国各地で狂言講座・ワークショップの講師を務める。

深田博治

狂言師。野村万作に師事。国立能楽堂・能楽三役第四期研修修了。重要無形文化財総合指定保持者。「狂言ざゞん座」同人。大分市で「狂言やっとな会」を主宰。朝日カルチャーセンター講師。東京のほか大分市、福岡市に狂言教室を持ち、全国各地での狂言講座・ワークショップの講師を務める。

戯曲読解

一つの戯曲を取り上げ、それらを緻密かつ複合的に分析しながら、「目的」「障害」「要求度」「賭けだか」「作戦」等のサブジェクトを駆使し、俳優として主体的に戯曲を読み解く方法を学びます。

戯曲読解

講師紹介

木村早智

演技・ムーブメント講師、ムーブメントダイレクター、演出家。王立セントラル校修士課程卒。2001年度文化庁芸術家在外研修制度で渡英。2017年まで俳優として日本、ロンドン、ヨーロッパで活動。現在ロンドンの演劇学校で講師を務めると共に様々な作品でムーブメントダイレクションを行う。

シーンスタディ

古今東西の戯曲をテキストに、演出家のもと場面を立ち上げていく授業です。役柄に挑む過程で、俳優として、心、身体、声を使ってキャラクターを創造し、相手役を意識することを習得し、戯曲世界を把握する力を養います。また、一つの演技術に固持せず、多様なスタイルの演劇に対応し、演出家の要望に応える訓練も行います。

シーンスタディ

講師紹介

宮田慶子

詳細はこちら

小林七緒

演出家、俳優。流山児★事務所所属。日本演出者協会常務理事。2001年若手演出家コンクール最優秀賞受賞。2000年度芸術家在外研修制度でカナダにて研修。近年の出演作品に『ヒ me 呼』『不思議の国のアリス』、演出作品に『少女都市からの呼び声』『夕食の前に』等。演劇研修所学年担任。

田中麻衣子

演出家。日本大学芸術学部演劇学科卒業。2014年文化庁派遣新進芸術家制度でロンドンにて研修。主な演出作品に『地熱』『A New Musical ゆびさきと恋々』『どうぶつ会議』等。Théâtre MUIBO主宰。演劇研修所公演の演出に『七本の色鉛筆』等多数。演劇研修所学年担任。

今井朋彦

俳優。演出家。舞台、TV、映画等、幅広い分野に出演する一方で演出家としても活動。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀男優賞、第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。新国立劇場作品にも多数出演。

岡本健一

俳優。舞台・TV・映画・音楽活動等多方面で活躍。第45回菊田一夫演劇賞、第26回読売演劇大賞最優秀男優賞、第12回・第17回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2020年『リチャード二世』にて紀伊國屋演劇賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。新国立劇場作品にも多数出演。

鐘下辰男

劇作家、演出家。演劇企画集団「THE・ガジラ」主宰。桜美林大学芸術文化学群教授。1987年「THE・ガジラ」創立。文化庁芸術選奨新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞受賞。

上村聡史

演出家。2009年度文化庁新進芸術家海外留学制度にてイギリス・ドイツに留学。紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、千田是也賞など受賞多数。新国立劇場での作品に『斬られの仙太』『オレステイア』『城塞』『アルトナの幽閉者』等。スタジオ・サポート委員。

黒岩 亮

演出家。1985年劇団青年座に入団。1989年『勇者達の伝説』で青年座スタジオ公演初演出、1994年『カデット』で本公演初演出。1997年『見よ、飛行機の高く飛べるを』で文化庁芸術祭大賞を受賞。最近の演出作品に『コルセット』『残り火』『ズベズダ・荒野より宙へ』など。

谷 賢一

作家、演出家、翻訳家。DULL-COLORED POP主宰。2013年『最後の精神分析』にて第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞受賞。2019年『福島三部作』で第64回岸田國士戯曲賞、第23回鶴屋南北戯曲賞受賞。新国立劇場では『白蟻の巣』を演出。

千葉哲也

俳優、演出家。演劇企画集団THE・ガジラ旗揚メンバー。第39回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。読売演劇大賞では優秀男優賞、優秀演出家賞を3度ずつ受賞。新国立劇場では『キネマの天地』 『焼肉ドラゴン』等多数出演。演出作品に『怒りをこめて振り返れ』『反応工程』等。

山崎清介

俳優、演出家。1995年~2019年まで「子供のためのシェイクスピア」に出演、演出・脚本も手掛ける。平成22年度紀伊國屋演劇賞団体賞、平成24年度児童福祉文化賞特別賞受賞。新国立劇場では『イロアセル』『世阿彌』『十二夜』(演出も)等に出演。演劇研修所試演会『尺には尺を』を演出。

戯曲分析

チェーホフの戯曲を題材に、戯曲の劇世界を構成する具体的な背景を学びながら、戯曲を分析し、演技に繋げる力を養います。

戯曲分析

講師紹介

島守辰明

俳優、演出家。兵庫県立ピッコロ劇団員。日本演出者協会国際部、関西ブロック役員。2003年度文化庁新進芸術家海外研修制度でロシア・国立マールイ劇場等にて研修。その後、ピッコロ演劇学校や近畿大学、高校演劇部等で講師をつとめる。平成28年度尼崎市民芸術賞受賞。

ムーヴメント

思いもよらない自由な発想から生まれる身体の動きや特徴を体験することによって、新しく発見すること、挑戦することの楽しさ、豊かさ、大切さを学びます。また、音楽に合わせて踊る楽しさや魅力に改めて気づくことができます。

ムーヴメント

講師紹介

近藤良平

ダンサー、振付家。ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰。朝日舞台芸術賞・寺山修司賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。NODA・MAP『THE BEE』等俳優としても活躍。新国立劇場『音のいない世界で』『かがみのかなたはたなかのなかに』『イヌビト~犬人~』では出演・振付。彩の国さいたま芸術劇場次期芸術監督。

スズキ拓朗

振付家、演出家、ダンサー。ダンスカンパニー「CHAiroiPLIN」主宰。舞踊批評家協会新人賞、芸術祭新人賞等受賞多数。「コンドルズ」所属、NHK「みいつけた」振付・出演他、演劇作品の振付も多数。多摩美術大学等で非常勤講師。演劇研修所公演では朗読劇+ダンス『オズマ隊長』のダンス作品を演出・振付。

所作

日本物の作品を演ずるときに不可欠な、基本的な所作事を学びます。歩き方から下駄の履き方、脱ぎ方、たすき掛け、煙管の吸い方、傘の差し方、ご飯のよそい方など内容は多岐に渡ります。最後は「大つごもり」を題材に、芝居をしながらの、より効果的な多数の所作事にも挑戦します。

所作

講師紹介

石原舞子

俳優。養成所アクターズハウス(菅原謙次校長、坂東玉三郎副校長)を経て、1988年劇団新派に入団。菅原謙次に師事。同年新派公演「お玉の行く道」で初舞台。97年国立劇場「天守物語」亀姫役で注目される。新派公演他多数の舞台、映像で活躍。日本俳優協会奨励賞受賞。

マイム

マイムの基礎を学びながら、言葉を使わず、身体だけで表現することの楽しさ、豊かさに触れます。さらに、伝統的なマイムを体験し、最終的には自由に表現することにも挑戦します。

マイム

講師紹介

さとうゆみ

マイム俳優、指導者。あらい汎に師事。2014年よりポーランドに移り、マイム劇、指導法を学ぶ。トマシェフスキ州立パントマイム劇場のカシャ・ソビシェフスカ女史に師事。ワルシャワ国際マイムフェスティバル等に参加。2019年に帰国後、各地で指導、パフォーマンスを展開。

アウトリーチ

演劇活動への社会的関心を喚起し、研修生にも俳優及び(俳優としての)社会貢献への自覚を促すために、演劇に接する機会の少ない人々の元を訪れて公演などを催すアウトリーチの活動に力を入れています。主に3年次生の授業の一環として積極的に取り組み、東京都立葛飾盲学校への訪問演劇等に参加しています。

アウトリーチ