飯守泰次郎新芸術監督第1シーズン開幕に、ワーグナー最後の作品で、集大成である「パルジファル」がついに登場。聖杯伝説を題材にワーグナーは構想から約40年の月日をかけて本作品を作曲、特別な「舞台神聖祝祭劇」と名付けました。聖槍と聖杯をめぐる壮大で深淵な物語を、神秘的で荘厳、そして官能的な響きに満ちた音楽がゆったりと描き出し、正に麻薬のように聴く者を虜にします。
日本随一のワーグナー指揮者である飯守泰次郎が自らタクトを振り、世界的な巨匠クプファーが新国立劇場のために新たな舞台を作り上げます。クプファーはこれまで幾度か「パルジファル」を手掛けていますが、今回は最新のテクノロジーを用い、さらに研ぎ澄まされた演出に期待が高まります。世界的なヘルデンテノールのフランツ、名ワーグナー歌手のトムリンソン、ドイツオペラを中心に華々しい活躍をみせるヘルリツィウスと、今望み得る最高のキャストが揃いました。