演劇研修所ニュース

第19期生公演『トミイのスカートからミシンがとびだした話』稽古スタート!

第19期生公演『トミイのスカートからミシンがとびだした話』(11月11日(火)~16日(日))の稽古が始まりました!

本作は、敗戦後の占領下の激動の社会の中で、身体を張って生きていくしかなかった貧しく若い女たちと彼女たちを取り巻く男たちの苦闘、挫折と情熱を描く群像劇。日本演劇史に数多くの名作を遺した、日本を代表する劇作家の一人、三好十郎が1951年に発表した作品です。
演出を担当する田中麻衣子の提案により、上演が決定しました。

演出 田中麻衣子よりメッセージ

三好十郎の、人間の本質を炙り出す、骨太で力強い言葉に強く魅力を感じてきました。この大劇作家の作品と向き合うには、経験に関係なく、心身ともに全力で立ち向かわないと太刀打ちできません。その強固な作品に、研修生活の中で出会うことは、将来の俳優人生にとってかけがえのない経験になると考えています。12期生(2018年)ではじめてこの作品を採り上げたとき、大きな手ごたえがありました。時代は異なりますが研修生の年齢と近い役柄も多く、今回も、彼らの熱気あふれる、今の19期生にしか出来ない作品作りになると確信しています。
三好十郎の世界を存分にお楽しみいただきたいと思っています。


研修生たちは、日々試行錯誤しながら稽古を進めています。11月の小劇場での上演にご期待ください!
稽古場の模様は、今後もX・FBから日々お届けいたします。お楽しみに!

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撮影:中西良介