【連載④中川 奈奈】「エトワールへの道程 2023」（3/11,12公演）＆カナダ国立バレエ学校レポート

当公演が修了公演となる第18期生４名のこれまでの歩みを、カナダ国立バレエ学校での研修の様子や日々の研修風景写真などとともに、ご紹介していきます。

最終回登場は中川奈奈です！

研修の集大成となる「エトワールへの道程 2023」では、『白鳥の湖』第3幕のオディールを新国立劇場バレエ団の中島瑞生（第11期修了）と踊ります。

また、幕開きの『ワルツ』にも出演しています！

どうぞご期待ください！

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【レポート】カナダ国立バレエ学校研修

新国立劇場バレエ研修所の海外研修は、2018年より全日本空輸株式会社と新国立劇場によって創設された「ANAスカラシップ」制度で実施されています。

今回この海外研修が2年半ぶりに再開され、第18期生４名は約3週間、カナダ国立バレエ学校でレッスンを受けました。

詳しくは下記をご覧ください。

▶バレエ研修所の海外研修が2年半ぶりに再開！

▶バレエ研修所「ANAスカラシップ」

【中川奈奈による研修レポート（抜粋）】

カナダ国立バレエ学校での研修の中で、特に強く影響を受けたのは、「美」に対する個々の理想像と独創性についてです。

組織自体が多国籍であり、思考や体型も多様であることから、個人の思い描く「美」の像が個性豊かでした。基礎の上に個性を確立することが、ダンサーにとって必要であると学びました。
現地の子たちは学ぶ姿勢がとても自発的で、個々の独創性を評価する環境から、他人と比較することなく自信に満ち溢れていました。

思考や独創性を豊かにするために、バレエ面、私生活面、多面にわたり、様々な新しい経験や歴史を学ぶことが必要であり、生涯を通して学び続けることの大切さを実感いたしました。

この海外研修を経て、目標が定まりました。
それは、振付家や芸術監督の世界観を劇場、劇場外問わず様々なコミュニティの場所で、投影できるような、海外に通用するダンサーを目指すことです。
日々初心を忘れず、精進いたします。

日々の研修・公演～舞台写真・自作自演・特別レッスン・リハーサルなど

こうした様々な経験の成果を皆様にご披露する「エトワールへの道程 2023－新国立劇場バレエ研修所の成果－」が３月上演されます。

ぜひ研修生たちの姿を舞台でご覧ください。