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新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 2019(会場:新国立劇場)
「蝶々夫人」/ジャコモ・プッチーニ
全2幕〈イタリア語上演/日本語字幕付〉
2019年7月6日公演
- 第1幕:50分 第2幕:80分
配信期間:6月12日(金)15:00~6月19日(金)14:00
スタッフ・キャスト
スタッフ
- 指揮
- 飯森範親
- 演出
- 栗山民也
- 美術
- 島 次郎
- 衣裳
- 前田文子
- 照明
- 勝柴次朗
-
(指揮)
飯森範親
-
(演出)
栗山民也
キャスト
- 蝶々夫人
- 小林厚子
- ピンカートン
- 小原啓楼
- シャープレス
- 青山 貴
- スズキ
- 山下牧子
- ゴロ―
- 内山信吾
- ボンゾ
- 島村武男
- 神官
- 千葉裕一
- ヤマドリ
- 星野 淳
- ケート
- 佐藤路子
- 合唱
- 新国立劇場合唱団
- 管弦楽
- 東京フィルハーモニー交響楽団
-
(蝶々夫人)
小林厚子
-
(ピンカートン)
小原啓楼
-
(シャープレス)
青山 貴
-
(スズキ)
山下牧子
-
(ゴロー)
内山信吾
-
(ボンゾ)
島村武男
-
(ヤマドリ)
星野 淳
プロフィール
- 【演出】栗山民也(KURIYAMA Tamiya)
- 早稲田大学文学部演劇学科卒業。主な演出作品に『ゴドーを待ちながら』『阿国』『獅子を飼う』『GHETTO/ゲットー』『海の沸点』『エヴァ、帰りのない旅』『太鼓たたいて笛ふいて』『マリー・アントワネット』『ロマンス』『かもめ』『闇に咲く花』『きらめく星座』『炎の人』『組曲虐殺』『海をゆく者』『ピアフ』『藪原検校』『スリル・ミー』『もとの黙阿弥』『國語元年』『月の獣』『オレアナ』などがある。紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞千田是也賞、朝日舞台芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章などを受賞。新国立劇場では、『今宵限りは・・・』『ブッダ』『キーン』『夜への長い旅路』『欲望という名の電車』『ピカドン・キジムナー』『夢の裂け目』『ワーニャおじさん』『櫻の園』『浮標』『涙の谷、銀河の丘』『夢の泪』『世阿弥』『胎内』『喪服の似合うエレクトラ』『箱根強羅ホテル』『母・肝っ玉とその子どもたち』『夢の痂』『CLEANSKINS/きれいな肌』『氷屋来たる』『まほろば』『雨』『マニラ瑞穂記』『あわれ彼女は娼婦』『トロイ戦争は起こらない』オペラ『夕鶴』『蝶々夫人』を演出。2000年から7シーズン新国立劇場演劇芸術監督、05~16年新国立劇場演劇研修所長。紫綬褒章受章。
ものがたり
【第1幕】明治時代の長崎。日本滞在中、家を借り、現地妻を娶るアメリカ海軍士官ピンカートンは、仲介人ゴローに家や使用人を案内される。アメリカ総領事シャープレスはピンカートンの軽薄な考えを聴き、結婚に真剣な花嫁のことを心配する。そんななか花嫁行列がやってきて、美しい蝶々さんがピンカートンの前に現れる。「私は世界一幸せ」と嬉しそうに語る蝶々さんは15歳で、裕福な武士の家に生まれたが、父は切腹して亡くなり、今は芸者として生きているという。一族が集まり結婚式が行われている最中、叔父の僧侶ボンゾがやってきて、キリスト教に改宗した蝶々さんに絶縁を言い渡す。式は終わり、2人きりの甘く幸せな夜を迎える。
【第2幕】ピンカートンがアメリカに帰国して3年。「コマドリが巣を作る頃に帰る」とのピンカートンの言葉を信じる蝶々さんは、彼の帰りを待ち続けている。シャープレスとゴローは蝶々さんにヤマドリとの再婚を勧めるが、蝶々さんはそれはできないと拒む。というのは、ピンカートンとの間に子供が生まれていたのだ。驚いたシャープレスは言葉もない。実はピンカートンは帰国後に"本当の"結婚をしていたのだ。そしてピンカートンの船が入港。蝶々さんとスズキは部屋を花でいっぱいにして、夫の到着を待つ。蝶々さんが奥の部屋にいる間、やってきたのはピンカートン、シャープレス、そしてピンカートンの妻ケート。スズキが応対するが、蝶々さんの思いを知ったピンカートンは堪らず立ち去る。すべてを悟った蝶々さんは、子供をアメリカで育てたいというケートの言葉を受け入れる。父の形見の短刀に刻まれた言葉「名誉をもって生きられないものは名誉をもって死ぬ」ことを決意した蝶々さんは、子供に別れを告げ、切腹する。「蝶々さん!」と叫ぶピンカートンの声がむなしく響く。
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