アルマヴィーヴァ伯爵 | ロジーナ | |
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初演(2005.10) | F.v.ボートマー | R.シャハム |
再演(2006.12) | L.ブラウンリー | D.バルチェッローナ |
初演では、バルトロがフィガロにひげを剃ってもらっている間に、こうして本を読むふりをしながら、「こうやって駆け落ちしようね」と算段している。(写真右)
これを再演の際伯爵役のブラウンリーは何か違う本にしたいということで「プレイボーイ」になった。そして、最初は同じコンセプトでページをめくりながら、全然本とは関係なく2人で駆け落ちの話をしているのだが、だんだんとちらっと見た本に掲載されているグラビア写真の方に目がいってしまい、それに気がついたロジーナに、「あなたどんな雑誌を見ているのよ」と怒られてしまうという演技になっている。
また、これも再演時だけだが、舞台の右側で、フィガロが目にごみが入ったと大騒ぎをして観客の関心を自分に引きつけて、舞台の左側でのできごとを見られないようにしている。でも、本当に口の周りに泡を沢山つけて、実際に泡をフィガロに吹き付けている。そして観客が舞台の左に目を移すと伯爵が手にしていたはずの雑誌が新聞に変わっている。つまりロジーナはあんな雑誌なんか見ないで私のことをちゃんと見なさいと、でも伯爵の方は雑誌の方に興味があるという演出をしている。