
2013年11月6日
ロンドン紀行4日目 その2
ロンドン北西のノッティング・ヒルから中心街から、戻ってきて、コヴェント・ガーデン。快晴の中で行くとまた違った印象を受けます。
かなり大きい広場なのですが、人で埋め尽くされ、道路は車が渋滞してます。しかし、この人ゴミは不思議と不快ではない。海外に来てるからなのか、天気が晴れやかだからなのか、居る人たちがセカセカしてないからなのか、様々な理由からでしょうね、きっと。 そしてそこからすぐ近くにある劇場、トラファルガー・スタジオへ。
キャパ300程の劇場。
演目はハロルド・ピンター作「THE HOT HOUSE」(邦題:温室)
(昨年、新国立劇場さん制作の温室に出演させていただきました)
英国では有名な作品。内容はここでは書き切れないので割愛させて頂きますが、かなりシニカルなコメディ作品です。自分も演ったことのある作品でしたので、なんとなく言っている事がわかるので大爆笑の連発。(国によってこうも作品の解釈が違うのかと歴然に感じました。)
舞台を楽しんでいると休憩中に、隣のマダム数人に、お声を掛けられる。
「あなた日本人?お一人?」(おそらく)
「はい。1人です、独りです。」
「これ分かるの?(言葉と内容)」(おそらく)
「はい。分かりますよ。」(日本で演じたので、と説明したいが出来ずに)
「hふいsfkんぐysんgyd?」
「はい?」(理解できず・・・)
「jhfんsづふぁいkj?」
「あ・・・ごめんなさい。わかりません・・・」
「Ahhhhh…OK」
「sorry」
「うふふ。」(あ〜この子。やっぱり英語分からないのね。。という表情)
「ふふ・・・」(あ〜こいつ内容も分かってないと思われてる・・)
自分に語学力があれば会話も楽しめたに、と悔やみます。あの役演ったことあるんですよ、と言いたかった・・。後悔。
しかし、マダム達もいい方で、その後の会話でも、僕の拙い英語を必死に理解しようとしてくれていました。客席には、ほぼ地元の人たちばかりだったので、アジア人の若造に、彼女たちは興味津々だったのでしょう。
終演後も少し話し。感謝を伝える。
「enjoy!!」
そう声をかけてもらい、別れた。
ありがとう、マダム達。独りのアジア人の心は暖かくなりました。
カヴェンディッシュ・スクエアのベンチに座り、
(ピグマリオン4幕に出てくる公園)
思いを馳せる。
橋本淳


ピグマリオン+3公演 お得なセット券 発売!!
2013/14シーズンは、前半4作品通しのお得なセット券をご用意いたしました。
「OPUS/作品」(9月公演・小劇場)、「エドワード二世」(10月公演・小劇場)、「ピグマリオン」(11-12月公演・中劇場)、「アルトナの幽閉者」(2014年2-3月公演・小劇場)の四作品の特別割引通し券を発売します。(「ピグマリオン」S席・他作品A席)
チケット料金(税込み)
一般:21,000円 (正価24,150円)
会員:18,900円 (郵送申込、先行販売期間)、19,950円(一般発売日以降)
前売開始
2013年6月23日(日) 前売開始
会員先行販売期間:2013年6月2日(日)~ 6月19日(水)
チケットに関するお問い合わせ
新国立劇場ボックスオフィス
(受付時間:10:00〜18:00)
03-5352-9999
または新国立劇場ボックスオフィス窓口まで