演劇研修所ニュース

修了生からのメッセージ

演劇研修所修了生からの出演情報や近況などのメッセージをお届けしています。
ぜひお楽しみください。

最新号 2024年5月17日(金)更新

2024年5月号

節目    -第10期 角田萌果(つのだ・もか)

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2017年2月。修了公演『MOTHERー君わらひたまふことなかれ』で与謝野晶子の役をいただいた。
作品を背負う責任。"美しさ"を追い続ける苦しみとトキメキ。俳優としてのイロハを、マキノさんの言葉と、宮田さんの演出からたくさん教わった。

2020年の終わりと2022年の始め。
青年座『横濱短篇ホテル』の旅公演とファイナル公演で、18歳のハルコ、を演じた。
研修所に入所してから、伸び代しかなかった私にやってきたスランプ。心を開くことが怖くなり、本気で俳優に向いてないと思った。東京公演でやっと自由を取り戻せた。

どちらも、作マキノノゾミ・演出宮田慶子。
至らぬ自分にもがき苦しんだけど、学び豊かで、演劇人生の特別な位置にある。

そして、2024年。
『ケエツブロウよ〜伊藤野枝ただいま帰省中』が私にとってどんな作品になるかはまだわからない。そんなの私次第。大切に大切に演じたい。
評伝劇としても、人情劇としても面白い今作。たくさんの人に観てほしい。

劇団青年座第256回公演
『ケエツブロウよー伊藤野枝ただいま帰省中』

会場:紀伊國屋ホール

2024年5月24日(金)~6月2日(日)

ゴツプロ!『無頼の女房』    -第1期 浅野令子(あさの・れいこ)

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みなさま、こんにちは! 1期生の浅野令子です。

先日まで新国立劇場の『デカローグ』プログラムAに参加していましたが、お陰様で無事閉幕し(プログラムC、D、Eはこれからです!)、今は新たな稽古場に通う毎日です。

ゴツプロ! 第九回公演「無頼の女房」に出演させていただきます。

「無頼の女房」は2019年に58歳でお亡くなりになった劇団道学先生の座付き作家・中島淳彦さんの代表作の1つで、無頼派と呼ばれた作家・坂口安吾と、その妻・三千代がモデルとなって書かれた物語です。

私は作家の妻、やす代を演じます。
戦後間もない混沌とした時代で、覚醒剤もまだ法で禁じられていなかった頃。

「原稿を走る筆の音が、まるで身を削る刃物の響きに聞こえて。」

一文字一文字に作家が吹き込んだ熱を想像し、体感し、生きた言葉として客席にお届けしたいと思います。
どうぞご期待ください!

ゴツプロ!第九回公演
『無頼の女房』

本多劇場        2024年6月6日(木)~ 6月16日(日)

大牟田文化会館小ホール 2024年7月6日(土)

バックナンバー

2024年4月号

初大舞台!   -第16期 都築亮介(つづき・りょうすけ)

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まもなく、出演いたします『トンカツロック』の初日を迎えます! 人生初の1,000人越え大舞台。とても緊張しております。

『トンカツロック』は、東京の東のはずれにある川沿いの下町、忠平橋商店街で生活している人々の物語です。

『トンカツロック』とても温かい作品です!

スマホではなくガラケーを使っていた時代。おせっかいで情熱的な人達が街を盛り上げようと奔走します。誰かが誰かに応援されて、応援された人も誰かを応援して、人と人とのつながりの素敵さを再認識できる作品です。

歌あり、ダンスありのパワフル舞台!自分は若きロッカーのマギー役で出演します!

普段の自分からは想像できない奇抜な衣装!

ハードなボクシングシーンにお祭りシーン!

見どころ盛りだくさんになっております。 心も体もじんわり温かくなるような作品をお届けできるよう頑張ります!

お時間ありましたら、是非劇場へお越しください!

松竹
『トンカツロック』

大阪松竹座     2024年4月19日(金)~26日(金)

新橋演舞場     5月4日(土)~19日(日)

御園座       5月23日(木)~27日(月)

本多の森北電ホール 6月1日(土)~2日(日)

2024年3月号

デカローグ   -第6期 森川由樹(もりかわ・ゆき)

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みなさん こんにちは!

6期生 森川由樹です。

わたしはいま、新国立劇場「デカローグ」1話と3話の稽古中です。

1期生の浅野令子さん、4期生のチョウヨンホさんも出演しています!

小川絵梨子さんと一緒に、丁寧に台本や人物たちを観察し、膨らませていく毎日にわくわくしています。

派手ではなくとも、人物たちの毎日や大小様々な人生の分岐点に確実にフォーカスして、そこにある「生活」が描かれている作品です。

読みの段階で、稽古場に匂い立つあたたかさや痛みに心がストレッチされていくような感覚です。

わたしたち自身、これから作品が立ち上がっていくのを楽しみにしています。

ぜひみなさんと一緒に体感できたらと思います。

劇場でお待ちしております。

新国立劇場 2023/2024シーズン
デカローグ 1~10

会場:新国立劇場 小劇場
2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝)

行ったり来たり   -第6期 西井裕美(にしい・ひろみ)

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6期修了生の西井裕美です。ほとんどの方は初めまして。研修所を修了して10年以上経ちましたが、まだ何とか演劇の神様〜(分かる人には分かる)の後ろ髪か前髪を捕まえて生き延びています。

3月、東京演劇アンサンブル『行ったり来たり』に出演します。

この作品は1930年代ドイツの劇作家ホルヴァートが、ナチス政権からの迫害を受け亡命中に書かれました。茶番劇ということで、馬鹿馬鹿しいやりとりが軽やかに描かれています。

そもそも人間は統計では計れない不完全な存在で、それを俯瞰して眺めたときには「茶番だ」と感じるものなのかもしれません。戦争の時代を生き、人間の悲しさを知っている作家の、愚かさも含めて肯定するような人間愛を感じる作品です。

音楽は東京芸大卒のmonjeという昨年デビューしたアーティストの書き下ろしです。斬新なコラボで面白いものが生まれる予感がしています。

お時間ありましたらぜひお越しください。

東京演劇アンサンブル 創立70年記念公演Ⅰ
『行ったり来たり』

会場:野火止RAUM
2024年3月23日(土)~24日(日)

会場:すみだパークシアター倉
2024年3月28日(木)~31日(日)

人間と動物を巡る、生と死の物語   -第10期 角田萌果(つのだ・もか)

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こんにちは。10期修了の角田萌果です!

今年上半期はありがたいことに舞台のお仕事が3本続きます。

先日ひとつ目の本番を無事に終え、現在はOva9『とても簡単な物語』の稽古中です!

ウクライナの作家さんが書いた、私にとっては久しぶりの翻訳劇。初訳&日本初演!

演劇人生初のヒロインを演じます。

ストーリーはシンプル。結婚を反対されたカップルとその家族の物語。

歌アリ!ムーブメントアリ!一見愉快なところから、動物たちの視点によって大切なことが浮き上がってくる、そんな作品です。

Ova9とは、演劇界のあちこちから集まった先輩女優たちが主宰するユニット。

先輩方の嗅覚によって「これおもしろい!」と世界中から持ち寄られた作品は、毎度、こんな演劇あるんだ!と新鮮な驚きに包まれます。

世界中で心痛む出来事が続く昨今。作品の中に答えはなくとも、考えるきっかけになったらいいな、と思っています。

Ova9
『とても簡単な物語』

会場:東京両国シアターX
2024年4月3日(水)~8日(月)

2024年2月号

ご無沙汰しております。生きてます。   -第11期 川澄透子(かわすみ・とうこ)

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ご無沙汰しております。

実は生きておりました、川澄透子です。

パンデミックにより自分の道を見直した結果、声の技術を磨きなおそうと某俳優養成所にて修行しなおしておりました。

今回は、3月に上演する山崎清介さん演出のリーディングアクト「リチャード2世」に出演いたします。

一部の方は、去年9月にイエローヘルメッツの「夏の夜の夢」で復活していたことをご存じかもしれません。

今回のリーディングアクトはそのイエローヘルメッツの番外公演です。オーディションで選ばれた多様な役者の演技で「リチャード2世」を彩ります。

私はAチームで出演します!

心優しいそこのお方。両チーム観に来ていただければとても嬉しいのですが難しい...!ということでしたらぜひぜひ私のいるAチームを観に来て頂けないでしょうか!なんちゃって。

最後にふざけちゃってすみません。

作品自体はしっかり作っておりますのでぜひ観にいらしてください。宜しくお願い致します。

イエローヘルメッツ番外公演vol.2
リーディングアクト
『リチャード二世』

会場:ROCK JOINT GB
2024年3月1日(金)~2024年3月3日(日)

耳をすますということ   -第6期 森下庸之(もりした・やすゆき)

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耳をすますということ

目をむけるということ

そのことについてよく考えます

耳にはいる音、その声

目にはいる光、その形

ちゃんと見ているのか

ちゃんと聞いているのか

鼓膜を震わす響きを

瞳に映ったあの人を

肌を撫でる風を その香りを

ないものにしてはいないだろうか

しっかり触れようとしたのだろうかと

さまざまな出来事に

背を向け

目を閉じ

口をつぐみ

自らを守る為に

そういった選択が必要な時もあるけれど

その選択が

明日の自分を

明日の世界をつくるということを

忘れてはいないかと

目をつぶるうちに 瞼は開かなくなり

耳を塞ぐうちに 蓋はとれなくなり

そしてどうやら人間というものは

そのことすらも忘れてしまう生き物のようです

どうか耳をすましてください

目をむけてください

そして 歩き 手を伸ばし続けてください

その向こうに誰がいるのか

どんな光景が待っているのか

出逢えたら

彼らのことを

貴方のことを

おしえてください

TRASHMASTERS vol.39
『掟』

会場:下北沢駅前劇場
2024年2月15日(木)~2024年2月25日(日)

新進気鋭劇作家=竹田モモコ新作!   -第10期 角田萌果(つのだ・もか)

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現在、2月15日初日の劇団青年座公演『ぼっちりばぁの世界』の稽古中です!

この記事が公開される頃には初日の幕が上がっていることでしょう。

「ぼっちりばぁ」とは、高知県西部の方言=幡多弁で「ちょうどいいくらい」という意味。

幡多弁で劇作をする竹田モモコさんの新作書き下ろし作品です。

現代風軽快口調と、繊細で優しいモモコ的観察眼が魅力です!

しかし竹田モモコ氏、「日本の劇」戯曲賞2022最優秀賞を受賞しただけあって、我々に簡単な道を与えてはくれません。

一見軽い会話の裏には、濃密な人間ドラマが。

やり過ぎてしまうと面白くなく、つるっとセリフを喋ると大事なことが通り過ぎてしまう。

非常に高度なバランス感覚を要求されて四苦八苦しています!

でもそれがすっごく楽しい。

上演時間は約1時間40分。

毎日息が詰まりそうな方、覗き見をしているような会話劇が好きな方、ぜひ、中野ザ・ポケットまで足をお運びください!

劇団青年座第254回公演
『ぼっちりばぁの世界』

会場:ザ・ポケット
2024年2月15日(木)~2月25日(日)

時間なら、あるわ   -第16期 宮津侑生(みやづ・ゆうき)

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この3月末に、「時間なら、あるわ」という公演タイトルで、AチームとBチームに分かれ『東京三人姉妹』と『JAM』という二作品を交互上演します。二作品とも、とある姉妹が物語の中心ではありますが、それは同時に家族の話であり、一人の人間のアイデンティティの話でもあります。

家族って、好きとか嫌いとか関係なく自分の核になってしまう存在なんだと思います。ふとした瞬間に絡め取られるような。受け入れたり、反発したり、無関心でいたり、関わり方はそれぞれでも出発点はやっぱり家族です。

自分がこの世に存在するからには同じくこの世には絶対に母親と父親がいます。その人たちが目の前にいても、いなくても、絶対に自分の大きな構成要素となっていて、いつかは向き合う時が来ます。その時というのが、この二組の姉妹にとっては、それぞれの戯曲に書かれた"今"でした。彼女たちが両親や姉妹、外部の人間と関わり合いながらどんなこれまでを振り返り、どんなこれからを生きていくのか、ぜひ劇場でご覧ください。

【ご予約こちら】

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/023k3dgqguh31.html

えんそくVol.2
『時間なら、あるわ』

会場:遊空間がざびぃ
2024年3月20日(水)~3月24日(日)




修了生の出演情報もあわせてご覧ください!


次回の更新は6月14日(金)を予定しております。

今後とも、新国立劇場演劇研修所修了生の活躍にご期待ください。そして引き続きのご声援のほど、よろしくお願いいたします!