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書籍紹介 ①

小田島雄志 著 『小田島雄志のシェイクスピア遊学』(1982年 白水社)
 

 数ある小田島氏の著作のなかで、シェイクスピア入門として最適の書。主要作品を執筆順(定説)に生涯との関わりから論じ、登場人物の造形の深化の過程を描く。と書くと難しそうだが、小田島氏本人が「遊学」の「」の方に重点を置いたと仰るほど平明な語り口で書かれ、思わず各登場人物に感情移入してしまうほどヴィヴィッドに描かれている。

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