2014年2月
2014年2月28日
オススメのチケット購入方法のご紹介
お客様からお問い合わせの多いチケットの購入方法について、オススメの方法をピックアップしてご紹介します。意外と手軽にお買いお求めいただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
【前売り券の購入方法】
①新国立劇場ボックスオフィスへ電話
新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(営業時間10時~18時、年中無休)へお電話いただき、オペレーターに割引適用の有無や必要事項をお伝えのうえ、クレジットカードでご決済ください。ご観劇当日、劇場窓口でチケットを引き取れます。
②新国立劇場Webボックスオフィスへアクセス
24時間営業の新国立劇場Webボックスオフィスへアクセスして登録の上、クレジットカード決済でお申し込み。ご来場前にチケットぴあ店舗か所定のコンビニでチケットをお引き取りください。
③コンビニの端末で
セブン-イレブン、サークルK・サンクスの店頭にある端末を操作して「チケットぴあ」の画面でPコード[428-670]を入力。払込票・受付票を持ってレジで代金をお支払いいただき、チケットをお受け取りください。(セブン-イレブンでの購入方法はこちら、サークルK・サンクスでの購入方法はこちら)
【当日券の購入方法】
建物1階メインエントランス左手のボックスオフィス窓口でお求めください(Z席含む。営業時間10時~19時、年中無休)。開演45分前からは、地下1階小劇場クローク横の小劇場ボックスオフィス窓口で販売いたします。開演時間までは、上記前売り券の購入方法①~③もご利用いただけます(Z席以外)。
※②③の方法では、チケット代金以外に別途手数料等が必要です。詳細はお申し込み画面などでご確認ください。
なお、新国立劇場ボックスオフィスとチケットぴあは、同じ残席からお席をお取りしています(ただし、Z席1,500円は公演当日10:00よりボックスオフィス窓口のみで販売)。また、こちらのページでは様々な購入方法、お支払い方法について記載してございますので、ご都合のよろしい方法でチケットをお求めください。その他、前売り券は各プレイガイドでもお求めいただけますので、お問い合わせください。
2014年2月26日
舞台写真を公開しました
新国立劇場の主催公演では、舞台写真をセレクトしてウェブサイト上に掲載しています。昔見た公演がどんな舞台だったか思い出したいとき、なかなか便利なページです。(シーズンごとに舞台写真と公演情報を掲載しているページはこちらから)
この度、「アルトナの幽閉者」の舞台写真を公開しました(こちらから)。俳優たちの熱演はもちろん、舞台美術や照明、衣裳の素晴らしさも、この公演の見どころです。これから舞台をご覧になるという方は、ぜひご期待ください! 3月9日(日)まで、絶賛上演中です。
2014年2月25日
お客様の声を紹介します
難しい内容かと思っていましたが、役者さんの熱演にぐっと引き込まれました。台詞の掛け合いがとても良かったです。またセットも素敵でした。岡本さんの演技も素晴らしかったです。(2月23日ご観劇)
長いはずの芝居がとても短く感じられました。一つ一つのセリフが鋭く突きささり苦しいほどでした。皆様の好演に拍手を送ります。(2月23日ご観劇)
自らの戦争中に犯した罪にさいなまれて自らを幽閉するという、人間の心の奥底に潜む悪魔とどう向き合うかという重いテーマを、冷静で丁寧に描いており感銘を受けた。主演の岡本さんも難しい役どころを十分に演じていた。(2月23日ご観劇)
おもしろかったです。公演時間は長めでしたが、集中して見ていたら、あっという間でした。どれくらいの人が戦争によって傷つき、どれくらいの人がそんな人達を救おうとしているのか、考えさせられました。(2月23日ご観劇)
すばらしかったです。役者の方々のセリフにも感心しました。昨年、ポーランドのワルシャワとアウシュビッツに行きました。あまりのひどさに言葉がありませんでしたが、ドイツ人の苦悩のことには考えが及んでいませんでした。(2月19日ご観劇)
2014年2月21日
当日学生割引(50%OFF)のご案内
新国立劇場の主催公演で実施している「当日学生割引」。
公演当日に残席がある場合、Z席以外の当日券を10:00から新国立劇場ボックスオフィス窓口で半額(50%割引)で販売しています。
「アルトナの幽閉者」の場合は、正面のA席5,250円が2,625円、左右バルコニーのB席3,150円が1,575円と、大変お求めやすくなります。ご購入の際には、「当日学生割引」ご利用の旨を窓口の者にお知らせいただき、観劇されるご本人の学生証をご提示ください。お一人様1枚のみのご購入で、電話予約はできません。
新国立劇場の大まかな残席状況はWebボックスオフィスでご確認いただけますので、残席があるか心配という方は事前にお確かめいただくと良いかもしれません。(劇場窓口以外に、新宿・渋谷・横浜・有楽町のチケットぴあ限定4店舗でも販売しておりますので、お近くのお店もご利用ください。詳細はこちらのページの[学生優待]にございます)
他にも、新国立劇場では25歳以下の青少年に向けたご優待プラン「アカデミック・プラン」を展開中です。公演日・枚数限定で前売りとなりますが、社会人の方もご観劇当日に25歳以下でしたら、「アルトナの幽閉者」A席を2,500円でお求めいただくことができます。チケットは当日引き換えで、お引き取りの際に年齢の分かる証明書をご提示いただいています。こちらのページからご登録の上、お申し込みください。
19日(水)に初日を迎え、SNSでも話題沸騰の「アルトナの幽閉者」。若い今こそ、サルトルの言葉が紡ぐ骨太な舞台に触れてみてはいかがでしょうか。
2014年2月19日
本日初日!
1ヶ月以上の稽古期間を経て、いよいよ初日を迎えました。
楽屋入り口、「本日初日」の看板を見ると、身が引き締まります。
でも、初日と言っても皆さんいつも通り、のびのび、和気藹々。
今までの稽古で、できることはすべてやった、そんな感じでしょうか。
公演前のノートタイムでも大きな笑い声が起きていて、とってもいい雰囲気です。
さらに、雰囲気を盛り上げてくれたのが、大道具さん。
みんなが集まって雑談する団欒スペースのテーブルを、アルトナ仕様にしてくれました。
どこがアルトナなのかは、見に来ていただければわかるはず。
こういうちょっとした気遣いが、チームをさらにぐっとまとめてくれます。
さて、決してとっつきやすいわけではないこの芝居、お客様にどのように受け入れられたのか、とてもドキドキしています。
皆様の心に何かを投げ込めていれば、嬉しく思います。
残り19公演、まだチケットをお求めいただける日もありますので、ぜひお越しください!
2014年2月16日
場当たり
稽古場に別れを告げ、キャストの皆さんもいよいよ劇場入りしました!
本番と同じ舞台装置の中で、最後の詰めの稽古に入ります。
昨日、今日は、テクニカルチームとの合わせ作業=「場当たり」が行われました。
役者たちの演技と、照明や音響などのタイミングがきっちりと合うように、きっかけとなる台詞の確認や、立ち位置の調整などをする作業です。
演出の上村聡史さんと舞台監督の田中直明さん(声がマイルド!)を中心に、ところどころ止めたり、もう一度やり直したりしながら、綿密な調整が続きます。
また、今回は小道具がとてもたくさんあることから、「転換稽古」も入念に行います。
わずかな時間の中で、あっという間に転換が行われる様は本当に気持ちがいい!
お客様にお見せできないのが残念なくらいです。
そして、場当たり終了後、キャストが集まってノートタイム。
「ノート」とは、稽古中気になったことを皆で話し合うことです。
劇場に入ってから見えてくることも多く、初日に向けてこれからさらに芝居が深まって行きそうです。
2014年2月15日
稽古場レポートが掲載されました!
いよいよ今週水曜日、19日に開幕が迫る「アルトナの幽閉者」。先だって稽古場での稽古をご覧いただいた〈チケットぴあ〉さん、〈おけぴネット〉さんのレポートが掲載されました。ぜひご覧ください。
観る者の魂を深く揺さぶる「アルトナの幽閉者」を、どうぞお見逃しなく!
2014年2月12日
いよいよ劇場仕込み!
本日、劇場の仕込みが始まりました。
これまでは地下の稽古場で繰り広げられていた「アルトナの幽閉者」の世界が、いよいよ劇場にて始動!!
照明、音響、大道具など各チームの無駄のない連携プレーによって、怒涛のように作業が進み、あっという間にゲアラッハ家ができあがります。
その一部を写真でご紹介しましょう。
まずは照明やスピーカーの吊り込みからスタート。
いつもは舞台上部にある「ブリッジ」や「バトン」を床面まで下ろして作業します。
吊り込みが終わったらブリッジを上げて、大道具立て込みの前に、まずはお掃除。
さて、いよいよ大道具を立て込みます。気づけば床が少し高くなっています!
(ネタバレのため、一部ぼかしています。ぜひ劇場へ見に来てくださいね!)
グレー~黒に塗られた壁をどんどん貼り合わせて…
このあと、重厚なゲアラッハ家が小劇場に出現しました!
美術の池田ともゆきさんの立会いの下、仕込みは今日でほぼ終了。
劇場のセットができていく過程は、本当にワクワクします。
明日からは照明や音響のテクニカル作業が待っています。
本番まであと一週間。稽古場も劇場も、熱がこもって来ています。
2014年2月11日
ゲアラッハ・カラーを司る者たち
「アルトナの幽閉者」は、戦争と個人のあり方、という大きなテーマを描いた作品です。
が、繰り広げられる物語は最初から最後まで、あるお屋敷の中だけで進みます。
ドイツ最大の造船会社を経営する実業家、ゲアラッハ家の大邸宅がその舞台。
厳格な父を筆頭に、長男、長女、次男とその妻、たった4人で暮らすこの家には、
部屋がなんと32もあるんです。掃除が大変!
…などと思うのは置いておいて、とにかく、この広々とした家の中で、
皆がどこか縮こまって生きている、そんな家です。
さて稽古場では、本番に向けての稽古と平行して、必要な小道具を
演出部の皆さんが、着々と用意してくれています。
「演出部」という言葉、聞き慣れないかもしれませんが、舞台監督さんを中心に、
素敵な小道具を用意してくれたり、本番で暗転中にさささっと場面転換をしたり、
衣裳の準備や早替えを手伝ってくれたり、つまり、お芝居の進行に合わせて
実に様々なことをしてくれる、何でも屋さんみたいな、すごいスタッフたちのことです。
稽古がお休みの日も(いや、むしろお休みの日こそ)、モクモクと作業を続け……
ついに出来上がりました、ゲアラッハ家の部屋を飾る家具たち!
元はまったく違う色だったのが、グレー~黒のグラデーションに染まっています。
椅子なんて、布の部分もグレーや黒に貼り替えてあって!す、すごい!!
今回の舞台は、このゲアラッハ・カラー(と我々制作チームは勝手に呼んでいます)が
すべての基調になります。家具のみならず、壁も床も、です。
デザインしてくれたのは舞台美術家の池田ともゆきさん。
台本を読み込み、稽古にも立ち会ってくださった日々の中から、
こんなビジュアルを思いつくなんて!スタッフ(あ)、ただただ感動です。
とはいえ、グレーと黒に占められた世界……重いですね。暗いですね。
でも、暗く重いのが人生の本質でもあり、そういった現実に正面から向き合うこの作品は、
きっと皆さんの心を揺さぶるものになると思います。
そして、そんな作品の世界観を随所で表現している小道具たちにも、
ぜひぜひ注目してみてください!
2014年2月10日
衣裳パレード、そして……Happy Birthday!!
去る2月9日、稽古場では衣裳パレードが行われました。
衣裳パレードとは、本番で着る予定の衣裳を皆で一斉に着て並び、各幕ごとに、色や素材感がお互いに調和しているかどうかを確認する作業です。ずらりと並んだキャスト達の前に、演出の上村聡史さんや衣裳デザインの半田悦子さん、ヘアメイクの川端富生さんをはじめ、スタッフがこれまたずらりと並んで、ああでもない、こうでもない、と微調整を繰り返します。
今回、一番時間がかかってしまった、3着を着ることになる美波さん。美波さんの衣裳は、今回の舞台にあわせて作ってもらったものが多いので、裾を上げたり、腕周りをタイトに修正したり。髪型もいろいろ変えてみます。それにしても、何を着ても美しい!見惚れてしまいます。
それから、やはり3着の北川響さん。北川さんは先日ご紹介したハインリヒ軍曹の他に、とても重要なお役目があるのです。この衣裳がなかなか難易度が高く…お話ししたいところですが、これは見てのお楽しみ。衣裳さばきの練習も含め、入念に調整していました。
さてその間、他の皆さんは、待機。
自分の出番が終わっても、今日は最後まで帰りません。
なぜならば、2月9日は我らが辻萬長さんの誕生日だからです!
しかもただの誕生日ではありません。御年70、古希です!!
ということで、衣裳パレードの後、ケーキとシャンパンでお祝いをしました。
作品に向き合う誠実な姿勢、存在感、70歳にしてこの台詞覚えの早さ。現場でいつもプロフェッショナルを示してくれる萬長さんは、アルトナチームの大黒柱です。
「KOKI 70」と書かれたTシャツをプレゼント、それを着て満面の笑みの萬長さん。
これからもパワフルに、そして陽気に、アルトナチームを引っ張っていってくださいね!