2006/2007シーズン コンテンポラリーダンス
ダンステアトロンNo.15
2007年2月10日(土)、11日(日)
中劇場
伝統と前衛が語りかけるもの
――ダンステアトロンNo.15は、人間の根源的なものや、自然などとのかかわりに、「舞う」というところからその発展である前衛コンテンポラリーダンスまでを一堂に見せることで、揺らいで見えてくる人間の過去、現在、未来を浮かび上がらせる新企画。大鼓という伝統打楽器を通じて日本文化の素晴らしさを世界に発信している大倉正之助を構成・演出に迎え、様々なアーティストとのコラボレーションによる斬新で創造性あふれる舞台が中劇場に現れます。
前衛の最前線は、逆に根源的な要素と結びつきます。前衛の試みは伝統の一番根っこのようなものが前衛の中になければ、生命力が立ち上がってこないのでしょう。逆に伝統とは革新の連続です。しかし、現代では伝統本来の意味が形骸化されつつあります。この作品では、伝統の中で形骸化された根源的なもの、人間の存在、意義、力、可能性、意思、祈り、信仰など、人間の一番もとにあるものを表現したいと思います。作品では、「万物の生成」という始まりがあり、「地球の人間達による混沌」が起こり、「再生と調和」が生まれるという序・破・急の構成をとります。伝統と前衛の境をどんどん越えていき、混沌の中から掘り下げることで、新しいものが見えてきます。共演者とがっぷり組み合い、自分の土台を見つめ直しながら、新しいものを生み出そうと考えています。
大倉正之助
■「お客様の声」はこちら
【構成・演出】大倉正之助 【音楽】ロバート・ミラバル、大倉正之助 【振付】野坂公夫、武元賀寿子、内田香 【振付補佐】坂本信子 |
大倉正之助 |
【音楽プロデュース】木崎徹 |
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【演奏】大倉正之助/ロバート・ミラバル
【出演】武元賀寿子/内田香/明尾真弓/加賀谷 香
新上裕也/辻本知彦/中川 賢
ロバート・ミラバル | 野坂公夫 | 武元賀寿子 | 内田香 |
明尾真弓 | 加賀谷香 | 新上裕也 | 辻本知彦 | 中川賢 |
相部 知万/池上直子/池田美佳/Emily/小俣 菜穂/
河口志保/河田真理/菊地尚子/近藤明美/高岡由美/
高橋利枝/土肥靖子/所 夏海/西澤美華子/原 裕子/
平田友子/皆川まゆむ/森本なか/横田佳奈子
秋月淳司/池島 優/木下 あきら/COTTSU/佐藤洋介/
柴 一平/白髭真二/鈴木陽平/山田茂樹
*やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
開場は開演の45分前です。
*11日(日)は託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
来場予定日の1週間前までに、下記まで電話予約。定員制。
■利用料金:0〜1歳2,000円・2〜12歳1,000円
■ご予約・お問合せ:イベント託児・マザーズ 0120−788−222
(土日祝を除く10〜12時、13〜17時)
会員先行販売期間:
2006年12月6日(水)10:00〜12月15日(金)
一般発売日:
2006年12月20日(水)10:00〜
席種 | A席 | B席 | Z席 |
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料金 | 5,250円 | 3,150円 | 1,500円 |
※料金は消費税込みです。
大倉正之助 Okura Shonosuke
能楽囃子大倉流大鼓 日本能楽会会員
重要無形文化財総合認定保持者
大倉流15世宗家故大倉長十郎の長男として生まれ(室町時代より650年続く能楽囃子「大鼓・小鼓」の家)、能舞台はもとよりローマ法皇より招聘されバチカン宮殿内コンサートホールでのクリスマスコンサート、ニューヨークメトロポリタン美術館での「オリベ2003 in NY」、スイス・ダボスで開催された世界経済会議(東京ナイト)等、世界各国の式典やイベントで演奏を披露。CM、国内外のTV、雑誌・新聞等で高い評価を受けている。致知出版より著書「鼓動」、ユニバーサルミュージックよりCD「飛天」を発売。