2010年9月23日
10月2日(土)に初日を迎える2010/2011シーズンの開幕を飾るオペラ「アラベッラ」のオペラトークを開催しました。
尾高忠明新芸術監督が自身最初のシーズンのオープニング作品として選んだオペラ「アラベッラ」。
ワーグナーとともに「二人のリヒャルト」として尾高監督が敬愛するR.シュトラウス。彼の作品のなかでも、「誰しもが微笑みを浮かべる、素敵で幸せな気分になる作品」として特別のこだわりを持っている作品です。
今回は、一橋大学大学院教授の田辺秀樹氏を講師にお招きしました。田辺氏は「シュトラウス作品の中でも最も良い意味で甘口の作品」と、ロマンチックな面が多い本作の内容や音楽について分かりやすく語りました。
また、事前にリハーサルを見学された田辺氏は「主役のカウネ氏はアラベッラという美貌の役にふさわしく大変期待が持てます」と熱く語り、公演への期待が高まるオペラトークとなりました。
演奏ではアラベッラ役のカヴァーを務める増田のり子、マンドリカ役のカヴァーを務めながら本公演ではドミニク伯爵役で出演予定の萩原潤、フィアッカミッリ役のカヴァーを務める吉原圭子ら豪華歌手陣による演奏が行われ、盛りだくさんの内容で大好評のうちに終了いたしました。
オペラトーク「アラベッラ」
9月23日(木・祝)11:30開演 オペラパレス ホワイエ
<出演>
田辺秀樹(一橋大学大学院教授、音楽評論家、日本リヒャルト・シュトラウス協会事務局長)
増田のり子(アラベッラ役カヴァー)
萩原潤(マンドリカ役カヴァー)
吉原圭子(フィアッカミッリ役カヴァー)
小埜寺美樹(ピアノ)
公演情報の詳細は、こちらをご覧ください。
田辺秀樹 | ピアノを用いて説明をする田辺氏 |
萩原潤 | 増田のり子 |
吉原圭子 |