
バランシンのアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)の真骨頂ともいえる作品。バッハの名曲「2つのヴァイオリンのための協奏曲 B.W.V.1043」に厳密に基づいた構成で、音楽を目で見ているような不思議な感覚にとらわれます。バランシンの音楽に対する深い造詣を感じる美しい作品です。
また、鮮やかなブルーの背景に白い衣裳というシンプルかつ美しい舞台上でダンサーが繰り出す複雑なステップは見ごたえ抜群!ヴァイオリンソロには、国内外で活躍している漆原啓子らを迎え音楽ファンも十分満足していただける贅沢な公演となるでしょう。


振付 : ジョージ・バランシン
20 世紀のもっとも重要な振付家の一人。作品の特徴は“音楽の視覚化”=“目に見える音楽”であると言われる。ディアギレフ率いるバレエ・リュスに参加し「アポロ」などを振りつける。ロシアやヨーロッパに匹敵するバレエ団のアメリカでの設立を目指していた米国人L.カースティンに出会い渡米、「セレナーデ」(1934)、「コンチェルト・バロッコ」(1941)など“絵画と化した音楽”と称される傑作を次々と生み出す。1983 年ニューヨークで死去。
- 振付:ジョージ・バランシン
- Choreography : George Balanchine
- 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
(2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調) - Music : Johann Sebastian Bach
- 指揮:大井剛史
- Conductor : Ooi Takeshi
- 演奏:漆原啓子/藤江扶紀(vl.)、新国立劇場弦楽アンサンブル
- Performance : Urushihara Keiko / Fujie Fuki (vl.) / String Ensemble, NNTT
- 漆原啓子
(ヴァイオリン)
- 藤江扶紀
(ヴァイオリン)

男性プリンシパル | 山本 隆之 |
---|---|
女性プリンシパル | 小野 絢子長田 佳世 |

男性プリンシパル | 厚地 康雄 |
---|---|
女性プリンシパル | 米沢 唯寺田 亜沙子 |