【プレスリリース】オペラ研修所修了公演『悩める劇場支配人』
公演概要
文化庁委託事業「令和2年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
オペラ研修所修了公演
『悩める劇場支配人』 "L'IMPRESARIO IN ANGUSTIE"
(全1幕 イタリア語上演 字幕付 作曲 D. チマローザ)
公演概要
オペラ研修生たちはレアなチマローザ作曲『悩める劇場支配人』に挑戦します!
オペラ研修所第21期生たちの修了公演はオペラ・ブッファ(喜歌劇)、チマローザ作曲の『悩める劇場支配人』。
日本では上演機会の少ない作品で、文豪ゲーテやスタンダールが絶賛したといわれる作曲家チマローザのオペラです。
美しい音楽を堪能し、かつ次から次へと繰り広げられる奇想天外な出来事を、皆で笑い飛ばしましょう!
公演データ
会場 新国立劇場中劇場
公演日程
2021年3月5日(金)18:30、6日(土)14:00、7日(日)14:00
※開場は開演の45分前
予定上演時間
約1時間30分(休憩なし)
作曲:ドメニコ・チマローザ
台本:ジュゼッペ・マリア・ディオダーティ
指揮:辻 博之
演出:久恒 秀典
装置:黒沢 みち
照明:稲葉 直人(ASG)
衣裳コーディネーター:増田恵美(モマ・ワークショップ)
管弦楽:新国立アカデミーアンサンブル
主催:文化庁、新国立劇場
出演:オペラ研修所第21期、22期、23期生
オペラ研修所長:永井和子
※チラシ画像をクリックすると拡大します。
チケット
【チケット料金】
全席指定:4,400円
◯各種割引あり
Z席:1,650円
※Z席は公演当日、10:
【前売開始】
アトレ会員先行発売期間:2021年1月19日(火)10:00~1月21日(木)※枚数制限なし
一般発売日:2021年1月24日(日)10:00~※枚数制限なし
【チケット取り扱い】
※ボックスオフィス窓口は、公演日の開演2時間前から開演時間までに限り、営業いたします。詳細はWEBサイトまたはボックスオフィス宛にお電話にてお問合せください。
はじめに
チマローザのオペラ『秘密の結婚』は良く知られており、
この作品は新国立劇場オペラ研修所でも1999年に第1期生によって上演され好評を博しました。
チマローザは、その生涯に約70作ものオペラを作曲しています。
機知にあふれた生き生きとした陽気な音楽、美しいメロディは、ゲーテも大絶賛し、
当時の全ヨーロッパの聴衆を魅了しました。
さらにヨーロッパのみならず、ロシアでもエカテリーナ2世が彼に注目し、
帝都サンクト・ペテルブルグの宮廷楽長に迎えます。
チマローザのオペラは、19世紀に入ってからも高い評価を得、
スタンダールもモーツァルトとともに彼の音楽に魅了され、その美しさを絶賛していました。
しかし現在では、チマローザのオペラの全貌を知ることは困難になってしまっています。
この機会にぜひチマローザの作品の素晴らしさをご堪能ください!
作品について
1786 年の 2 月にモーツァルトの『劇場支配人』が上演され、同じ年の秋にナポリのヌオーヴォ劇場で
ジュゼッペ・マリア・ディオダーティ台本、ドメニコ・チマローザ 作曲の『悩める劇場支配人』が上演されました。
チマローザのこの作品は大きな成功を収め、長年にわたってイタリアの劇場のみならず、
パリやウィーンなどの様々な劇場でも上演されました。
ドイツの詩人で作家のゲーテは、1787 年のイタリア旅行中にローマでこのオペラを観劇し、
彼はこの作品が大変気に入って、「いつも元気づけられる作品」と称したといわれます。
あらすじ
劇場支配人クリソーボロは、新作上演のために招いた3人のプリマ・ドンナからの理不尽な要求に日夜悩まされています。
リハーサルが始まっても、歌手は遅刻、内容は支離滅裂で、収拾がつきません。
困り果てた支配人は詩人の台本作家、ペリツォニオに助言を依頼しますが、返ってきた答えは...。
ついに彼は劇場を捨てて逃げだしていまいますが、そこに大どんでん返しが...。
人物相関図
▼クリックすると拡大します。
キャスト
【フィオルディスピーナ】
井口侑奏(5日・7日)/原田奈於(6日)
【メルリーナ】
和田悠花(5日・7日)/河田まりか(6日)
【ドラルバ】
杉山沙織(5日・7日)/内山歌寿美(6日)
【ドン・ペリツォニオ】
仲田尋一(5日・7日)/程 音聡(6日)
【ドン・クリソーボロ】
井上大聞(5日・7日)/湯浅貴斗(6日)
【ジェリンド】
増田貴寛(5日・7日)/鳥尾匠海(6日)
【ストラビーニオ】
森 翔梧(5日・7日)/大久保惇史(6日)
出演者
第21期生(3年次) |
第22期生(2年次) |
第23期生(1年次) |
井口 侑奏(ソプラノ) 井上 大聞(バリトン) 仲田 尋一(バリトン) 増田 貴寛(テノール) 和田 悠花(ソプラノ) |
程 音聡(バリトン) 鳥尾 匠海(テノール) 原田 奈於(ソプラノ) 森 翔梧(バリトン) 湯浅 貴斗(バス) |
内山 歌寿美(ソプラノ) 大久保 惇史(バリトン) 河田 まりか(ソプラノ) 杉山 沙織(メゾソプラノ) |
出演者プロフィール
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第23期生[1年次]
お問い合わせ
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- 新国立劇場研修主管 広報担当 櫻井眞夕美
- TEL(直通):03(5352)5774
- sakurai_m7314@nntt.jac.go.jp
- ◆公演に関するお問い合わせ
- 新国立劇場オペラ研修所
-
- 〒151-0071 渋谷区本町1-1-1
- TEL(代表):03(5351)3011 (月~金/土日祝を除く)10:00~17:00
- FAX:03(5352)5776
新国立劇場オペラ研修所について
オペラ研修所は、プロのオペラ歌手を目指している人の研修機関として、平成10年(1998年)4月に開設され、高倍率の選考試験を突破した才能豊かな15名の歌手たちが、3年間の研修に励んでいます。
国内外の一流講師陣による歌唱レッスンはもとより、演技や発声法の実践的な演習、諸外国語習得のための授業など、オペラ歌手に不可欠な知識と教養を身につけるための多様な研修を行っています。
また、2016年4月に創設された「新国立劇場若手オペラ歌手育成事業支援ANAスカラシップ」による海外研修の充実により、海外での貴重な経験が可能となっています。
修了生は新国立劇場への出演はもちろん、海外歌劇場へのデビューを果たし、国内外のオペラ・カンパニーなどで広く活躍をしています。