バレエ研修所ニュース
【バレエ研修所オーディションへの応募をご検討の皆様へ】本島美和バレエ研修所長と石山蓮さん(第16期修了)からメッセージ
2027年度入所バレエ研修所オーディションの募集が9月1日より開始
〈※受付期間:2026年9⽉1⽇(火)~ 9⽉15⽇(火)〉
2027年度入所オーディションへの応募を検討されている皆様へ、新国立劇場バレエ研修所 本島美和所長と新国立劇場バレエ団ダンサー石山蓮さん(第16期修了)からのメッセージをお届けします。
本島所長は2001年バレエ研修所入所の第1期生で、同研修所修了後、03年に新国立劇場バレエ団に入団。数々の主役・主要な役で長く中心メンバーとして活躍し、バレエ団を支えてきました。
22年にバレエ団退団後、同年9月1日新国立劇場バレエ研修所主任講師補に就任し後進の指導に尽力、26年4月から同所長に就任しています。
第16期修了の石山蓮さんは、21年3月に同研修所修了後、新国立劇場バレエ団に入団し、『ジゼル』ペザントのパ・ド・ドゥ(新国立劇場バレエ団ロンドン公演でも同役で出演)、アシュトン『夏の夜の夢』パック、『シンデレラ』道化などの主要な役を踊っています。
2026/2027シーズンよりソリストに昇格し、シーズン開幕公演の新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演『街の灯』では主役・放浪者(トランプ)に抜擢され、今後の益々の活躍が期待されています。
▼新国立劇場バレエ研修所 本島美和所長からのメッセージ
当時、ダンスマガジンの「ぷらかーる」欄にあった「新国立劇場バレエ研修所 第一期生募集」の広告を見たときに、私の中で何か突き動かされるような衝動が起こったことを今でも覚えています。
こんな機会はもう絶対にこない!やってみたい!と思い、当時19歳で年齢的にも最後のチャンスで(当時は17歳~19歳の募集でした)、既に牧阿佐美バレヱ団の準団員に在籍していた私は、監督である三谷恭三先生に相談しオーディションを受けさせていただきました。
時間割について、カリキュラムについて、どこでレッスンを行うのかさえ、今のように情報はほとんどなく、我ながらよく飛び込んだなあと思い返しますが、あの時、衝動に従い、突き動かされるように行動したことで、私の舞踊人生は大きく変わりました。
バレエ研修所はスタートから25年の月日が経ち、当時7名しかいなかった研修生は現在31名。ジュニアクラスもでき、だんだんとその規模を大きくしています。
ほとんどの都道府県から応募があるほど、広く知られるようになってまいりました。
カリキュラム、講師陣も充実し、海外研修もあり、舞台実習も豊富で、バレエを多角的に学び、深めていくことのできる空間だと思います。
研修所はゴールではなく、またバレエ団でさえゴールではありません。
バレエを志す道は厳しく、常に自分に向き合い、戦い続ける覚悟が必要です。
でもバレエへの情熱を持ち続けることは、踊る人も、観る人も、その人生を豊かにする力があると信じています。
11月に開催されるオーディションで、今年もまたたくさんの新たな才能に出会えることを心よりお待ちしております。
バレエ研修所長 本島美和
▼新国立劇場バレエ団 石山蓮さんからのメッセージ
プロフェッショナルなバレエダンサーを目指すことを決意したのは
海外でバレエダンサーとして活動する選択肢もありましたが、日本でバレエダンサーとして生きていきたいという思いが強く、新国立劇場バレエ団への入団を目標にしました。
当時プロとして活動するにはさらに力を伸ばす必要があると感じており、日本で学びを深められる場所を探す中で、新国立劇場バレエ研修所の存在を知りました。
ここであれば自分に足りないことを学べると思い、オーディションに挑戦することを決意しました。
研修所に入所してからは、毎日のクラスレッスンに加え、キャラクター・ダンスやヒストリカル・ダンス、パ・ド・ドゥに特化したクラスなど、これまで学ぶ機会の少なかった授業を受けることができました。そこで得た学びは、現在カンパニーで実際に舞台に立つ上での糧になっています。
さらに、栄養学やボディ・コンディショニングなど、とても実用的な授業もあり、ここで学んだことは今でも日々活用しています。
研修所には、毎日集中してバレエに取り組める環境があり、その学びを支えてくださる多くの方々がいらっしゃいます。
バレエ研修所は、それまでに学んできたことをさらに発展させ、教えを受け止めるだけでなく、自分自身の視野を広げられる場所だと思います。
選択肢が多岐にわたる今だからこそ、このような環境でバレエに情熱を注ぎたい方の挑戦を心から応援しています。
本島美和バレエ研修所長

東京都出身。牧阿佐美、三谷恭三、豊川美惠子、ゆうきみほに師事する。
豊川美恵子エコール·ド·バレエ、橘バレヱ学校を経て2000年牧阿佐美バレヱ団に入団、01年に新国立劇場バレエ研修所に第1期生として入所し、03年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。
05年の新制作『カルメン』で初めて主役に抜擢され、『ドン・キホーテ』『ジゼル』『くるみ割り人形』、ビントレー『アラジン』、プティ『こうもり』などで数多くの主役を務め、古典から新作まで幅広いレパートリーを持つ。
また、『眠れる森の美女』カラボス、『不思議の国のアリス』ハートの女王など、キャラクターの強い役柄も定評がある。出演したCMでの演技力が評価され、ACC CMフェスティバルの演技賞を受賞。
11年プリンシパルに昇格。06年橘秋子賞スワン新人賞を受賞。
22年6月新国立劇場バレエ団を退団。同年9月1日新国立劇場バレエ研修所主任講師補に、24年4月同所長補佐兼主任講師に就任。25年4月同アクティング・ディレクター(所長代行)、26年4月同所長に就任。


(振付:クリストファー・ウィールドン)
Alice's Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon
石山 蓮 新国立劇場バレエ団 ソリスト(※2026/2027シーズンより)

神奈川県出身。角屋満李子バレエ団で学び、2019年度新国立劇場バレエ研修所入所。研修最終年度には「ANAスカラシップ生」として認定された。 21年3月同研修所を修了後、新国立劇場バレエ団に登録ダンサーを経て22年入団。24年ファースト・アーティスト、26年ソリストに昇格。『ラ・バヤデール』黄金の神像、『眠れる森の美女』親指トム、『ジゼル』ペザント パ・ド・ドゥ、 F.アシュトン『シンデレラ』道化、『夏の夜の夢』パック、N.ドゥアト『ドゥエンデ』、K.マクミラン『マノン』物乞いのリーダーなどを踊っている。2026/2027シーズン新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演『街の灯』の主役放浪者(トランプ)に抜擢される。


(振付:デヴィッド・ドウソン)