シェイクスピア大学校


『ヘンリー六世』上演記念 シェイクスピア大学校
6回連続講座
芸術監督:鵜山 仁
監修:小田島雄志 河合祥一郎

I シェイクスピアは楽しい 小田島雄志(英文学者)
2009年11月4日[水]

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芸術監督:鵜山仁 開講の挨拶
みなさん、こんばんは。今日は多くの方にお集まりいただいて、ありがとうございます。この夏に上演した『真夏の夜の夢』公演時に、演出家のジョン・ケアード氏を最初の講師にお願いし、シェイクスピア大学校というのを始めまして、間があきましたが、今回『ヘンリー六世』上演にちなんで連続6回の講座を企画しました。
そのトップバッターは小田島雄志先生です。ご紹介するまでもないと思いますが、先生は東京大学名誉教授でいらして、1980年にシェイクスピア全37作品の翻訳を終えられ、これは、坪内逍遥以来の快挙です。今にいたるまで、個人で完訳されたのは、坪内先生と小田島先生だけです。僕は学生時代から先生の講義を聴かせていただき、シェイクスピアの生まれた年は“ひとごろし”、つまり1564年に生まれて、“いろいろ”書いて死んだのが1616年、ということも小田島先生に教えていただきました。ですから、学生時代から先生には叱咤激励され続けて、今回も先生の翻訳を使わせていただいて、お世話になりっぱなしです。では、ご紹介します、小田島先生どうぞお願いします。(拍手)