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2016/2017シーズン
バレエ「ロメオとジュリエット
新国立劇場バレエ団 2016年11月4日公演


      • 第1幕:60分 第2幕:35分 第3幕:40分

配信期間:5月29日(金)15:00~6月5日(金)14:00

スタッフ・キャスト

スタッフ

音楽
セルゲイ・プロコフィエフ
振付
ケネス・マクミラン
装置・衣裳
ポール・アンドリュース
照明
沢田祐二

  • マクミラン

    (振付)

    ケネス・マクミラン

  • ポール・アンドリュース

    (装置・衣裳)

    ポール・アンドリュース

  • 沢田祐二

    (照明)

    沢田祐二

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プロフィール

【振付】ケネス・マクミラン
1929年スコットランド生まれ。サドラーズ・ウェルズ(現英国ロイヤル)バレエ学校で学び、46年にはサドラーズ・ウェルズ・シアター・バレエの創立メンバーとなる。その後コヴェント・ガーデンのロイヤルオペラハウスでも踊り、優秀なクラシック・ダンサーとしてだけでなく、面白く共感を呼ぶマイムも得意とした。52年にサドラーズ・ウェルズ・シアター・バレエでの最初の振付作品『夢遊病』がヒットする。これ以来『隠れ家』 『招待』 『春の祭典』 『ラス・エルマナス』、そして最初の全幕バレエである『ロメオとジュリエット』など次々と優れた作品を発表。この間シュツットガルト・バレエ団やベルリン・ドイツ・オペラ・バレエのためにも作品を振り付けた。70年にアシュトンの後任として英国ロイヤル・バレエ芸術監督に就任、全幕作品の『アナスタシア』 『マノン』などを創る。77年に芸術監督を辞任して振付に専念、『マイヤリング(うたかたの恋)』 『グローリア』 『Valley of Shadows』 『パゴダの王子』 『三人姉妹』 『ユダの木』などの作品を発表する。92年『マイヤリング』上演中のロイヤル・バレエの楽屋で死去。
【装置・衣裳】ポール・アンドリュース
ウィンブルドン美術デザイン学校で舞台美術を学ぶ。彼の卒業制作を見たマクミランから『ロメオとジュリエット』の舞台美術および衣裳のデザインを依頼された。その後、『ウエスト・サイド物語』(ケンブリッジ・フェスティバル)『じゃじゃ馬ならし』 『ヴェニスの商人』 『サウンド・オブ・ミュージック』(ウエスト・ヨークシャー劇場)をはじめ、ノリッジ劇場、ブッシュ劇場、オールド・ヴィク劇場など英国各地で上演された数々の演劇作品を手がけ、バレエでは英国ロイヤル・バレエの小品や、ノルウェー・オペラパレス『白鳥の湖』の美術も担当している。衣裳デザイナーとして映画部門でも活躍。1997年に死去。
【照明】沢田祐二
東京生まれ。文化庁派遣在外研修員としてロンドン、ベルリンで演劇、オペラ、バレエの照明法を学ぶ。現在は演劇、オペラ、バレエ、ミュージカルなど幅広いジャンルで照明デザイナーとして活躍。新国立劇場におけるバレエ公演では『くるみ割り人形』 『眠れる森の美女』 『ホフマン物語』 『シンデレラ』 『ロメオとジュリエット』 『ライモンダ』 『白鳥の湖』 『ジゼル』 『マノン』 『カルメン』 『オルフェオとエウリディーチェ』 『椿姫』 『火の鳥』 『パゴダの王子』など。日本バレエ協会公演『白鳥の湖』 『ジゼル』 『眠れる森の美女』 『アンナ・カレーニナ』なども手がける。他に新国立劇場ではオペラで『カルメン』 『魔弾の射手』 『黒船』 『修禅寺物語』 『鹿鳴館』 『夜叉ヶ池』、演劇では『城』 『わが町』 『アジア温泉』 『ピグマリオン』などを手がける。第1、10回照明家協会賞大賞、文部大臣奨励賞。第1回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞。第33回紀伊国屋演劇賞。第1回橘秋子舞台クリエイティブ賞を受賞。
【指揮】マーティン・イェーツ
20年余りにわたり多彩なジャンルで活躍してきた英国人指揮者。ピアノ、作曲、指揮を学んだ後、イスラエル・ナショナル・オペラで指揮者としてデビュー。以降、英国内のロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市立交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー、ハレ管弦楽団などのオーケストラに客演し、ヨーロッパ各地の管弦楽団に招かれている。スウェーデン室内管弦楽団ではマーク=アンソニー・タネジの『A Prayer Out of Stillness』の世界初演を指揮。また一流の伴奏者としても評価が高く、ホセ・カレーラス、バーバラ・ヘンドリックス、ブリン・ターフェル、モンセラート・カバリエ、ロベルト・アラーニャ、アンジェラ・ゲオルギュー、ヨーヨー・マら世界的に有名な芸術家と共演している。またミュージカル指揮者としても知られており、ウェスト・エンドのミュージカルのヒット作の音楽監督を多数務めている。バレエは音楽活動の中心的位置を占めており、英国ロイヤル・バレエとは、2004年2月にストラヴィンスキー作曲『アゴン』でデビューして以来、これまでに『マノン』 『ロメオとジュリエット』 『うたかたの恋』 『七つの大罪』 『白鳥の湖』を指揮したほか、同団の公演に同行している。ノルウェー国立バレエ団、フィンランド国立バレエ団にもたびたび客演し、成功を収める。新国立劇場では、『マノン』 『シンデレラ』 『ロメオとジュリエット』 『ドン・キホーテ』を指揮している。

キャスト

ジュリエット
小野絢子
ロメオ
福岡雄大
マキューシオ
木下嘉人
ティボルト
菅野英男
ベンヴォーリオ
奥村康祐
パリス
渡邊峻郁
キャピュレット卿
貝川鐵夫
キャピュレット夫人
本島美和
大公
内藤 博
ロザライン
堀口 純
乳母
丸尾孝子
ロレンス神父
輪島拓也
モンタギュー卿
古川和則
モンタギュー夫人
寺井七海
3人の娼婦
長田佳世、奥田花純、益田裕子
マンドリン(ソリスト)
小柴富久修

指揮
マーティン・イェーツ
管弦楽
東京フィルハーモニー交響楽団

ものがたり

 イタリア、ヴェローナの街では、敵対する二つの名家、モンタギュー家とキャピュレット家が争いを繰り広げている。モンタギューの一人息子ロメオは、親友ベンヴォーリオ、マキューシオと連れ立ち、キャピュレット家の仮面舞踏会に忍び込み、キャピュレットの一人娘ジュリエットに出会う。運命に導かれるように強く惹かれあった二人は、その夜、ジュリエットの部屋のバルコニーで溢れる想いを確かめ合う。
 翌日、ロレンス神父のもとで秘密の結婚式を挙げる二人。式を終えたロメオを待っていたのは、友人たちと、ジュリエットの従兄ティボルトとの抗争だった。争いをやめさせようとするロメオだが、それがあだとなりマキューシオはティボルトの刃に倒れる。親友の死に激高したロメオは、ティボルトを殺し、街から追放となる。
 ロメオの旅立ちの前に、ジュリエットの部屋で最後の夜を過ごす二人。両親にパリス伯爵との結婚話を強引に進められて絶望したジュリエットは、ロレンス神父に相談し、神父は仮死状態になる薬を授ける。ジュリエットが死んだことにして、ロメオとともに逃がそうという算段だった。
 パリスとの婚礼の朝、冷たくなったジュリエットは、一族の墓廟に埋葬される。そこに駆け付けたロメオは、嘆き悲しみ、毒薬をあおる。神父からの手紙が届かず、事の真相を知らなかったのだ。目覚めたジュリエットは、ロメオの死を知ると、迷うことなく彼の短剣をわが身に突き立て、そのあとを追うのだった。

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