2020/2021シーズン
楽劇「ニーベルングの指環」第1日
『ワルキューレ』/リヒャルト・ワーグナー
"Der Ring des Nibelungen" Erster Tag
Die Walküre / Richard WAGNER
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
オペラパレス
- 予定上演時間:約5時間10分(第Ⅰ幕65分 休憩40分 第Ⅱ幕95分 休憩35分 第Ⅲ幕75分)
兄妹の悲恋、そして父娘の別れ...ワーグナーが描く終わりなき葛藤の物語
「ニーベルングの指環」全四部作の中で群を抜いて人気が高く、単独で上演される機会も多い作品『ワルキューレ』。ジークムントと双子の妹ジークリンデの禁断の愛、神々の長ヴォータンと愛娘ブリュンヒルデの永遠の別れなど、哀切に満ちた物語が甘美な音楽でドラマティックに描かれます。有名な「ワルキューレの騎行」をはじめ、ジークムントの「冬の嵐は過ぎ去り」、「ヴォータンの告別」などはコンサートで独立して演奏されることも多い有名曲です。
新国立劇場で2015年からの3年間をかけて上演し、明快でかつ哲学に満ちた美しい舞台と反響を呼んだ巨匠ゲッツ・フリードリヒの「指環」。予定していた飯守泰次郎の降板を受け、大野和士オペラ芸術監督が指揮台に(最終公演は新国立劇場音楽チーフ・城谷正博が指揮)。
大野のもと、世界第一線のワーグナー歌手として躍進中のクプファー=ラデツキー、日本が生んだ世界最高峰のワーグナー歌手、藤村実穂子、そして日本を代表するワーグナー歌いの面々が入魂の演奏を繰り広げます。
後援:
※指揮を予定していた飯守泰次郎は、昨年12月に手術を受けたため、本作品の規模を考慮し、現在の体調での指揮は困難であるとの判断から降板することとなりました。
代わって、3月11日(木)・14日(日)・17日(水)・20日(土・祝)公演は大野和士が、3月23日(火)公演は城谷正博が指揮をいたします。
※招聘キャストは新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置により出演が不可能となったため、出演者を変更して上演いたします。
※
-
ご来場にあたってのお願い(必ずお読みください)
ニュース
動画
新国立劇場『ワルキューレ』より(2021年2月)
新国立劇場『ワルキューレ』ダイジェスト映像(2016年公演より)
公演日程・チケット
公演日程
- 2021年3月11日(木)16:30 オペラパレス
- 2021年3月14日(日)14:00 オペラパレス
- 2021年3月17日(水)16:30 オペラパレス
- 2021年3月20日(土・祝)14:00 オペラパレス
- 2021年3月23日(火)14:00 オペラパレス
- 予定上演時間:約5時間20分(休憩含む)
- *大幅に変更になる場合は、後日あらためてご案内いたします。正式な上演時間は開幕直前の表示をご確認ください。
- *ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前です。
開演後のご入場は制限させていただきます。
- *新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービス、バックステージツアーは当面休止させていただきます。
新型コロナウイルス感染拡大予防を目的とした混雑緩和のため、分散来場にご協力ください。 お席の階によって、下記時間帯にご来場されることをおすすめいたします。 - 2,3,4階のお客様:開演 30分前まで
- 1階のお客様:開演30分前~ 開演15分前 まで
チケット料金(税込)
席種 | S席 | A席 | B席 | C席 | D席 |
---|---|---|---|---|---|
料金(税込) | 27,500円 | 22,000円 | 15,400円 | 8,800円 | 5,500円 |
○クラブ・ジ・アトレ会員の方は、公演最終日まで上記料金の10%OFFでお求めいただけます。
Z席 1,650円(税込)
今すぐチケットを購入する
-
-
03-5352-9999
-
※ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。
前売り開始日
- アトレ会員先行発売日:2月6日(土)10:00~8日(月)
- 一般発売日: 2月13日(土)10:00
- 感染予防に対応した適切な距離を保つため、1階1列~3列の座席は販売いたしません。
- 通常の座席配置(
1階1列~3列を除く)での販売を予定しております。 -
通常の座席配置(1階1列~3列を除く)で販売いたしますが、観客数が総席数の50%に達したところで販売を停止いたします。
-
本公演について、当日券(Z席を含む)
の販売予定はございません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し 上げます。お知らせはこちら (3月10日更新)
スタッフ・キャスト
スタッフ
- 指揮
- 大野和士(11日・14日・17日・20日)/
城谷正博(23日) - 演出
- ゲッツ・フリードリヒ
- 美術・衣裳
- ゴットフリート・ピルツ
- 照明
- キンモ・ルスケラ
-
(指揮)
大野和士
-
(指揮)
城谷正博
-
(演出)
ゲッツ・
フリードリヒ
キャスト
- ジークムント
- (第1幕)村上敏明
- ジークムント
- (第2幕)秋谷直之
- フンディング
- 長谷川 顯
- ヴォータン
- ミヒャエル・クプファー=ラデツキー
- ジークリンデ
- 小林厚子
- ブリュンヒルデ
- 池田香織
- フリッカ
- 藤村実穂子
- ゲルヒルデ
- 佐藤路子
- オルトリンデ
- 増田のり子
- ヴァルトラウテ
- 増田弥生
- シュヴェルトライテ
- 中島郁子
- ヘルムヴィーゲ
- 平井香織
- ジークルーネ
- 小泉詠子
- グリムゲルデ
- 金子美香
- ロスヴァイセ
- 田村由貴絵
- 管弦楽
- 東京交響楽団
- 協力
- 日本ワーグナー協会
-
(ジークムント)
第1幕:村上敏明
-
(ジークムント)
第2幕:秋谷直之
-
(フンディング)
長谷川 顯
-
(ヴォータン)
ミヒャエル・
クプファー=ラデツキー -
(ジークリンデ)
小林厚子
-
(ブリュンヒルデ)
池田香織
-
(フリッカ)
藤村実穂子
A Production of the Finnish National Opera
プロフィール
- 【指揮(11日・14日・17日・20日)】大野和士(ONO Kazushi)
- 東京生まれ。東京藝術大学卒。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987 年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。世界各地でオペラ公演及びシンフォニーコンサートで聴衆を魅了し続けている。90~96 年ザグレブ・フィル音楽監督。96~2002年バーデン州立歌劇場音楽総監督。92~99 年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02~08 年モネ劇場音楽監督。12~15 年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、08~16 年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者を歴任。15年から東京都交響楽団、バルセロナ交響楽団音楽監督。オペラでは、07年にミラノ・スカラ座にデビューし、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭などへ出演。渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。17年にはリヨン歌劇場がインターナショナル・オペラ・アワード「最優秀オペラハウス2017」を獲得し、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ、リヨン市からリヨン市特別メダルが授与された。18年9月より新国立劇場オペラ芸術監督。新国立劇場では98年『魔笛』、10~11年『トリスタンとイゾルデ』、19年『紫苑物語』『トゥーランドット』、20年『アルマゲドンの夢』を指揮しており、今年7月には『カルメン』も指揮する予定。
- 【指揮(23日)】城谷正博(JOYA Masahiro)
- 東京芸術大学作曲科、同大学大学院指揮科修了。安宅賞受賞。東京フィル、神奈川フィル、仙台フィル、読売日本交響楽団などのオーケストラを指揮。オペラ指揮者としては2000年『フィガロの結婚』でデビュー以来、多くの作品を指揮。特にまつもと市民オペラ『魔笛』(第10回佐川吉男音楽賞受賞)では絶賛を博す。古典から近現代、現代日本オペラまで幅広いレパートリーを持ち、特にワーグナーをその中心に据えている。新国立劇場では音楽スタッフとして1998年以来数多くのプロダクションに参加しており、現在は音楽チーフとして同劇場の全ての演目に携わっている。新国立劇場公演では、高校生のためのオペラ鑑賞教室『椿姫』『愛の妙薬』『夕鶴』『蝶々夫人』『トスカ』の指揮を務め、『さまよえるオランダ人』(演奏会形式)、『ジークフリート』ハイライトコンサートではアレンジ及び指揮を担当している。
- 【演出】ゲッツ・フリードリヒ(Götz FRIEDRICH)
- 1930年ドイツのナウムブルク生まれ。ワイマールのドイツ演劇学院卒業後、旧東ドイツ時代のベルリン・コーミッシェ・オーパーで名演出家のワルター・フェルゼンシュタインの助手を務める。72年のバイロイト音楽祭で『タンホイザー』の演出を手がけて注目を集め、81年にはベルリン・ドイツ・オペラの総監督に就任。以後、斬新なプロダクションを次々に展開して同オペラハウスを西ドイツの文化をリードする象徴として育て上げた。その演出は没後も脈々と受け継がれ、ベルリン・ドイツ・オペラにて上演されている。主な作品として、『ニーベルングの指環』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『タンホイザー』『さまよえるオランダ人』『ローエングリン』『パルジファル』『ばらの騎士』『アラベッラ』『トスカ』『ラ・ボエーム』『トゥーランドット』『アイーダ』『ファルスタッフ』『仮面舞踏会』『椿姫』『フィガロの結婚』『エウゲニ・オネーギン』『ヴォツェック』などがあり、新国立劇場においては、2000年11月に『青ひげ公の城』、15年から17年に『ニーベルングの指環』4部作が上演された。2000年12月逝去。
プロフィール
- 【ジークムント】第1幕:村上敏明(MURAKAMI Toshiaki)
- 国立音楽大学卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第17期生修了。01年12月より文化庁派遣芸術家在外研修員として2年間ボローニャに留学。第9回バタフライ世界コンクール・グランプリなど受賞多数。これまでに『椿姫』アルフレード、『ラ・ボエーム』ロドルフォなどに出演。新国立劇場では『黒船-夜明け』領事、『修禅寺物語』源左金吾頼家、『ドン・カルロ』レルマ伯爵/王室の布告者、鑑賞教室『蝶々夫人』ピンカートン、鑑賞教室『椿姫』アルフレード、鑑賞教室『愛の妙薬』ネモリーノ、『オテロ』ロデリーゴ、鑑賞教室『トスカ』カヴァラドッシ、『紫苑物語』藤内、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『トゥーランドット』ポンなどに出演している。藤原歌劇団団員。
- 【ジークムント】第2幕:秋谷直之(AKITANI Naoyuki)
- 国立音楽大学卒業。二期会オペラスタジオマスタークラス修了。ミラノ音楽院修了。これまでに『ノルマ』ポリオーネ、『オテロ』タイトルロール、『道化師』カニオ、『トスカ』カヴァラドッシ、『トゥーランドット』カラフ、『カルメン』ドン・ホセなどを演じている。新国立劇場では『愛怨』大野浄人、『西部の娘』鉱夫トゥリン、『魔笛』僧侶Ⅱ/武士Ⅰ、『サロメ』2人のナザレ人2、『ローエングリン』ブラバントの貴族Ⅱ、『ばらの騎士』ファーニナル家の執事、『トゥーランドット』パン、こどものためのオペラ劇場『ジークフリートの冒険』ジークフリート、『パルジファルとふしぎな聖杯』パルジファル、小劇場オペラ『ザザ』ミーリオなどに出演。二期会会員。
- 【フンディング】長谷川 顯(HASEGAWA Akira)
- 国立音楽大学卒業。二期会合唱団に15年間在籍し、年間40本に及ぶオペラ公演や多数の演奏会に出演。ソリストとして『魔笛』『セビリアの理髪師』『ワルキューレ』『リゴレット』『ラ・ボエーム』などに出演。新国立劇場では『ラインの黄金』ファーゾルト、『神々の黄昏』ハーゲン、『フィデリオ』ロッコ、『リゴレット』スパラフチーレ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『魔笛』ザラストロ、『カルメン』スニガ、『ばらの騎士』警部、高校生のためのオペラ鑑賞教室『蝶々夫人』ボンゾなど、数多く出演。二期会会員。
- 【ヴォータン】ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(Michael Kupfer-Radecky)
- マリインスキー劇場、ハンガリー国立歌劇場、ボリショイ劇場、ハンブルク州立歌劇場、チロル音楽祭などで『ばらの騎士』ファーニナル、『ラインの黄金』『ワルキューレ』ヴォータンなどに出演。クラーゲンフルト歌劇場『サロメ』ヨハナーンで大成功を収め、同役でスウェーデン王立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどへ出演。17年にはパリ・オペラ座とミラノ・スカラ座へ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・ザックスでデビュー。近年では、オルデンブルク歌劇場『ワルキューレ』ヴォータン、バーゼル歌劇場『エレクトラ』オレスト、バイエルン州立歌劇場『ニュルンベルクのマイスタージンガー』フリッツ・コートナー、『フィデリオ』ドン・ピツァロ、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、ハノーファー歌劇場『エディプス王』クレオン、トリノ王立歌劇場『ヴィオランタ』(コルンゴルト作曲)シモーネ・トロヴァイに出演。19年からハノーファー歌劇場専属歌手となり、今シーズンは同劇場『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナルに出演。今年1月には大阪国際フェスティバル・関西フィルハーモニー管弦楽団「ワーグナー特別演奏会」に出演した。新国立劇場へは、18年『フィデリオ』ドン・ピツァロに出演して以来の登場となる。
- 【ジークリンデ】小林厚子(KOBAYASHI Atsuko)
- 東京藝術大学大学院オペラ科修了。文化庁在外派遣によりイタリアにて研修。藤原歌劇団にデビュー後、同歌劇団『蝶々夫人』でタイトルロールデビュー。首都オペラ『フランチェスカ・ダ・リミニ』フランチェスカ、『マクベス』マクベス夫人、西本智実プロデュース『蝶々夫人』、フィオーレオペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、藤原歌劇団『ナヴァラの娘』アニタなどに出演している。イタリアのトラエッタ・オペラ・フェスティバルではトラエッタ劇場、クルチ劇場の『蝶々夫人』に出演を重ねる。新国立劇場では高校生のためのオペラ鑑賞教室『蝶々夫人』『トスカ』でタイトルロールに出演。18/19シーズン『トスカ』では、鑑賞教室公演翌日の千秋楽公演に急遽出演し、シーズンの千秋楽を見事に飾った。また、『アイーダ』タイトルロール、『アンドレア・シェニエ』マッダレーナ、『オテロ』デズデモーナ、『ドン・カルロ』エリザベッタ、『イェヌーファ』タイトルロール、『タンホイザー』エリーザベトなどドラマティックソプラノの難役でカヴァーを務め、公演の成功に貢献している。藤原歌劇団団員。
- 【ブリュンヒルデ】池田香織(IKEDA Kaori)
- 慶應義塾大学法学部卒業。二期会オペラスタジオ修了。定評のある『ばらの騎士』オクタヴィアンなどのズボン役のほか、ワーグナーを得意とし、最近では東京二期会『トリスタンとイゾルデ』イゾルデで好評を博す。2017年~20年のびわ湖ホール「ニーベルングの指環」では、『ラインの黄金』エルダ、『ワルキューレ』『ジークフリート』『神々の黄昏』ブリュンヒルデに出演、ワーグナー歌手としての地位を確立した。オーケストラとの共演も多く、『第九』をはじめ宗教曲などでも活躍。新国立劇場では『愛怨』影巳、『ラインの黄金』ヴェルグンデ、『神々の黄昏』ヴェルグンデ、第二のノルン、『魔笛』侍女Ⅱ、『ルサルカ』第二の森の精、『鹿鳴館』坂崎男爵夫人定子、『パルジファル』アルトソロ、高校生のためのオペラ鑑賞教室『蝶々夫人』スズキなどに出演二期会会員。
- 【フリッカ】藤村実穂子(FUJIMURA Mihoko)
- 東京藝術大学卒業、同大学院修了。ミュンヘン音楽大学大学院修了。2002年に主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビュー、以来9年連続出演する。ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、バイエルン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場などに出演し、ティーレマン、アバド、メータ、エッシェンバッハ、ハイティンク、シャイー等の著名指揮者や、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドンフィル、パリ管、バイエルン放送響、ゲヴァントハウス管などと共演。また、ドミンゴ、パッパーノとのスタジオ録音による『トリスタンとイゾルデ』で注目を浴びる。20年3月にはメトロポリタン歌劇場へ『さまよえるオランダ人』マリーでデビュー。出光音楽賞、芸術選奨文部科学大臣賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞の各賞を受賞、紫綬褒章受章。新国立劇場には、01年~02年「ニーベルングの指環」フリッカ、ヴァルトラウテ、01年『ドン・カルロ』エボリ公女、06年『イドメネオ』イダマンテ、19年『ウェルテル』シャルロットに出演している。
ものがたり
【第1幕】戦いの末、追手から逃げるジークムントは、森の中の家に入り、暖炉の側に倒れ込む。ジークリンデは見知らぬ男の突然の訪問に驚きながらも介抱する。帰宅した夫フンディングは、男の顔が妻と瓜二つなことを訝る。ジークムントは身の上を語る。母は殺され、双子の妹とは生き別れ、父も行方不明になった、と。ジークムントこそ今追っていた敵だと気づいたフンディングは、今晩は客として迎え入れるが明朝は決闘だと言い放って部屋を離れる。家のトネリコの木に刺さる剣。誰も引き抜けなかったが、ジークムントは難なく引き抜き、これこそ父が約束した霊剣ノートゥングだと悟る。2人は生き別れた双子の兄妹だと分かり、運命的な恋に落ち、家を出る。
【第2幕】ジークムントとジークリンデは神ヴォータンと人間の間の子であり、ヴォータンは、息子とフンディングの決闘で息子を勝たせるつもりでいた。しかし結婚の神・妻フリッカに双子の結婚を咎められ、息子の勝利を取り上げることにする。その役目をヴォータンの最愛の娘でワルキューレ(戦乙女)の1人ブリュンヒルデに任せる。ブリュンヒルデはジークムントに死の定めを伝えるが、彼の思いに心打たれ、助けることを決意。しかしジークムントの剣はヴォータンの力で粉々になり、フンディングに刺されて死ぬ。ブリュンヒルデはジークリンデと逃げる。
【第3幕】亡くなった英雄の魂を運ぶワルキューレたちが岩山に集まっている。そこにジークリンデを連れたブリュンヒルデが、助けを求めにやって来る。ブリュンヒルデは一番早い馬を用意し、ジークムントとの新しい命を宿したジークリンデを森へ逃がす。命に背いたブリュンヒルデに怒るヴォータンは、彼女の力を奪い、眠りに閉じ込め、目覚めさせた男の妻になるという厳罰を与える。ブリュンヒルデは、炎に囲まれた岩山で深い眠りに落ちる。
チケット購入・割引等のご案内
割引等のご案内
お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(D・Z席は対象外)
- 高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引
ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあ一部店舗のみ取扱。
※ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。 - ジュニア割引(中学生以下):20%割引
- ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。
- ※ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。
- 当日学生割引:50%割引
公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス窓口、チケットぴあ一部店舗で取扱。要学生証。 - 障害者割引:20%割引
- ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。
※ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。
Z席の購入方法
本公演について、当日券(Z席を含む)
お知らせはこちら (3月10日更新)
- Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。予めご了承ください。
- Z席(各日42席)とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません。各日4席)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
グループでのお申し込み
10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。
チケット購入時の注意
- 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
- 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
- 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台・字幕が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
- 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
- 公演中止、および新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイド
ラインによる対象者を除き、チケットの変更・ 払い戻しはいたしません。 - やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
チケット取り扱い
-
-
03-5352-9999
-
※ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。
- チケットぴあ
-
0570-02-9999
WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)
【Pコード:176-280】 - イープラス
-
WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)
- ローソンチケット
-
0570-000-407(オペレーター受付)
WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)
【Lコード:38776】 - JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか