アラベッラ

  • 2010/2011シーズン
  • 2010/2011 Season Opera
    [New Production]
    Richard Strauss:Arabella
    リヒャルト・シュトラウス/全3幕
    【ドイツ語上演/字幕付】

    公演ちらし拡大はこちら (全ページご覧いただけます)

  • オペラ劇場
  • 公演日程

    公演日程

    *託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
    ■お問合せ:新国立劇場 Tel:03-5351-3011

    上演時間
    1幕 60分 休憩 25分 2幕 50分 休憩 25分 3幕 55分
    合計3時間35分
    (10月2日現在)

新国立劇場が新芸術監督のもとシーズン開幕公演として上演するのは、指揮者としても名高く、数々の名作オペラを世に遺したリヒャルト・シュトラウス『アラベッラ』です。『ばらの騎士』や『サロメ』が一般的には有名ですが、この作品の素晴らしさは、主役から脇役に至るまで、音の中にきめ細やかに込められた心情描写にあるといえます。ウィーンを舞台に繰り広げられるこの恋愛物語は音楽的に超絶技巧を要すため、歌手は演技、歌唱ともに高いテクニックを求められます。色彩豊かなオーケストラにも期待が高まります。
ウィーンで『アラベッラ』と言えば、必ず笑顔がこぼれる作品。どうぞご期待ください。

尾高オペラ新芸術監督より皆様へ

私が芸術監督に就任する、2010/2011シーズン開幕公演に選んだのは、敬愛する二人のリヒャルトの一人、リヒャルト・シュトラウスの「アラベッラ」です。このシーズンではオペラの様々な“愛”の形について取り上げていこうと考えています。「アラベッラ」で繰り広げられる恋愛模様は、姉妹愛や片思いが入りまじり、とても楽しい喜劇に仕上がっています。指揮者としても名高いR.シュトラウスの音楽は、主役から脇役に至るまで、音の中にきめ細やかに心情描写が織り込まれ、色彩豊かなオーケストラとともに、華麗な音の世界を築いています。また、演技、歌唱ともに高いテクニックを求められる歌手陣には、非常に実力のある方々が揃いました。ことし、ヨーロッパにおいて「アラベッラ」を数多く演奏していらっしゃるシルマー氏の指揮とあわせ、私も大変期待をしております。そして、アルロー氏の演出・美術、森英恵氏の衣裳の美しさにも酔いしれていただきたいと思います。
ウィーンでは「アラベッラ」といえば、誰しもが微笑みを浮かべる、素敵で幸せな気分になる作品です。新国立劇場の新たなシーズンの幕開けを、笑顔で迎えていただきたいと思います。

新国立劇場オペラ新芸術監督
尾高忠明
【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場 
【特別協賛】