2020/2021シーズン

【無観客ライブ配信(無料)】コッペリアCoppélia Ballet by Roland Petit

配信日:
2021年5月2日[日]~5月8日[土](全4回)
予定上演時間:
約2時間(休憩含む)

Introductionはじめに

フランスのエスプリ薫る、洒脱で心に残る名作バレエ

ローラン・プティが画期的な演出と振付で創作した『コッペリア』は、1975年にマルセイユ・バレエで誕生しました。それまで世界中で上演されていた『コッペリア』が19世紀の時代精神を体現するバレエだとすると、本作品は現代に生きる人々が主人公で、時代を超越した人生と愛がテーマとしてはっきり浮き上がります。プティ自身が演じたコッペリウスの名演が今でも語り継がれる、彼の代表作です。プティ独特のユーモアやフランス流の洒落た仕掛けの妙味はもちろん、ラストに待ち受ける奥深いメッセージが心に残る作品です。

緊急事態宣言を受けて本公演は中止になりましたが、全4キャストの公演を無観客で上演し、無料でライブ配信いたします。

Logo Ambassade_IFJ_RVB.jpgのサムネイル画像

後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

Schedule公演日程

配信日程

2021年5月1日(土)14:00 ※公演中止(4月24日更新)

2021年5月2日(日)14:00

配信は終了しました 配信アンケートはこちら



2021年5月4日(火・祝)14:00

配信は終了しました 配信アンケートはこちら



2021年5月5日(水・祝)14:00

配信は終了しました 配信アンケートはこちら



2021年5月8日(土)14:00

配信は終了しました 配信アンケートはこちら





予定しておりました全キャストについて配信を行います。

予定上演時間

約2時間(休憩含む)

ご注意事項

  • 本動画につきまして、無断複製はお断りいたします。
  • 見逃し配信はございません。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【振付】ローラン・プティ
  • 【音楽】レオ・ドリーブ
  • 【芸術アドヴァイザー/ステージング】ルイジ・ボニーノ
  • 【美術・衣裳】エツィオ・フリジェーリオ
  • 【照明】ジャン=ミッシェル・デジレ
  • 振付ローラン・プティ
  • 芸術アドヴァイザー/ステージングルイジ・ボニーノ
  • 美術・衣裳エツィオ・
    フリジェーリオ
  • 照明ジャン=ミッシェル・デジレ
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キャスト

2021年52日(日)14:00

  • スワニルダ米沢 唯
  • フランツ井澤 駿
  • コッペリウス中島駿野
配役表

2021年54日(火・祝)14:00

  • スワニルダ木村優里
  • フランツ福岡雄大
  • コッペリウス山本隆之
配役表

2021年55日(水・祝)14:00

  • スワニルダ池田理沙子
  • フランツ奥村康祐
  • コッペリウス中島駿野
配役表

2021年58日(土)14:00

  • スワニルダ小野絢子
  • フランツ渡邊峻郁
  • コッペリウス山本隆之
配役表

  • 【指揮】冨田実里
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

Profile

【振付】ローラン・プティ(Roland PETIT)

パリ生まれ。オペラ座バレエ学校で学んだ後、パリ・オペラ座バレエに入団。当時芸術監督だったセルジュ・リファールらに才能を認められるが、自由な創作の場を求めて20歳の時に退団。ジャン・コクトー、パブロ・ピカソなどの芸術家、知識人と交流しながら『若者と死』(1946年)、『カルメン』(49年)などの力作を次々と発表し、一躍時代の寵児となった。50~60年代には映画やミュージック・ホール、テレビの分野に精力を傾け、パリ・オペラ座バレエに振り付けた『ノートルダム・ド・パリ』(65年)以降さらに自由で洗練された表現に結びついていく。72年にマルセイユ・バレエの芸術監督に招かれ、98年に同団を退くまで、『アルルの女』『プルースト』(74年)『長靴をはいた猫』(85年)『マ・パヴロヴァ』(86年)など、多くの新作を発表。ダンサーとしても独自の存在感を発揮。プティが生み出すバレエの魅力はパリっ子らしい軽妙洒脱さ、小粋さにあると言われ、バレエ一筋の経歴ではなくミュージカルやレビューなどを手掛けた経験が自由さや柔軟さを作り出す。01年ボリショイ劇場での『スペードの女王』の制作などに対して、ロシアの最高国家章をフランス人で初めて受章した。2011年7月10日、スイスのジュネーヴで死去。

【芸術アドヴァイザー/ステージング】ルイジ・ボニーノ(Luigi BONINO)

イタリアのブラ生まれ。10歳の時にトリノでバレエを始める。1973年にクルベリ・バレエに入団し、プリンシパル・ダンサーとして『ロメオとジュリエット』などを踊る。75年にローラン・プティのマルセイユ・バレエに移籍。以来、『コッペリア』のコッペリウス、『若者と死』、『ノートル・ダム・ド・パリ』のフロロ、『こうもり』のウルリックなど、『長靴をはいた猫』の猫、『眠れる森の美女』のカラボスなど、数々のプティ振付作品を踊る。これまでにマーゴ・フォンテイン、ジジ・ジャンメール、ナタリヤ・マカロワ、カルラ・フラッチなどと共演。また91年にマルセイユで初演の『ダンシング・チャップリン』では彼の個性が遺憾なく発揮され好評を得た。プティ作品の指導をまかされており、ナポリのサンカルロ歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座バレエ、牧阿佐美バレヱ団、ボリショイ劇場などによる公演で、プティを補佐してきた。新国立劇場へは2002年ローラン・プティの『こうもり』初演で振付指導をおこなうと同時にウルリック役でも出演。軽やかな身のこなしと絶妙の演技でプティ・バレエの真髄を体現してみせた。その後、『こうもり』再演での振付指導に続き、新国立劇場バレエ団でのプティ『コッペリア』の上演でコッペリウスを踊り、振付指導も行った。

【美術・衣裳】エツィオ・フリジェーリオ(Ezio FRIGERIO)

建築を学んだ後、ミラノのピッコロ・テアトロで衣裳製作を手がけたことから舞台芸術分野にかかわるようになる。アート・ディレクターとプロデューサーも担当し、ピランデルロ『山の巨人たち』、ブレヒト『屠殺場の聖ヨハンナ』、シェイクスピア『リア王』、パリ・オデオン座で初演のコルネイユ『舞台は夢』、フィリッポ『大魔術』など重要な戯曲作品から独特の舞台を立ち上げる。オペラの美術デザインとしてはパリ・オペラ座でリリアーナ・カヴァーニが演出したケルビーニ『メディア』、モネ劇場のシュトラウス『エレクトラ』(ヌリア・エスペル演出)、ミラノ・スカラ座のヴェルディ『エルナーニ』(ルーカ・ロンコーニ演出)など、映画の美術も手がけラブノー監督の『シラノ・ド・ベルジュラック』では1990年アカデミー美術賞にノミネートされている。

【照明】ジャン=ミッシェル・デジレ(Jean-Michel DÉSIRÉ)

マルセイユ生まれ。地元マルセイユのオペラ劇場に就職し、プティと出会う。マルセイユ・バレエのツアーに同行して世界各地を回り、プティの妻ジジ・ジャンメールのショー公演にも参加する。1996年、プティがミラノ・スカラ座のカルラ・フラッチのために振り付けた『シェリ』で照明を担当。同年のパリ・オペラ座バレエでの『ノートルダム・ド・パリ』再演、その後スカラ座、牧阿佐美バレヱ団、ブエノスアイレスのコロン劇場での同作品上演にあたり照明を監修する。以後、マルセイユ国立バレエでの仕事を経てプティとの仕事を再開、『アルルの女』『プルースト』『デューク・エリントン・バレエ』『スペードの女王』など、世界各地のバレエ団でプティ振付作品が上演される際にスタッフとして参画している。

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Profile

【指揮】冨田実里(TOMITA Misato)

国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業、桐朋学園大学音楽学部にて指揮を学ぶ。堤俊作、湯浅勇治、松沼俊彦に師事。2013年日本バレエ協会『ドン・キホーテ』でバレエ指揮者デビュー。その後、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、バーミンガム・ロイヤルバレエの客演指揮者として『ロメオとジュリエット』『くるみ割り人形』『海賊』『コッペリア』『大地の歌』『ラ・シルフィード』『美女と野獣』を指揮したほか、井上バレエ団、NBAバレエ団、東京バレエ団の公演で指揮を務め好評を得る。また、指揮者の活動以外にも様々な分野でピアニストとして活躍の場を広げている。新国立劇場バレエ団では、数々のバレエ公演で副指揮者を務め、現在レジデント・コンダクター。『シンデレラ』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『アラジン』を指揮した。

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Storyものがたり

人気者の衛兵たちと女の子で賑わう街の広場。スワニルダはフランツに夢中だが、フランツの方は気もそぞろ。彼は、コッペリウスの家のバルコニーに座っているクールな美少女コッペリアに心惹かれているのだ。
「彼を惑わすコッペリアってどんな女の子なの?」居てもたっていられないスワニルダは、コッペリウスが落とした鍵を拾い、その留守宅に友人たちと忍び込む。

人形の腕や足などの部品が無数に置かれているコッペリウスの家。帰宅したコッペリウスは、スワニルダたちを追い出すと、コッペリアとシャンパンで乾杯。愛しそうに彼女の手を取りワルツを踊る。だが何をしてもコッペリアは無表情。それもそのはず、彼女はコッペリウスが作った自動人形だった。ダンディな紳士コッペリウスの秘密はそれだけではない。彼は、若いスワニルダに想いを寄せ、彼女そっくりに作った人形で、孤独を慰めていたのだった。

そこにコッペリアに会おうとフランツが忍び込んできた。コッペリウスは、彼を眠らせ、その魂を抜き出しコッペリアに注入。彼女を人間にしようというのだ。すると本当にコッペリアが動き出したではないか!コッペリアは気ままにふるまいコッペリウスを翻弄する。実はこれにはからくりがあった。スワニルダがコッペリアの振りをしていたのだ。真相が明らかになると、フランツは自分の本当の気持ちに気が付く。幸せな若いカップルは友人たちの祝福を受けるが、愛するものを失ったコッペリウスは独り茫然と立ち尽くすのだった。

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