新国立劇場オペラ研修所 試演会

G.メノッティ領事

Gian-Carlo Menotti"The Consul"
(全3幕 英語上演/日本語・英語字幕付/2台ピアノ伴奏)
公演日:
2022年7月17日[日]~18日[月・祝]
予定上演時間:
約2時間40分(休憩を含む)

Introductionはじめに

ピューリッツァー音楽賞受賞作品を新制作でお楽しみください!

今回の夏のオペラ研修所試演会はG.メノッティの『領事』を新制作でお届けします。
このオペラは1950 年に初演、世界各地で大成功をおさめ、その年のピューリッツァー音楽賞など数々の賞を受賞した作品でもあります。
指揮には新国立劇場開場記念公演『建・TAKERU』や『天守物語』を指揮した星出豊が久々に新国立劇場の舞台に登場します。演出は一昨年度の修了公演『悩める劇場支配人』で高い評価を得た久恒秀典があたります。
オペラ界で活躍中の修了生や4月に入所したばかりの第25期生も加わり、このシリアスで重厚な作品にチャレンジします。
どんなステージが繰り広げられるか、どうぞご期待ください!



チラシ
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Schedule公演日程

公演日時

2022年7月17日(日)14:00

2022年7月18日(月・祝)14:00

予定上演時間

約2時間40分(第Ⅰ幕45分 休憩20分 第Ⅱ・Ⅲ幕95分)

会 場

新国立劇場 中劇場

ご注意事項

  • 開場は開演の45分前です。
  • 都合により、内容・出演者など変更させていただく場合がございます。ご了承ください。
  • 歌唱位置から客席最前列までの距離について、感染予防に対応した十分な距離を置き、上演いたします。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービスは当面休止させていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【作曲・台本】G.メノッティ
  • 【指 揮】星出 豊
  • 【演 出】久恒 秀典
  • 【照明】立田 雄士
  • 【音響】河原田 健児
  • 【映像】荒井 雄貴
  • 【衣裳アドヴァイザー】増田 恵美(モマ・ワークショップ)
  • 【ピアノ】岩渕 慶子 星 和代
  • 【主 催】新国立劇場
  • 指揮星出 豊
  • 演出久恒 秀典
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キャスト

出 演

オペラ研修所第23・24・25期生

賛助出演

北川 辰彦(第5期修了)、松中 哲平(第16期修了)、水野 優(第19期修了)

7月17日(日)14:00

  • 【マグダ・ソレル(ジョンの妻)】内山 歌寿美
  • 【秘書】杉山 沙織
  • 【ジョン・ソレル】大久保 惇史
  • 【母親】前島 眞奈美
  • 【コフナー氏】北川 辰彦〈賛助出演〉
  • 【異国の女】河田 まりか
  • 【魔術師(ニカ・マガドフ)】永尾 渓一郎
  • 【アンナ・ゴメス】大髙 レナ
  • 【ヴェラ・ボロネル】大城 みなみ
  • 【アッサン】長冨 将士
  • 【秘密警察官】松浦 宗梧
  • 【レコードの声】冨永 春菜
  • 【二人の私服刑事】松本 美音 竹村 浩翔

7月18日(月・祝)14:00

  • 【マグダ・ソレル(ジョンの妻)】大竹 悠生
  • 【秘書】大城 みなみ
  • 【ジョン・ソレル】佐藤 克彦
  • 【母親】前島 眞奈美
  • 【コフナー氏】松中 哲平〈賛助出演〉
  • 【異国の女】冨永 春菜
  • 【魔術師(ニカ・マガドフ)】水野 優〈賛助出演〉
  • 【アンナ・ゴメス】野口 真瑚
  • 【ヴェラ・ボロネル 】杉山 沙織
  • 【アッサン】長冨 将士
  • 【秘密警察官】松浦 宗梧
  • 【レコードの声】河田 まりか
  • 【二人の私服刑事】松本 美音 竹村 浩翔

第23期生(3年次)

    • ソプラノ内山 歌寿美
    • バリトン大久保 惇史
    • ソプラノ河田 まりか
    • メゾソプラノ杉山沙織

第24期生(2年次)

    • メゾソプラノ大城 みなみ
    • ソプラノ大髙 レナ
    • バリトン佐藤 克彦
    • バリトン長冨 将士
    • メゾソプラノ前島 眞奈美

第25期生(1年次)

  • ソプラノ大竹 悠生
  • ソプラノ冨永 春菜
  • テノール永尾 渓一郎
  • ソプラノ野口 真瑚
  • バリトン松浦 宗梧



賛助出演

  • バスバリトン北川 辰彦
  • バス松中 哲平
  • テノール水野 優


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Profile

【指揮】星出 豊 HOSHIDE Yutaka

1966年渡独、ニュルンベルグ歌劇場のコレペティ・副指揮を努めながら研鑚を積み、1970年ベートーヴェン生誕200年記念コンサートを指揮。1971年にはC.ウェーバー作曲 『魔弾の射手』 でヨーロッパデビュー。その後、東西ドイツ、スイス、イタリアで演奏活動を行う。以来、ヨーロッパでの演奏の他、日本では、新星日本交響楽団の初代正指揮者、財団理事を6年間務めた。オペラの日本初演も多く、『秘密の結婚』、『イル・カンピエッロ』、『ナブッコ』、『妖精ヴィッリ』、『オテロ』(ロッシーニ)、他11本。邦人作曲家によるオペラ作品『祝い歌が流れる夜に』、『脳死を越えて』、『天守物語』、『次郎物語』、他33本の世界初演を指揮。
1988年、ポーランド・ワルシャワの秋に参加、ヴィエルキ歌劇場にて『袈裟と盛遠』を指揮。1995年、イタリア・パルマの王立歌劇場にて『ペトロ岐部』を公演。1997年、新国立劇場の設立委員を務め、開場記念公演『建・TAKERU』を指揮。新国立劇場研修所の設立に協力し、初代統括主任講師を務めた。 2002年、イタリア・カステルフランコにてデル・モナコ国際コンクールの審査委員を務める。
マンフレッド・グルリッド、ハンス・レーブライン、ハンス・ギールスター諸氏に師事。 1991年ジロー・オペラ賞を指揮者として初の受賞。1984年大阪NHK制作による「オイディプス王の遍歴」で芸術祭放送賞受賞。現在、藤原歌劇団、日本オペラ協会指揮者、昭和音楽大学客員教授。

【演出】久恒 秀典 HISATSUNE Hidenori

国際基督教大学教養学部人文科学科卒業後、東宝演劇部専属契約。イタリア政府奨学生としてボローニャ大学、ヴェネツィア大学、マルチェッロ音楽院にてオペラ、演劇学を学ぶ。フェニーチェ劇場公演『ピラモとティスベ』の演出助手を務め、ヴェネト州立カルロ・ゴルドーニ座演劇学校一期生として古典劇、近世仮面劇(コンメディア・デッラルテ)、現代劇を学びディプロマを取得。帰国後は新国立劇場、二期会、藤原歌劇団、東京藝術大学公演の演出補・演出助手として活躍。2004年、文化庁芸術家在外研修員としてイタリア各地の劇場にて研鑽を積む。
主な演出作品として、『偽のアルレッキーノ』〈絨毯座 佐治敬三賞受賞〉、『夕鶴』〈夕鶴実行委員会〉、『リゴレット』、『泣いた赤おに』〈東京文化会館〉、『イル・カンピエッロ』、〈東京藝術大學大学院〉、『こうもり』〈帯広市民オペラ〉、『結婚手形』『なりゆき泥棒』『ドン・ジョヴァンニ』(G.ガッツァニーガ作曲)『悩める劇場支配人』(D.チマローザ)〈新国立劇場オペラ研修所〉がある。
現在、新国立劇場オペラ研修所、東京藝術大學、東京音楽大学、東京文化会館ワークショップ・リーダー育成プログラム講師、桐朋学園大学招聘演出家。

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Storyものがたり

反政府活動家のジョン・ソレルは、ヨーロッパのとある都市の一隅に妻マグダと母、幼子とともにひっそりと暮らしている。 前夜の反政府集会に秘密警察が踏み込み、手負いとなったジョンは早朝にアパートに逃げ帰り、マグダと母にかくまわれる。 追手の秘密警察にマグダと母はしらを切り通し、彼らを追い返した後に屋根裏から出てきたジョンは、今夜中に国境を越えて逃げる決意を二人に伝える。 心配するマグダには、ある国の領事と面会して家族の保護を求めるようにと指示をする。 また、もし町の子供に部屋の窓ガラスを割られたら、それを合図に活動家仲間でガラス職人のアッサンを修理に呼ぶようにと言い残し、家を去る。 数時間後、マグダが領事館に行ってみると、待合室には様々な事情を抱えた人々がビザの申請に訪れているが、誰一人ビザを受け取れない様子。 マグダの番となり、彼女は秘書に事情を話して領事に会わせてほしいと頼むが、けんもほろろにあしらわれる。待合室にはむなしい空気が漂う。 その後マグダは足しげく領事館に通うが、何度行っても埒が明かないまま1か月が過ぎた。
アパートの部屋では、ジョンの母が子守歌を歌って幼子をあやす横で、マグダも思わずうたた寝をして不吉な夢を見てしまう。 マグダが夢から覚めると窓ガラスが割られ、彼女はジョンの指示を思い出してすぐにアッサンにガラス修理の電話をかけるが、先にやって来たのは秘密警察官だった。 彼はマグダの領事館通いについて知っており、ジョンの仲間の名前を教えてくれれば悪いようにはしない、と鎌をかける。 そこへアッサンがガラス修理を装って来訪。マグダが警察官を外に出すと、アッサンは「ジョンが国境近くで待っている」とマグダに伝えて去る。 その時、あろうことか不吉な夢は現実となり、幼子はゆりかごの中で息を引き取る。嘆く母。 数日後、マグダは再び領事館へ赴く。彼女に拝み倒された秘書はようやく先客と面会中の領事に取り次ぐが、帰ろうとする先客の顔を見て、マグダは気を失う。 先客とは先ほどの秘密警察官だった。
それからまた数日後の領事館の待合室。領事は留守にもかかわらず、マグダは放心したように彼を待っている。困惑する秘書。 そこへアッサンがやって来て、子供の死を知ったジョンが戻りたがっているとマグダに伝える。ただそれは、アッサンをはじめとする仲間たちをも危険にさらすこと。 マグダはジョンが戻ってこないよう、自殺を決意した手紙をアッサンに渡して帰宅の途につく。 入れ替わりにジョンがマグダを探しに領事館に駆け込んで来るが、追いかけてきた秘密警察官に領事館内で逮捕されてしまう。 その様子を見ていた秘書は彼に同情し、せめて奥さんには電話で知らせておくと言う。 アパートでは、誰もいない家の中で電話が鳴る。フラフラと帰宅したマグダが受話器を取ろうとするが電話は切れる。 ガス栓をひねるマグダ。朦朧とした意識の中で再び電話が鳴るが、マグダは力尽きて息絶える。

Ticketsチケット

チケット料金

席種全席指定
料金
(10%税込)
3,300円
席種 料金(10%税込)
全席指定 3,300円

○クラブ・ジ・アトレ会員割引含め、各種割引はございません。

Z席 1,650円(10%税込)

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行発売期間:6月4日(土)10:00~7日(火)

一般発売期間:6月11日(土)10:00~

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  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺近く、バルコニーの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。
  • 託児所は新型コロナ感染予防対策のため、開室しておりません。

  • 車椅子ご利用のお客様はボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 公演中止、および新国立劇場における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドラインによる対象者を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • 各種割引はございません。