オペラ研修所ニュース

海外招聘講師ポール・フェリントン氏のレッスンレポート

オペラ研修所では、定期的に海外から優れた実績を持つ専門講師を招き、研修を行っています。

今秋、発声法指導の専門家で新国立劇場オペラ研修所招聘声楽講師のポール・フェリントン氏のレッスンが行われました。
フェリントン氏による研修はこれまでも度々実施され、その卓抜した指導に多くの研修生たちが薫陶を受けてきました。


今回指導を受けたのは、オペラ研修所第25期生の5名です。研修生たちは、12月上演の『NNTT LE PROMESSE 2022~アリアコンサート~』で演奏する曲など、各自のレパートリーを使用しながら発声法を中心に指導を受けました。


レッスン初日、フェリントン氏は「今回は2年ぶりの来日となります。この2年間こちらに来られなくてとてもさみしかったです。少数精鋭の授業となりますね。さて、最初のvictim(被害者)はどなたかな?」とイギリス流のユーモアたっぷりに、和やかな雰囲気で授業がスタートしました。

集中的に2週間に渡り、ひとり一人の声の特性や身体的な個性に合わせて、きめ細かく密度の高い個人レッスンが行われました。


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▲最終日に記念撮影(撮影時のみマスクを外しています)


こうした海外招聘講師を含む多彩な講師陣による日頃の研修の成果をぜひ劇場でご覧ください。


新国立劇場オペラ研修所公演

新国立劇場オペラ研修生による「NNTT LE PROMESSE (レ・プロメッセ)2022~アリアコンサート~」


公演日程:2022年12月3日(土)14:00開演

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ポール・フェリントン Paul Farrington

発声コンサルタント/新国立劇場オペラ研修所 海外招聘講師(声楽コーチ)

Royal Academy of Music (RAM)、Conservatoire and Royal Welsh College of Music and Dramaで研鑽を積み、クラシックのテノールとして教育を受け、音楽監督や合唱指揮者として活躍。その後ソロ歌手に発声法を指導する専門家となり、医学的な発声指導をバーミンガム医科大学でも行う。近年は世界的オペラ歌手、コンサート歌手に発声を指導するほか、ロイヤル・オペラハウスのJette Parker Young Artists Programme、ジュリアード音楽院およびメトロポリタン・オペラのYoung Artisits Programで発声法の指導も行うなど、世界各国で、指導、ワークショップ、マスタークラスを実施する。現在、オスロ国立芸術アカデミー教授。



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