演劇研修所ニュース

修了生からのメッセージ

演劇研修所修了生からの出演情報や近況などのメッセージをお届けしています。
ぜひお楽しみください。

最新号 2024年7月19日(金)更新

2024年7月号

「改稿サポートする輪。」に戯曲が選出されました。  -第4期 白川哲次(しらかわ・てつじ)

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みなさま、こんにちは。
4期修了生の白川哲次です。
来る7月27日(土)に日本劇作家協会さまが主催される「改稿サポートする輪。」という企画に昨年執筆した台本が選出され、俳優さんをお呼びしてのリーディング、またディスカッションを行う運びとなりました。
私としては初めての応募でこのような素晴らしい機会に恵まれたことを本当に嬉しく思っております。
拙作はデヴィッド・ヘアの「ブルールーム」を意識した作品になっており、舞台はイギリス、登場人物も皆イギリス人という和製翻訳劇となっています。
私自身は去年から執筆を始めたばかりの(正確には18年ぶり)新米ペーペーでありますので、この機会に多くの方のご意見を頂戴出来たら幸いです。
会場でお待ちしております。
よろしくお願い致します。

上西、愛媛で奮闘中    -第11期 上西郷太(じょうにし・ごうた)

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初めてこちらにメッセージ書かせて頂きます。11期修了の上西郷太と申します。

研修所を修了した後、新国生では珍しく、僕はミュージカル界の扉を叩きました。芝居だけではなく歌やダンスも求められるミュージカルの世界で、泣きべそかきながらも少しずつ少しずつ自分のスキルアップに励んでおりました。

現在僕は愛媛県にある「坊っちゃん劇場」で『KANO〜1931 甲子園まで2000キロ〜』という舞台の長期公演に出演しております。

「坊っちゃん劇場」は日本では珍しい、一つの作品で一年間のロングラン公演を行う劇場で、僕自身も三桁数の公演に出演できる予定です。どうしたら毎日新鮮に舞台に立ち続けられるのか、役者として日々試されています。

『KANO』は台湾の日本統治下時代に、漢人、原住民族、日本人の三民族混成チームで甲子園準優勝を果たした嘉義農林学校の実話が元になった野球ミュージカルです。

2024年10月には台湾公演も行える予定です。

野球というスポーツを通して、民族の垣根を超えて団結していく少年たちの熱き青春物語、ぜひ坊っちゃん劇場へ観にいらしてください。この作品と出逢えただけでもミュージカルに挑戦して良かったなと改めて感じております。公演日程詳細は劇場HPをご確認ください!

坊ちゃん劇場
KANO 〜1931 甲子園まで2000キロ〜

会場:坊ちゃん劇場

2024年4月6日(土)~2025年3月(予定)

※出演者は途中交代する可能性がございます。

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2024年6月号

YouTube観てくださーいっ!    -第15期 日沼りゆ(ひぬま・りゆ)

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15期修了の日沼りゆです!
みんなにもっと気軽に観劇してほしい、という思いから、お得に観劇できる情報をまとめた動画を自分のYouTubeチャンネルにアップしました!
今回はU25や学生チケットについての動画ですが、今後は新国のZ席などの、一般価格の層がお得になる動画もアップ予定です。
ぜひチャンネル登録してみてくださいっ!



2024年5月号

ゴツプロ!『無頼の女房』    -第1期 浅野令子(あさの・れいこ)

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みなさま、こんにちは! 1期生の浅野令子です。

先日まで新国立劇場の『デカローグ』プログラムAに参加していましたが、お陰様で無事閉幕し(プログラムC、D、Eはこれからです!)、今は新たな稽古場に通う毎日です。

ゴツプロ! 第九回公演「無頼の女房」に出演させていただきます。

「無頼の女房」は2019年に58歳でお亡くなりになった劇団道学先生の座付き作家・中島淳彦さんの代表作の1つで、無頼派と呼ばれた作家・坂口安吾と、その妻・三千代がモデルとなって書かれた物語です。

私は作家の妻、やす代を演じます。
戦後間もない混沌とした時代で、覚醒剤もまだ法で禁じられていなかった頃。

「原稿を走る筆の音が、まるで身を削る刃物の響きに聞こえて。」

一文字一文字に作家が吹き込んだ熱を想像し、体感し、生きた言葉として客席にお届けしたいと思います。
どうぞご期待ください!

ゴツプロ!第九回公演
『無頼の女房』

本多劇場        2024年6月6日(木)~ 6月16日(日)

大牟田文化会館小ホール 2024年7月6日(土)

節目    -第10期 角田萌果(つのだ・もか)

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2017年2月。修了公演『MOTHERー君わらひたまふことなかれ』で与謝野晶子の役をいただいた。
作品を背負う責任。"美しさ"を追い続ける苦しみとトキメキ。俳優としてのイロハを、マキノさんの言葉と、宮田さんの演出からたくさん教わった。

2020年の終わりと2022年の始め。
青年座『横濱短篇ホテル』の旅公演とファイナル公演で、18歳のハルコ、を演じた。
研修所に入所してから、伸び代しかなかった私にやってきたスランプ。心を開くことが怖くなり、本気で俳優に向いてないと思った。東京公演でやっと自由を取り戻せた。

どちらも、作マキノノゾミ・演出宮田慶子。
至らぬ自分にもがき苦しんだけど、学び豊かで、演劇人生の特別な位置にある。

そして、2024年。
『ケエツブロウよ〜伊藤野枝ただいま帰省中』が私にとってどんな作品になるかはまだわからない。そんなの私次第。大切に大切に演じたい。
評伝劇としても、人情劇としても面白い今作。たくさんの人に観てほしい。

劇団青年座第256回公演
『ケエツブロウよー伊藤野枝ただいま帰省中』

会場:紀伊國屋ホール

2024年5月24日(金)~6月2日(日)

2024年4月号

初大舞台!   -第16期 都築亮介(つづき・りょうすけ)

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まもなく、出演いたします『トンカツロック』の初日を迎えます! 人生初の1,000人越え大舞台。とても緊張しております。

『トンカツロック』は、東京の東のはずれにある川沿いの下町、忠平橋商店街で生活している人々の物語です。

『トンカツロック』とても温かい作品です!

スマホではなくガラケーを使っていた時代。おせっかいで情熱的な人達が街を盛り上げようと奔走します。誰かが誰かに応援されて、応援された人も誰かを応援して、人と人とのつながりの素敵さを再認識できる作品です。

歌あり、ダンスありのパワフル舞台!自分は若きロッカーのマギー役で出演します!

普段の自分からは想像できない奇抜な衣装!

ハードなボクシングシーンにお祭りシーン!

見どころ盛りだくさんになっております。 心も体もじんわり温かくなるような作品をお届けできるよう頑張ります!

お時間ありましたら、是非劇場へお越しください!

松竹
『トンカツロック』

大阪松竹座     2024年4月19日(金)~26日(金)

新橋演舞場     5月4日(土)~19日(日)

御園座       5月23日(木)~27日(月)

本多の森北電ホール 6月1日(土)~2日(日)




修了生の出演情報もあわせてご覧ください!


次回の更新は8月15日(木)を予定しております。

今後とも、新国立劇場演劇研修所修了生の活躍にご期待ください。そして引き続きのご声援のほど、よろしくお願いいたします!