昔の女 (ドイツ)

  • 2008/2009シーズン
  • シリーズ・同時代【海外編】Vol.1
    Die Frau von frÜher

    過去の恋人の出現でしだいに崩壊する家族を
    サイコサスペンス風に描いた秀作が日本初演!


  • 小劇場
  • 作:ローラント・シンメルプフェニヒ
    翻訳:大塚 直
    演出:倉持 裕

    出演:松重 豊 
        七瀬なつみ 
        日下部そう 
        ちすん 
        西田尚美

  • 公演日程

    公演日程

    開場は開演の30分前です。
    予定上演時間:約1時間30分(休憩なし)
    *託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
    ★:終演後シアター・トーク【特別編】 ← 作家シンメルプフェニヒ出演!
    ☆:終演後シアター・トーク ← 出演俳優、演出の倉持裕出演!
    :番外連続リーディングvol.1「アテンプツ・オン・ハー・ライフ」
    シリーズ・同時代【海外編】スペシャルイベント開催!!  詳細⇒こちら

欧米の現代戯曲の中から優れた作品を厳選し、日本の最新鋭の演出家によって紹介する企画、シリーズ同時代【海外編】の第一弾は、現在ドイツ演劇界を牽引する人気劇作家ローラント・シンメルプフェニヒの『昔の女』(2004年ウィーン初演)を、今最も若手で注目される倉持裕が演出し海外演劇の新たな魅力に迫ります。
ドイツ・ロマン派をおもわせる幻想芝居からサイコサスペンス風までドイツで最も多作にして上演機会も多いシンメルプフェニヒは、シンプルな書体ながら多彩な手法で観る者を引き込みます。『昔の女』は、ある男のもとに24年前に別れた夫の恋人が突然現れ、それをきっかけに家族が崩壊していく様をサスペンス風に描いた秀作で、異なる時間軸や台詞の反復でシーンをカットバックしていくような映像的手法は、作者の並外れた個性と作劇センスを感じさせます。
演出の倉持裕は、劇団ペンギンプルペイルパイルズを主宰し『ワンマンショー』で第48回岸田國士戯曲賞を受賞。物事を独自の視点で切り取り、絶妙な台詞の応酬と“間”で観客を魅了し続けています。自身の手法とも共通点が多いと語る倉持が、作者の独特な詩情をどのように解釈するのかに期待が高まります。
輝く個性と実力を兼ね備えた俳優陣とともに最先端の海外戯曲の秀作を本邦初演でおおくりする必見の舞台です。