鳥瞰図−ちょうかんず−

失われた海をめぐる、ある家族の夏
新国立劇場初登場の若手劇作家と異世代の演出家とのコラボレーション企画「シリーズ・同時代」。第一弾は、劇団サスペンデッズを主宰し、その独特の言葉使いと笑いのセンスが注目を集める新進気鋭の作家早船聡と、所属する文学座のみならず、ミュージカル演出など幅広く活躍する松本祐子がタッグ組みます。

東京近郊のある港町を舞台にした、埋め立てられた海をめぐる家族の物語。失われた海、失われた命、失われた愛…。この町で三代続く船宿を営む家族を中心にそれを取り巻く人々が、それぞれの「失われた何か」を見つけるために過ごしたある夏の日が描かれます。