マノン

  • 2011/2012シーズン
  • Manon

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  • オペラ劇場

英国バレエの最高峰『マノン』
9年ぶり待望の再演、あの感動を再び

ビントレー芸術監督が、敬愛する振付家としてしばしば言及するマクミランの傑作『マノン』。アベ・プレヴォーによって書かれたマノン・レスコーの物語は、プッチーニやマスネがオペラにしたのをはじめ、絵画や映画の題材としても幾度も取り上げられています。時代を越えて芸術家たちの心を捕らえて離さないファム・ファタル"マノン"。マクミランのバレエ版『マノン』は英国バレエの最高峰と言われ、バレエ団の総合力が問われるハードルの高い作品としても知られています。見どころはマノンとデ・グリューの純愛。当時の世相そのままに、恋に溺れ、贅沢と快楽を求め、ひたすら破滅へと落ちてゆく若い二人の愛と死のドラマは美しくかつ壮絶、マクミラン独特のアクロバティックなリフトを多用したデュエットの数々が、マスネの美しい旋律と溶け合って二人の心情を見る者に強く訴えかけます。
その劇的表現や緻密な構成、さらにダンサーの魅力が存分に発揮されるバレエで、観客を魅了して、2003年新国立劇場バレエ団の初演時には大きな反響のあった作品でもあります。二度の海外公演と新制作バレエ上演など数多くの経験を重ねた新国立劇場バレエ団が満を持して9年ぶりに上演する『マノン』に大きな期待が集まります。
シーズンを締めくくるに相応しい大作にご期待ください。


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ものがたり

美しい少女マノンと神学生デ・グリューは恋に落ち、駆け落ちをする。老富豪ムッシューG.Mはマノンの兄レスコーに彼女の身請け話を持ちかけ、大金と引き換えに兄レスコーの同意を取り付ける。マノンとデ・グリューはしばし共に暮らすが、デ・グリューの留守中にムッシューG.Mが現れ、大金でマノンを説得し愛人として彼女を連れ去ってしまう。ムッシューG.Mのパーティーでマノンとデ・グリューは再会、マノンを説得するデ・グリューに「カードでイカサマしてムッシューG.Mの金を巻き上げられれば一緒に行く」と答えるマノン。だがイカサマは見破られてしまう。
逃亡するマノンとデ・グリューだが、マノンが捕まりアメリカに流刑になる。デ・グリューはマノンを追ってアメリカへ。刑務所でも美しい彼女は看守に口説かれ、そこへデ・グリューが現れる。彼は看守を刺し、マノンを連れて逃亡する。ルイジアナの沼地に逃げ込む二人。疲れ果てたマノンは倒れ、デ・グリューの腕の中で静かに息絶える。