OPERA PALACE Tokyo 新国立劇場 バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング

新国立劇場 2013/2014シーズンバレエ公演 「バレエ・リュス」特設サイト

Ballets Russes NATIONNAL BALLET OF JAPAN New National Theatre Tokyo
  • トップ
  • 火の鳥
  • アポロ
  • 結婚
  • バレエ・リュス・アラカルト
  • 公演日程&チケット情報
  • 映像集
チケットは新国立劇場ボックスオフィスまで TEL 03-5352-9999 WEB WEBボックスオフィス

連載第2回はこちら

新国立劇場芸術監督デビット・ビントレーがご案内するバレエの世界<インタビュー全文>連載第1回

新国立劇場芸術監督デビット・ビントレー

明日をも知れず

明日をも知れず

私が初めてこのバレエ団と仕事をしたのは2005年のことで、もうかれこれ8年になります。このバレエ団だけではなく、東京周辺のバレエ団の公演等を見る機会に恵まれて、バレエ団への印象は大きく変わりました。新国立劇場バレエ団は私の作品等に触れることで変わった部分もあるでしょう。確実に言えることはバレエ団がより私が与えた課題、レパートリーへの挑戦を繰り返し、より強固なバレエ団に成長したと思います。彼らは多様性を身につけ、ネオ・クラシックのスタイルも自分たちのものにしています。(ダンサーの)技術もとても高いものがあり、上達した結果なのか、ましてや私が来てから変わったのか、といったことは、私が語るべきものではありませんが、私の納得する踊り方になったことは確かです。

Photo Gallery

フォトギャラリーはこちら
Photo Gallery Decoration

今シーズンを経て、来シーズンへの期待

新国立劇場の舞踊芸術監督となって3年が過ぎました。来シーズンは私にとっては芸術監督として最後の年となります。レパートリーの選択等においてかなり自由にできたことは幸いでした。来シーズンは間違いなくエキサイティングな年、私の考え方や信念を具現化するシーズンとなると思います。新制作作品、20世紀を代表するバレエ、そして古典が揃っています。
芸術監督としての最後の年に、私が新国立劇場バレエ団とともに過ごした時間の中でとても大切な2つの作品をお届けすることができることをとてもうれしく思っています。その一つが私と新国立劇場バレエ団との物語の始まりとなった《カルミナ・ブラーナ》。そして私とこの新国立劇場バレエ団がともにつくりあげた最高の作品と言っても過言ではない《パゴダの王子》です。来シーズンは芸術的にエキサイティングなシーズンかつバレエ団にとってはチャレンジの年となるでしょう。

日本そのものの印象

私は8年の間、行ったり来たりしてきました。新宿および劇場のある初台地区に関してはかなり詳しくなりましたが、それが日本全体となると必ずしもそうではありません。日本に来るととても忙しく働いているので時間が取れないのが現実です。でも日本は大好きです。文化、食べ物、人、どれも大好きですし、とてもエキサイティングな国だと思います。
もしもこの短い期間に変わったとすれば、やはり地震を境に変わったのだと思います。個人的にはこの厳しい経験をテレビを通して遠くから知るのではなく、(※この地震が起きた時、リハーサルのため日本に滞在中であったので)バレエ団のメンバーとともに経験できたことは大きいと思います。特に海外のニュースとして伝えられると、物事は悪い形で伝えられがちなものです。
当時私の滞在中は、東京でも多くの困難がありました。福島(原発)への不安・懸念もありましたが、被災地の状況に比べれば、比較的無事な状況だったと思います。
実際的な回復はものすごく先のことではないと思いますが、あの時の経験は日本の人々の心理に非常に大きな痛手を与えたと思います。人々の根幹的な部分に影響を与えたことは確かだと思います。

日本の聴衆について

日本の聴衆はとても熱いファンだと思います。保守的な側面もありますが、自分が知っているものに対して居心地の良さを感じるのは日本に限ったことではありません。だからそういった人々を知らない世界、分野に導くことは容易ではなく、ときには後ろから押さないといけません。でも同時に新しい考え方やバレエ史の中であまり親しみのない分野に対しても、しっかり反応してくれます。

聴衆の方々との思い出で特に印象深かったのは、震災2ヵ月後に、私たち新国立劇場バレエ団が《アラジン》で劇場に戻ってきたときのことです。双方にまた美しいものを作ることのできる状況が戻ってきた、そこに戻ることができた安堵と喜びの気持ちがあふれていました。人々の中には一種の高揚感がありました。

また震災のため、多くの海外アーティストの来日がキャンセルされていた中、英国で私が芸術監督を務めているバーミンガム・ロイヤル・バレエ団が来日しました。震災後初めて来日した大きな海外団体であったと聞いています。あの時期に日本で公演できたことをとても誇りに思っています。会場のお客様から私たちのバレエ団が来日したことへの感謝や喜びが溢れ出ていたことを感じました。この時の来日のことを私は決して忘れません。

日本のダンサーがバーミンガムで踊ったことについて

数か月前に、私がここ新国立劇場で制作した《アラジン》がバーミンガム・ロイヤル・バレエ団で上演されました。そして新国立劇場バレエ団から福岡雄大と小野絢子が参加し、ここ日本で踊った役柄をバーミンガムの舞台で踊りました。バーミンガムの観客は二人のことが大好きになりました。彼らは素晴らしいダンサーで、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団がゲスト・ダンサーを迎えることは稀なことだったので、二人が踊った公演では、会場に何か特別な雰囲気がありました。英国のバーミンガムでは馴染みのないダンサーでありながら、自分たちが踊る役を充分に理解した卓越したバレエを見せたからでしょう。でもそれは観客だけでなく、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団自体も絢子と雄大のパフォーマンスをとても高く評価していました。彼らは公演の2週間前にバーミンガムに到着し、リハーサルを開始しましたが、バレエ団全体一緒にリハーサルをするのはもっと後のことになりました。それは私自身が、今回の公演が初めての《アラジン》となる他のキャストの指導で忙しかったことと、絢子と雄大に対して何の心配もしていなかったからです。だから実際に二人が他のメンバーとリハーサルをしたのは、公演が始まる直前の土曜日のスタジオでのリハーサルでした。でもそれが終わった時には、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の全員がその素晴らしい踊りに拍手を送っていました。

バーミンガムと日本の観客の違いについて

イギリスの観客は日本の観客の皆様とは全く違うと言っても良いでしょう。日本の観客の皆様はとても静かで、声を出すような反応は見せない傾向があります。古典作品のように慣れ親しんだパ・ド・ドゥとかソロは例外ですが、よく知らない作品に関しては控えめな反応になりがちで、感情を表に出すことはありません。
また私はコメディーをバレエに織り込む傾向があり、個人的にもコメディーがとても好きです。イギリスではそんな時にはたくさんのざわめきやたくさんの笑い声が聞こえてきます。でも日本では音一つしません。してもほんの、ほんの小さな音です。ですから自分が作ったコメディー・バレエを上演した時、お客様が楽しまれているのかわかりませんでした。でも舞台が終わった後は素晴らしい反応を示してくださいますね。イギリスよりも長く、熱心に拍手をしてくださいます。

Photo Gallery

フォトギャラリーはこちら
Photo Gallery Decoration

チケットのお申し込み

100年に一度の衝撃、空前絶後のバレエ・リュス、日本に現る!バレエ「バレエ・リュス」を是非ご鑑賞ください!2013年11月13(水)〜11月17日(日)公演!

電話からのお申し込み

新国立劇場ボックスオフィス(受付時間:10:00~18:00)
03-5352-9999 電話予約・店頭購入方法
  • チケットぴあ
  • チケットぴあ 0570-02-9999:(Pコード:427-128)
  • ローソンチケット
  • ローソンチケット 0570-000-407(オペレーター受付)、0570-084-003(Lコード:34090)
  • CNプレイガイド
  • CNプレイガイド 0570-08-9990
  • 東京文化会館チケットサービス
  • 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
  •  JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・トップツアーほか

インターネットからのお申し込み

  • 新国立劇場 Webボックスオフィス
  • チケットぴあ
  • イープラス
  • ローチケ
  • CNプレイガイド
  • 東京文化会館
    チケットサービス
グループでのお申し込み

10名以上でご観劇の場合は新国立劇場営業部 (Tel 03-5352-5745) までお問い合わせください。

新国立劇場のご案内

新国立劇場 アクセスマップ
アクセスの詳細はこちら

アクセスの詳細はこちら

〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号
TEL : 03-5351-3011(代表) 東京都渋谷区にある新国立劇場は、
京王新線「初台駅」(中央口)から直結!
「新宿駅」から1駅です。
新国立劇場 アクセスマップはこちら

2013/2014シーズン特別支援企業グループ
住友化学
TBS
TOYOTA
ぴあ