2013年7月
2013年7月26日
今夜、どこかのバーで「バレエ・リュス」でもいかが?
蒸し暑い日が続く日本列島。仕事帰りに軽く冷たいお酒を一杯飲みたくなる日もありますよね。
そんな日におすすめしたいカクテルがあります。
その名も「バレエ・リュス」。
名前の由来はよくわかっていないようですが、このカクテルの名前がフランス語”ballet russe”であることからディアギレフ率いる「バレエ・リュス」にちなんで名付けられたものだと考えられています。
レシピはウォッカ、クレーム・ド・カシス、ライムジュースまたはレモンジュースをシェークします。
フランス・パリで一世を風靡したロシアのバレエ団ということで、ロシアの国民酒であるウォッカと、フランスで作られたクレーム・ド・カシスを入れているのでしょうか。
スタンダードカクテルではないので、お店によってはレシピを言わないと作られないかもしれません。
またニューヨークにある”Russian Tea Room”という店のバーテンダー、Brice Moldovanによって考案された違うレシピの「バレエ・リュス」も存在します。
この”Russian Tea Room”ですが、亡命してきたマリインスキー劇場バレエ(現)のメンバー達が開いた店で、バレエ・リュスのメンバーであるアレクサンドラ・ダニロワや、ジョージ・バランシンも通っていました。ジョーシ・バランシンの自伝でも、「話がしたいのかい、ではRussian Tea Roomに行こう。」と言った描写が出てきます。若き日のマドンナが働いていたとしても有名です。
こちらのレシピは2種類のウォッカ、ライチジュース、グラン・マルニエ・グレナデン シロップを使用します。
非常に飲みやすいお酒ですが、アルコール度数は高めなのでご注意を。
新国立劇場で「バレエ・リュス」を観たあとに、軽く一杯、「バレエ・リュス」はいかがですか?