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オペラ『ルチア』関連企画 レクチャー&ミニコンサート「グラスハーモニカって?」申込受付開始

新国立劇場で3月に上演するオペラ『ルチア』では、フルートの助奏に替えられることの多い「狂乱の場」を当初作曲家が書いた通りグラスハーモニカで演奏することも話題です。

18世紀から19世紀前半に大流行した幻の楽器グラスハーモニカの魅力を、『ルチア』で演奏するグラスハーモニカ奏者・楽器製作者のサシャ・レッケルト氏がレクチャーと演奏でお伝えします。

  

オペラ『ルチア』関連企画

レクチャー&ミニコンサート「グラスハーモニカって?」

2017年3月22日(水)18:30開演 *約60分間(予定)

講師・演奏:サシャ・レッケルト

会 場 :小劇場

入場無料・要申込み

募集期間:2月21日(火)~ お申し込みはこちら

  

先着順に受け付けます。定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。

全席自由席です。

  

グラスハーモニカを演奏するサシャ・レッケルト氏

グラスハーモニカを演奏するサシャ・レッケルト氏

  

■サシャ・レッケルト氏(MR. Sascha RECKERT)プロフィール

ガラス楽器専門の演奏家、楽器製作者。

1986年からガラス楽器の専門家として世界の主要歌劇場で演奏するとともに、グラスハーモニカ等の歴史的なガラス楽器から現代の楽器まであらゆるガラス楽器の現代唯一の製作者として活動。グラスハーモニカより大きな音量の現代のガラス楽器"ヴェロフォン"を発明し、大きな歌劇場でもアンプ無しで演奏することを実現した。  

  

 また、リヒャルト・シュトラウスの『影のない女』やドニゼッティの『ルチア』において、オリジナルのグラスハーモニカのパートを20年以上にわたり演奏しており、彼の貢献により、1991年にザルツブルク音楽祭は、リヒャルト・シュトラウスが意図したとおりのグラスハーモニカを伴う『影のない女』の世界初演を果たした。その後、世界的な歌劇場は次々に『影のない女』と『ルチア』のオリジナル楽器での上演を始めるようになった。2010年には、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場の『ルチア』をオリジナル楽器で初めて録音した。

  

 1996年にはガラス演奏家のプロのアンサンブル「シンフォニア・ディ・ヴェトロ」を創設。モーツァルトら18~19世紀のグラスハーモニカ作品はもとより現代音楽、オペラ、交響曲、ソロ作品、更にガラス楽器や声楽、あるいは他の楽器のために書かれた様々な様式の楽曲の編曲までを手がけ、ガラス楽器音楽の復興を行っている。

  

 ソロ演奏家としては、英国ロイヤルオペラ、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、パリ・オペラ座、ザクセン州立歌劇場、ネザーランド・オペラ、モネ劇場、フランクフルト州立歌劇場、チューリヒ歌劇場、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で演奏、アンナ・ネトレプコ、ディアナ・ダムラウ、エレーナ・モシュク、ナタリー・デセイとの録音にも参加している。

  

■オペラ『ルチア』公演情報はこちら