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【レポート】オペラストゥディオ第27期ドイツ研修(ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場附属研修所)

ANAスカラシップによるオペラストゥディオ第27期のドイツ研修がミュンヘン・バイエルン州立歌劇場附属研修所で実施されました


この海外研修は、2016年より全日本空輸株式会社と新国立劇場によって創設されたANAスカラシップ制度の一環として実施されています。

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オペラ研修所海外研修については、ヨーロッパの歌劇場と密接なつながりのある研修機関で研修を行い、優れた芸術家の指導を受けるとともに、オペラが育まれた国の文化に直接触れることなどを目的に実施しています。

今回はオペラストゥディオ第27期が約2週間にわたりドイツ研修を行い、ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場附属研修所の実施する特別レッスンを受講しました。

研修生たちは、第一線で活躍する声楽家やコレペティートルによる歌唱レッスンをはじめ、演技やドイツ語のレッスンなど日々様々なプログラムに参加するなど、大変貴重な経験となりました。

【研修生のレポート抜粋】

・「<何を大切にすべきか><自分の現在の課題はなにか><それをどう改善すべきか>ということが明確にわかり、今後の研修の大きな道しるべとなりました。」(有吉琴美)

・「これまで知識として<やらなくてはいけないこと>と理解していたことが、現地での体験によって実感を伴った学びとなっていくのを感じました。」(小野田佳祐)

・「今後の声の方向性や、自分自身が現在抱える課題について具体的に見つめ直す貴重な機会となりました。また、同じ研修に参加した同期の成長を間近で感じることで、強い刺激と励ましを得ました。」(島袋萌香)


・「日本に帰ってきた今でも、ミュンヘンで強く感じた<歌を歌う喜び>そして<世界で音楽家として生きる喜び>その気持ちが胸の中にあります。この気持ちを原動力に、今後もさらに飛躍していけたらと思います。」(牧羽裕子)

・「妥協点を見つけ、その時できる最大限で満足するのではなく、満点を目指し仕事をしている歌手の姿を目の当たりにしたことは、今の自分にはとても大きく感じ、多くの目標と反省を得ることができました。」(矢澤 遼)


このドイツ研修を通して、研修生たちが多くのことを学び、世界で活躍できるオペラ歌手になる決意を新たにしたことが伺えます。

こうした海外研修などの貴重な経験や、世界でもトップクラスの指導を受けた研修所修了者は、プロフェッショナルな舞台人として、国内外で目覚ましい活躍を遂げています。

ぜひ劇場で、こうした日頃の研修の成果をご覧ください。

今後とも研修生への皆様の温かいご支援、ご声援をお願いいたします。


写真で見るオペラ研修所海外研修

いよいよドイツへ!羽田空港にて

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バイエルン州立歌劇場にて

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レッスン風景

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