演劇研修所ニュース

修了者からのメッセージ

演劇研修所(NNTドラマスタジオ)修了者からのメッセージをお届けしています。

出演情報一覧とあわせて、ぜひお楽しみください。

最新号 2026年4月15日(水) 更新

2026年4月号

舞台ってやつは
 ―第10期修了 岩男海史(いわお かいし)

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17歳で初舞台を踏んで、21歳で新国の研修所に入り、修了してから2024年までの間、計50本以上の舞台に出演しました。
多けりゃ良いってもんでもないし、カウントしたくないほど無茶くそな現場もあったけど、とにかくたくさん舞台を頑張った。

そんな中、突如ポーンと舞台から離れていた僕は、6月に2年ぶりの舞台出演をする。

先日プレ稽古があったのだけど、めちゃくちゃ緊張した。
みんなが見てるなか、本番でもなければリハーサルでもない、ただ実験のような形で表現を晒して、あーでもない こーでもないと話し合う。

なんて恥ずかしいのだろう!!!

そうだ、舞台ってこうやって作るんだった。すげえや。
そして何より、めちゃめちゃ贅沢な時間の使い方だなと感動した。
来月から1ヶ月間、恥にまみれた稽古の期間が始まる。怖い!怖い!ちょっと楽しみ!!!

新国の研修場を修了して10年近い日々が経つ。甚だOB極まりないが、こうやって寄稿しながら実習室や稽古場の風景が蘇る。
沢山の恥が張り付いたあの空間が愛おしく思える。

初めての現代劇、かつ、コメディ作品に挑戦します!
 ―第17期修了 小林未来(こばやし みく)

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私の人生の進路に影響を与えた宅間孝行さん。この度、宅間さんの書き下ろし・演出で舞台に立ちます。出演者一人ひとりと全力で向き合ってくださる宅間さんから、全てを吸収したいという思いで稽古に励む日々です。
研修所では「演出家によるが、台詞は基本的に一語一句正しく覚える」「句読点にも意味がある」との学びを得ましたが、今回の現場では「台本通り台詞を言わないで!」と真逆のことを言われ、最初は戸惑いました。宅間さんは「台本は作品の土台というだけなので、台詞は"意味"で喋って」と仰って、稽古する度に自分は台詞を"意味"ではなく"ただの文字"として覚えてしまっているかを痛感。稽古という名の国語の勉強です。
"普通"を演じることの難しさ。緻密に計算された上で、"真実"を演じることの難しさ。これらが全て立ち上がったとき、とっても面白いものが出来上がるのだと確信しております。
ザ・ポケットでお待ちしております!

タクラボ番外編
『女子会は、LOVEHOTELで』


会場:ザ・ポケット

2026年5月5日(火・祝)・6日(水・休)

こまつ座158回公演『花よりタンゴ』に出演させていただきます。
 ―第19期修了 大田真喜乃(おおた まきの)

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研修所をこの3月に修了してまもなく、こまつ座さんの舞台に出演させていただけるなんて夢にも思っておらず、稽古が始まった今でも毎日夢のような時間を過ごさせていただいております。

約3年前に遡りますが、私たち19期生の入所式が終わった後、さっき出会ったばかりの仲間たちとその足で、こまつ座『きらめく星座』を観に行ったのを昨日のことのように思い出します。
これまで音楽しか学んでこなかった自分は「今日からは演劇を学ぶんだ」という心持ちで、「音楽を封印せねば」とまで思っていたので、当時の自分にとって井上ひさし氏が描く言葉と音楽と世界がこの上ない救いであり、自分自身が信じたいと思う芸術の一つの大きな形でした。

今日、『きらめく星座』と同じ昭和庶民伝三部作のもう一つの花の物語に、出演という形で関わらせていただいていることを本当に嬉しく思っています。

とてもとても素敵な作品です。登場人物全員が本当に愛おしいです。
ぜひ劇場までお越しくださいませ。

こまつ座158回公演
『花よりタンゴ』


会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 他全国公演あり

2026年5月12日(火)〜31日(日) 他

2025年度掲載の記事はこちら




本ページの更新は、毎月中旬を予定しております。

今後とも、新国立劇場 演劇研修所 修了者の活躍にご期待ください。そして引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします!