演劇研修所ニュース
第19期生修了公演『社会の柱』稽古スタート!

第19期生修了公演 『社会の柱』 (2026年2月10日(火)~15日(日))の稽古が始まりました!
稽古前の顔合わせには、出演する第19期生12名と日沼りゆ氏(第15期修了・演出助手)、小林未来氏(第17期修了)、立川義幸氏(第17期修了)、篁 勇哉氏(第18期修了)に加え、演出の宮田慶子氏(演劇研修所長)、信澤祐介氏(音響)、松浦孝行氏(舞台監督)、そして太田誠財団常務理事が参加しました。
稽古を前に、宮田慶子演劇研修所長らから激励の言葉がありました。
いよいよ修了公演の稽古が始まります。やり残すことの無いように、楽しんで、いい公演にしていきましょう。近代劇の父といわれるイプセンの作品を取り上げることになりました。『社会の柱』は、日本では上演回数が少ない作品です。翻訳も限られていて、13期生のとき新たにアンネ・ランデ・ペータスさんに翻訳していただきました。演劇研修所としてのオリジナルな翻訳台本に、19期生の皆さんと再び取り組めることを大変嬉しく思っています。
この作品は、イプセンが構想を始めてから約7年間、他の作品も書きながら、自分の方向性を探りつつ書き上げました。社会劇と近代リアリズム劇、両方のエッセンスをぎゅっと詰め込んだような密度の高さになっているので、上演するには体力が要ります。手ごわいですが手ごたえがあるので、楽しんでもらえればと思います。
役によっては、おそらく口の筋肉が痛くなるほどしゃべります。そこが魅力の作品でもあるので、明晰な日本語を使いながら、どういう風に表現を乗せていくのか、研究しながら作っていけたらと思っています。頑張りましょう、よろしくお願いします。
公演は2026年2月10日(火)~ 15日(日)まで、新国立劇場小劇場にて。
稽古場の模様は、X・FBから日々お届けいたします。どうぞお楽しみに!