演劇研修所ニュース

修了生からのメッセージ

2022年4月より、修了生からの出演情報や近況などのメッセージをお届けしています。
ぜひお楽しみください。

最新号 2022年5月2日(月)更新



2022年5月号

「届けたい『声』」 第9期 村岡哲至/第8期 滝沢花野

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村岡(以下、村):初めまして。9期生の村岡哲至と

滝沢(以下、滝):8期生の滝沢花野です。

:今回私たちは、劇団印象『ジョージ・オーウェル〜沈黙の声〜』にオーウェル役と

:その妻・アイリーン役で共演することになりました。初共演、それも夫婦役なのです!

:この作品は、『1984』や『動物農場』で知られる小説家ジョージ・オーウェルの評伝劇です。彼がBBC(英国放送協会)に勤務し、インド向けラジオ番組を作っていた1941年~1943年頃に焦点を当て、そこでの経験がどう小説家としてのオーウェルを形作ったのかを描いています。

:「ある情勢に飲み込まれていく」怖さと葛藤、そして妙な高揚感。今を生きる私たちにも全く他人事ではないように思います。

:夫婦が二人で何を考え、苦悩し、決断したのか。一つ一つのやり取りを大切に、この物語を届けたいと思います。

:色々な点でとても響く作品にできるのではないかと胸を高鳴らせています。どうぞご期待ください。

劇団印象-indian elephant-第28回公演

『ジョージ・オーウェル〜沈黙の声〜』

作・演出:鈴木アツト

会場:下北沢・駅前劇場

2022年6月8日(水)~6月12日(日)

バックナンバー



2022年4月号

「昭和精吾事務所 加入」 第5期 梶原 航

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コロナ禍、 舞台も中止や延期、故郷にも帰られず友達にも会えない日々に 一通の手紙。

それは舞台における『語りのスペシャリスト』 昭和精吾事務所二代目代表 こもだまりさんからの温かなエールでした。 人の言葉に飢えていた僕の心に ダイレクトに流れ込む直筆の手紙に、 改めて「言葉の可能性」を感じ、2021年 6月より、共に言葉を探究するメンバーとして加入いたしました!

昭和精吾事務所は、 1984年、演劇実験室◎天井桟敷の マイクアジテーターであった昭和精吾さんの 急逝を受け、ともに17年活動してきた こもだまり・イッキが音楽家・西邑卓哲を迎え 新体制で再始動。 岸田理生アバンギャルドフェスティバルへの 参加、音源・映像製作など 新たな試みを展開しています。

新加入した、わたくし梶原航と、 四人体制での活動。 古今東西の名作を『語り』で描き尽くします。 お見守りいただけますよう精進し致します。
どうぞ宜しくお願いいたします。

昭和精吾事務所

「演劇に恋して」 第8期 鈴木麻美

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鈴木麻美:上段左から2段目

初めまして。8期修了生の鈴木麻美です。

4月、PARCO STAGEの公開演劇企画
「愛でる」に出演させていただくことになりました。

早いもので、修了してから7年目の春を迎えようとしています。 修了する頃、演劇を通じ沢山の方と恋愛したい♡と、胸に秘めていました。 ここまで活動し、コロナ渦も経験し、私は演劇に恋しているのだと気づかされました。

「愛でる」は、二人芝居です。 その名の通り、恋愛要素がふんだんに織り込まれた作品で、時にクスっとしちゃうところ、もしかしたらホロリとしちゃうところもあるかもしれません。 相手役の方は、どんなボールでも軽やかに打ち返してくださる懐の大きな方です。二人でいろんな景色へとびこんで、お客様をその世界へお連れできたらと思っています。

今回、3チームある中で、私たちのチームは初日4月21日の回。もしよろしければ足をお運びいただけたら幸いです。どうぞ、よろしくおねがいします。

PARCO STAGE 公開演劇『愛でる』

作・演出:渡辺カズキ
会場:渋谷PARCO 10FROOF TOP PARK ComMunE

「朗読劇『大地の花』執筆後記」 第10期  中西良介

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撮影:中西良介
(左から)宮崎隼人、八幡みゆき、小比類巻諒介、
大久保眞希、髙倉直人

研修所を修了して5年、わたしは俳優に軸足を置きながら翻訳家、作詞家、歌手、カメラマンなど様々な分野で活動している。そこに【作家】という職業が追加された。

ここ数年、研修所と平和記念展示資料館がコラボレートして、戦争体験者の手記を朗読する企画が行われている。今年は"満州残留孤児"について書かれた『大地の花』(著:玉田澄子氏)を朗読することになり、その上演台本を作る仕事を頂いた。演出は研修所長の宮田慶子さんだ。

初めての執筆作業は失敗と混乱の連続であった。朗読劇で、子どもに分かりやすく、史実は曲げないなどの制約がある中での執筆。非常に難しかった。しかし贅沢なことに、宮田さんに添削いただきながらなんとか完本させることができた。朗読者として選ばれた修了生が宮田さんとの稽古の中でドラマをしっかりと膨らませてくれたおかげで、骨太な作品に仕上がったと感じている。

機会があれば、ぜひ観ていただきたい。

平和祈念展示資料館 朗読劇『大地の花』



「人見知りだった自分」 第14期 大西 遵

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写真は撮影時の写真。
左から大西遵、南川泰規、ドロンズ石本、川畑光瑠、瑞生桜子。

つくづく「自分は人見知りだな」と思うことがよくあります。初めての人しかいない場で「何を話せばいいのか」とか、「今は話しかけない方がいいんじゃないか」とか、頭の中でぐるぐるして結局話せずに終わる、そんな経験ばかりしてきました。もっと人とラフに話せるようになりたいと思いつつも、なかなか動き出せず足が重い日々が続きました。

そんな時、よく行く飲食店の店長に言われました。「みんな人見知りだよ。初めての人と話すのが得意な人なんかいない。ただ沢山の人と話すうちに自然と慣れてきたけどね。」と。僕はなんてちっぽけなことで悩んでいたのだと思いました。自分で勝手に苦手意識をつくって、自分で自分の首を絞めていたのだと気付かされました。それからは出会いの場に積極的に足を運ぶようになりました。

コロナ禍ではありますが、その中でも模索しながら、沢山の人と交流できる世の中になればいいなと切に願っています。

「サンキュービーバー〜宮ヶ瀬探偵事務所(仮)〜」全5話


修了生の出演情報もあわせてご覧ください!


次回の更新は6月6日(月)を予定しております。

今後とも、新国立劇場演劇研修所修了生の活躍にご期待ください。そして引き続きのご声援のほど、よろしくお願いいたします!