オペラ研修所ニュース

オペラ研修所長の交代について

2014年4月1日より9年間にわたってオペラ研修所長を務めていた永井和子氏が、2023年3月31日をもって任期満了で退任され、4月1日付けで佐藤正浩がオペラ研修所長に就任いたしましたのでお知らせいたします。

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2020年「ヤングアーティスト オペラ&バレエ ガラ」より

永井和子氏は日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手として内外で活躍されるとともに、教育者としても大きな功績を残されました。

新国立劇場オペラ研修所では、「オペラを学ぶことは総てを学ぶこと」と総合的な舞台人育成の重要性を説き、多角的で実践的なカリキュラムのもとで歌手育成に尽くし、オペラ研修所の発展に寄与されました。

新オペラ研修所長 佐藤正浩 プロフィール

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東京藝術大学声楽科卒業、ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士課程修了。サンフランシスコ・オペラの専属ピアニストとして活躍後、95年ケント・ナガノの招きでリヨン国立歌劇場の首席コレペティートルとなる。また、チョン・ミョンフン、ヴァレリー・ゲルギエフのアシスタントとしてパリ・シャトレ座、ウィーン芸術週間等で活動。99年イギリスのダーティントン音楽祭『イドメネオ』で指揮者デビュー。翌年には同音楽祭で『ナクソス島のアリアドネ』を指揮し、同年新国立劇場小劇場オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』指揮で日本デビューを果たす。 これまでに、新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室『トスカ』、藤原歌劇団『仮面舞踏会』『ラ・トラヴィアータ』、東京芸術劇場『ドン・カルロス(フランス語版日本初演)』『放蕩息子』『ジャミレ』『人間の声』『アルルの女』等を指揮。また、新作オペラ『白虎』(佐川吉男音楽賞受賞)、三善晃『遠い帆』の指揮も手掛けている。読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団をはじめとするオーケストラの指揮、リサイタル、レコーディングの伴奏ピアニストとしても活躍。 神戸市混声合唱団音楽監督、慶応義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団常任指揮者、東京藝術大学講師、武蔵野音楽大学特任准教授。

佐藤正浩 新オペラ研修所長 メッセージ