演劇研修所修了公演「社会の柱」が初日をむかえました!
新国立劇場演劇研修所第13期生の修了公演『社会の柱』が本日初日を迎えました。
本作は、近代劇の父ヘンリック・イプセンによる写実主義的社会劇の初期の戯曲です。1877年デンマークで初演ののち、各国で成功を収め、1880年のロンドン公演において、初めて英語上演されたイプセン作品となりました。近年では2005年にロンドンのナショナル・シアターにて上演されていますが、日本では上演された記録がほとんどありません。(大正2年(1913年)に日本を舞台に翻案され、『社會の礎』というタイトルで上演された記録があります)
演劇研修所での最後の公演となる13期生が、7人の修了生の力を借りて、資本主義社会と人間の尊厳、男女平等という現代でも普遍的なテーマを鋭く描き出す、このイプセンの隠れた名作に果敢に挑戦しています。
演出は、新国立劇場でもイプセン作品2作(『ヘッダ・ガーブレル』『海の夫人』)を手がけた、宮田慶子。新訳にてお贈りいたします。
本日は皆緊張の面持ちでしたが、多くのお客様に見守られ、温かな拍手に包まれた初日となりました。
圧倒されるほどの言葉と格闘しながら、稽古を重ねてきた成果をぜひ多くの皆様にご覧いただきたいと思います。研修生活3年間の集大成となる修了公演、ぜひお越しください。
新国立劇場演劇研修所 第13期生修了公演「社会の柱」
【作】ヘンリック・イプセン
【翻訳】アンネ・ランデ・ペータス
【演出】宮田慶子(新国立劇場演劇研修所長)
【出演】新国立劇場演劇研修所第13期生
今井仁美 大久保眞希 島田恵莉 松内慶乃 松村こりさ ユーリック永扇
河波哲平 河野賢治 宮崎隼人
古川龍太(1期修了) 原 一登(4期修了) 野坂 弘(7期修了) 鈴木麻美(8期修了) 髙橋美帆 (9期修了)
小比類巻諒介(11期修了) 椎名一浩(11期修了)
場所:新国立劇場小劇場
公演日程:
※完売の日も、毎日若干枚ですが当日券が販売される予定です。
2020年
2月 21日(金) 18:30 終了
22日(土) 14:00 完売(当日券あり)
23日(日・祝)14:00
24日(月・休)14:00
25日(火) 18:30
26日(水) 14:00
料金:A席3,300円/B席2,750円
学生席1,000円 *ボックスオフィス窓口・電話・公演HPでの販売。お引き取りの際には学生証が必要です。
Z席1,650円 *公演当日、ボックスオフィス窓口のみでの販売。1人1枚、電話予約不可。
○アトレ会員・各種割引はありません。
〇車椅子ご利用のお客様はボックスオフィスまでお問い合わせください。
〇就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。
ボックスオフィス:03-5352-9999
Webボックスオフィス:http://nntt.pia.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード498-714)
(撮影:小林由恵)