2007/2008シーズン オペラ

軍人たち

2007/2008 Season Opera
[New Production]
B.A.Zimmermann:DIE SOLDATEN
B.A.ツィンマーマン/全4幕【ドイツ語上演/字幕付】

オペラ劇場


20世紀オペラの傑作。総合芸術としてのオペラを考える上で、重要かつ上演困難な作品としても有名。作曲家は“時間や空間の表現”に興味を持ち、舞台上の1つの場面で3つの話が視覚的に同時進行したり、コラールやジャズ、オペラ、騒音、電子音、民族音楽などをコラージュ的にいっせいに併存させて、小間物商人の娘マリーが道を踏みはずし乞食へと転落してゆく姿を描いています。指揮の若杉弘は99年にヴォーカルシンフォニー版で日本初演を果たしています。


ものがたり

フランス北部リール。小間物商人ヴェーゼナーの娘マリーは、シュトルツィウスと婚約しながら、若いフランス軍人デポルト男爵と関係を持つ。娘の軽率さを戒めていた父親も、娘の玉の輿を思い描くようになるが、男爵は消息を絶つ。その後マリーは、大尉、さらに若い伯爵と逢瀬を重ね、一時は身を持ち直そうとするが結局娼婦となる。恋人を奪われたシュトルツィウスは男爵を毒殺、自分も服毒死する。軍人たちが行進する通りに、物乞いする乞食のマリーが泣き崩れる。


スタッフ

【指 揮】若杉 弘
【演 出】ヴィリー・デッカー
【美術・衣裳】ヴォルフガング・グスマン
【照 明】フリーデヴァルト・デーゲン




(指 揮)
若杉 弘

(演 出)
ヴィリー・デッカー

キャスト

プロフィール

【ヴェーゼナー】鹿野 由之
【マリー】ヴィクトリア・ルキアネッツ
【シャルロッテ】山下 牧子
【ヴェーゼナーの老母】寺谷 千枝子
【シュトルツィウス】クラウディオ・オテッリ
【シュトルツィウスの母】村松 桂子
【フォン・シュパンハイム伯爵 大佐】斉木 健詞
【デポルト】ピーター・ホーレ
【ピルツェル 大尉】小山 陽二郎
【アイゼンハルト 従軍牧師】泉 良平
【オーディ 大尉】小林 由樹
【マリ 大尉】黒田 博
【ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人】森山 京子
【若い伯爵・伯爵夫人の息子】高橋 淳

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

(ヴェーゼナー)
鹿野 由之
(マリー)
ヴィクトリア・
ルキアネッツ
(シャルロッテ)
山下 牧子
(ヴェーゼナーの
老母)
寺谷 千枝子
(シュトルツィウス)
クラウディオ・オテッリ
(シュトルツィウスの母)
村松 桂子
(フォン・シュパンハイム伯爵 大佐)
斉木 健詞
(デポルト)
ピーター・ホーレ
(ピルツェル 大尉)
小山 陽二郎
(アイゼンハルト
従軍牧師)
泉 良平
(オーディ 大尉)
小林 由樹
(マリ 大尉)
黒田 博
(ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人)
森山 京子
(若い伯爵・
伯爵夫人の息子)
高橋 淳

*やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはいたしません。あらかじめご了承ください。

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公演日程


開場は開演の45分前です。

*託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
来場予定日の1週間前までに、下記まで電話予約。定員制。
■利用料金:0〜1歳2,000円・2〜12歳1,000円
■ご予約・お問合せ:イベント託児・マザーズ 0120−788−222
(土日祝を除く10〜12時、13〜17時)

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前売り開始日

会員先行販売期間:
2008年1月27日(日)10:00〜2月6日(水)
一般発売日:
2008年2月9日(土)10:00〜

チケット料金

席種S席A席B席C席D席Z席
料金23,10018,90012,6007,3504,2001,500

*料金は税込みです。

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チケット取り扱い

ボックスオフィス・・・・・・・03−5352−9999
電話予約、店頭購入方法
Webボックスオフィス

電子チケットぴあ・・・・・・・0570−02−9999
・インターネット予約・・・・・http://pia.jp/t
イープラス・・・・・・・・・・・・・http://eplus.jp/
チケットWeb松竹・・・・・・・http://www1.ticket-web-shochiku.com/p/
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ローソンチケット・・・・・・・・0570−000−777
東京文化会館TS・・・・・・・03−5815−5452
JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー ほか

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プロフィール

【指 揮】若杉 弘  Conductor : Wakasugi Hiroshi
「黒船-夜明け」の頁参照

マリー:ヴィクトリア・ルキアネッツ  Marie : Victoria Loukianetz
ウクライナのキエフ生まれ。キエフ国立音楽院卒業。 1990年東京国際音楽コンクール第2位。1991年アテネのマリア・カラス・コンクール優勝。1990年キエフ歌劇場と契約。「皇帝の花嫁」でオペラ・デビュー後、「椿姫」「リゴレット」「魔笛」などに出演。1993年ボリショイ劇場、ウィーン国立歌劇場にデビューし、それぞれ大成功を収めた。ウィーン国立歌劇場では「ラ・ボエーム」「清教徒」「ハムレット」等を歌い、その間ハンブルク州立歌劇場、サンカルロ歌劇場、ロイヤル・オペラハウス・コヴェントガーデンなど各地の歌劇場に次々と登場。 1995年ザルツブルク音楽祭でリッカルド・ムーティに指名され急速「椿姫」のヴイオレッタを歌って絶賛を博し、一躍世界にその名を広めた。1995年ミラノ・スカラ座に「魔笛」、1996年メトロポリタン歌劇場に「椿姫」でそれぞれデビュー。近年では、シュトゥットガルト歌劇場にて「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、ケルン歌劇場にて、「イドメネオ」エレットラ、パルマ歌劇場にて「魔笛」夜の女王役等に出演している。
新国立劇場には1999年「仮面舞踏会」のオスカル、2001年「リゴレット」のジルダ、2002年「ルチア」で出演して絶賛を博している。新国立劇場には6年ぶりの出演となる

シュトルツィウス:クラウディオ・オテッリ  Stolzius : Claudio Otelli
2004年「スペインの燦き<スペインの時>」ラミーロ、05年「ルル」シェーン博士/切り裂きジャック、同年「蝶々夫人」シャープレスに続いて4回目の新国立劇場登場となる。
ウィーン生まれ。ウィーン音楽大学で声楽を学んだ後、アンサンブルメンバーとしてウィーン国立歌劇場と契約を結び、数々のパートを歌って成功を収める。1994年よりフリーとして活躍している。主なレパートリーとして、「エレクトラ」オレスト、「トスカ」スカルピア、「フィデリオ」ドン・ピツァロ、「パルシファル」アンフォルタス、「サロメ」ヨハナーン、「道化師」トニオ、「ローエングリン」テルラムント等がある。今までに出演した主な劇場は、フランクフルト州立歌劇場、ロサンゼルス歌劇場、エッセン歌劇場、トリノ歌劇場等が挙げられる。
06年ドイツ・ボッフムにおけるルーア・トリエンナーレで行なわれたこの作品の同じ役で、大成功を収めた。

デポルト:ペーター・ホーレ  Desportes : Peter Hoare
イギリス・ブラッドフォード生まれ。ハダースフィールド音楽学校にてパーカッションを専攻。卒業後の数年間はフリーのパーカッション奏者として活動。歌手としてのキャリアは1992年に開始した。主なレパートリーとして、「ヴォツェック」鼓手長、「ヘンゼルとグレーテル」魔女、「フィガロの結婚」ドン・バジリオ、「ファスルタッフ」バルドルフォ、「イドメネオ」アルバーチェ、「こうもり」アルフレード等が挙げられる。今までに出演した主な劇場は、英国ロイヤルオペラハウス、パリ・シャンゼリゼ劇場、スイス・ジュネーブ大劇場等が挙げられる。
2006年ドイツ・ボッフムにおけるルーア・トリエンナーレで行なわれた同演目・同役で、絶賛を収めた。 
新国立劇場初登場。

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