所長メッセージ

宮田 慶子

新国立劇場 
演劇研修所長
宮田 慶子

宮田 慶子

新国立劇場 
演劇研修所長
宮田 慶子

俳優という夢のために

「舞台に立って表現をしたい」「自分自身を変えてみたい」「物語の主人公になってみたい」「大好きな俳優さんのようになりたい」「仲間とものづくりをしたい」......。
俳優を目指す動機は、人それぞれ違います。その想いの“一歩目”を大切に心に抱えながら、実践的にプログラムされたトレーニングによって、具体的な成果と手がかりを重ねて進んでいくことが、夢を形にするためにはとても重要です。

新国立劇場演劇研修所では、一人一人と丁寧に向き合う研修によって、個性を引き出し、それぞれの魅力を活かした、実力のある「俳優」の道を歩き出すことができます。

「明晰な日本語による台詞表現」「深い理解力と思考力」「柔軟でタフな身体」を持った俳優を目指して、あらゆる角度からのレッスンが積み重ねられます。また研修期間は、俳優としての基礎的な技術を習得すると同時に、自己管理や生活ルールなど「俳優の生活」を習得するための時間でもあります。

コロナ禍を経て、またA Iの時代を迎え、ますます人と人のつながりや、人間の生み出す表現や芸術活動の意味が重要になっています。一人の創造が、仲間と繋がり、さらに様々なジャンルの創造性と一緒になり、そして多くの観客の皆様と同じ空間で共感を分かち合う素晴らしさは、何ものにも変えることができません。

ぜひとも、その感動を実現してほしいと思います。
今こそ自分の夢に、思い切って飛び込んでみてください。

プロフィール

1980年、劇団青年座(文芸部)に入団。83年青年座スタジオ公演『ひといきといき』の作・演出でデビュー。翻訳劇、近代古典、ストレートプレイ、ミュージカル、商業演劇、小劇場と多方面にわたる作品を手がける一方、演劇教育や日本各地での演劇振興・交流に積極的に取り組んでいる。公益社団法人日本劇団協議会常務理事。紀伊国屋演劇賞個人賞、芸術選奨文部大臣新人賞毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞など受賞多数。新国立劇場では『ディア・ライアー』などを演出。2010年9月~2018年8月まで新国立劇場演劇芸術監督をつとめる。その後、『ヘッダ・ガーブレル』『わが町』『おどくみ』『朱雀家の滅亡』『負傷者16人─ SIXTEEN WOUNDED─』『るつぼ』『長い墓標の列』『つく、きえる』『ピグマリオン』『永遠の一瞬─ Time Stands Still─』『三文オペラ』『海の夫人』『パッション』「かぐや姫伝説」より 『月・こうこう,風・そうそう』『君が人生の時』『消えていくなら朝』など。また、オペラ『沈黙』(12・15年)を演出。研修所公演に『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』『美しい日々』『るつぼ』『社会の柱』『マニラ瑞穂記』『理想の夫』『ブルーストッキングの女たち』『流れゆく時の中に―テネシー・ウィリアムズ一幕劇―』など。