2023/2024シーズン

シェイクスピア、ダークコメディ交互上演尺には尺をMeasure for Measure

終わりよければすべてよしAll's Well That Ends Well

公演期間:
2023年10月18日[水]~11月19日[日]
予定上演時間:
未定

Introductionはじめに

『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』の二作品は、シェイクスピアの戯曲のなかでは上演回数もそれほど多くはなく、またどちらも、最初の全集では"喜劇"に分類されていますが、ストーリーもやや複雑で、登場人物も屈折したキャラクターが多く、"暗い喜劇(ダークコメディ)"と呼ばれています。
しかしながら単に暗いだけではなく、人間の内面、時に自我と欲望をむき出しにした登場人物たちは、同時期に書かれた『ハムレット』から始まる四大悲劇の主人公たちを彷彿させる、魅力的で深い人物造形に満ち、また物語も終幕の大団円に至るまで、息をもつかせず展開するなど、隠れた傑作と言っても過言ではありません。12年に亘りシェイクスピアの歴史劇を上演してきた新国立劇場のカンパニーが、上演するに相応しい作品群なのです。

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Schedule公演日程

公演日程

2023年 10月18日 水曜日
18時30分
10月19日 木曜日
18時30分
10月20日 金曜日
13時
10月21日 土曜日
13時

18時
10月22日 日曜日
13時
10月23日 月曜日 休演
10月24日 火曜日
13時
10月25日 水曜日
13時
10月26日 木曜日
13時
10月27日 金曜日
13時
10月28日 土曜日
13時

18時
10月29日 日曜日
13時
10月30日 月曜日 休演
10月31日 火曜日
13時
11月1日 水曜日
13時
11月2日 木曜日 休演
11月3日 金曜日・祝日
13時

18時
11月4日 土曜日
13時
ぴあスペシャルデー
(貸切)※

18時
ぴあスペシャルデー
(貸切)※
11月5日 日曜日
13時
11月6日 月曜日 休演
11月7日 火曜日
13時
11月8日 水曜日
13時
11月9日 木曜日
13時

18時30分
11月10日 金曜日 休演
11月11日 土曜日
13時

18時
11月12日 日曜日
13時
11月13日 月曜日 休演
11月14日 火曜日
18時30分
11月15日 水曜日
18時30分
11月16日 木曜日
13時

18時30分
11月17日 金曜日 休演
11月18日 土曜日
13時

18時
11月19日 日曜日
13時
  • 10月27日(金)『終わりよければすべてよし』は1階の一部に学校団体が入る予定です。
  • 10月31日(火)『終わりよければすべてよし』は1階の一部と2階に学校団体が入るため、B席の販売はございません。
        
※11月4日(土)13:00公演『尺には尺を』、18:00公演『終わりよければすべてよし』は「ぴあスペシャルデー(ぴあ貸切公演)」のため、前売り券は「チケットぴあ」で販売いたします。新国立劇場ではZ席のみ販売します。

予定上演時間

未定

会 場

新国立劇場 中劇場

ご注意事項

  • 開場は開演30分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【作】ウィリアム・シェイクスピア
  • 【翻訳】小田島雄志
  • 【演出】鵜山 仁

キャスト

  • 岡本健一
  • 浦井健治
  • 中嶋朋子
  • ソニン
  • 立川三貴
  • 吉村 直
  • 木下浩之
  • 那須佐代子
  • 勝部演之
  • 小長谷勝彦
  • 下総源太朗
  • 清原達之
  • 藤木久美子
  • 川辺邦弘
  • 亀田佳明
  • 永田江里
  • 内藤裕志
  • 須藤瑞己
  • 福士永大
  • 岡本健一
  • 浦井健治
  • 中嶋朋子
  • ソニン
  • 立川三貴
  • 吉村 直
  • 木下浩之
  • 那須佐代子
  • 勝部演之
  • 小長谷勝彦
  • 下総源太朗
  • 清原達之
  • 藤木久美子
  • 川辺邦弘
  • 亀田佳明
  • 永田江里
  • 内藤裕志
  • 須藤瑞己
  • 福士永大

Profile

【作】ウィリアム・シェイクスピア(William SHAKESPEARE)

イギリス、エリザベス朝の劇作家、詩人。1564年~1616年。
生涯に37本を越える劇作を残し、死後出版された全集ではその作品が喜劇、歴史劇、悲劇に分類された。そのうち喜劇は16本を数える。19世紀以降には、『ハムレット』『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』『トロイラスとクレシダ』の四作品は問題劇と称されることもある。また、『尺には尺を』はワーグナー初期の歌劇『恋愛禁制』の原作としても知られる。
37本の作品群は21世紀の今日に至るまで、本国イギリスは言うに及ばず全世界で上演され続けている。我が国でも、明治期に翻案作品が紹介されて以来さまざまな形で上演され、伝統芸能から小劇場の作品まで広範囲に影響を与えている。

【演出】鵜山 仁(UYAMA Hitoshi)

舞台芸術学院、文学座附属演劇研究所を経て、1981年、文学座座員に。83年から1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。 2020年、紫綬褒章受章。21年、第62回毎日芸術賞受賞。
最近の演出作品に『廃墟』『トロイラスとクレシダ』『マンザナ、わが町』『ヴェニスの商人』『怪談 牡丹灯籠』『女中たち』『化粧二題』『叔母との旅』『紙屋町さくらホテル』『スカラムーシュ・ジョーンズor七つの白い仮面』『から騒ぎ』『吾輩は漱石である』『ミュージカル 洪水の前』など。
新国立劇場では、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『コペンハーゲン』『花咲く港』『カエル』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』『現代能楽集 鵺』『ヘンリー六世』『イロアセル』『リチャード三世』『桜の園』『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』『リチャード二世』、オペラ『カルメン』『鹿鳴館』を演出。
『ヘンリー六世』の演出で10年、芸術選奨文部科学大臣賞、第17回読売演劇大賞 最優秀演出家賞を受賞。04年、16年にもそれぞれ読売演劇大賞 最優秀演出家賞を受賞している。07年9月より10年8月まで新国立劇場演劇芸術監督を務めた。

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Storyものがたり

尺には尺を

ヴィーンの公爵ヴィンセンシオは、突然出立すると告げ、後事を代理アンジェロに託し旅に出る。だが実は、密かにヴィーンに滞在したまま、アンジェロの統治を見届ける目的があった。というのも、ヴィーンではこのところ風紀の乱れが著しく、謹厳実直なアンジェロが、法律に則りそれをどう処理するのか見定めようというのだ。
そんな法律のなかに、結婚前の交渉を禁ずる姦淫罪があり、19年間一度も使われたことがなかった。アンジェロはその法律を行使し、婚姻前にジュリエットと関係を持ったクローディオに死刑の判決を下す。だがクローディオはジュリエットと正式な夫婦約束を交わしており、情状酌量の余地は十分にあったのだ。
それを知ったクローディオの妹、修道尼見習いのイザベラは、兄の助命嘆願のためアンジェロの元を訪れる。兄のために懸命に命乞いをするイザベラの美しい姿に、アンジェロの理性は失われ、自分に体を許せば兄の命は助ける、という提案をする。それを聞いたイザベラはアンジェロの偽善を告発すると告げるのだが、彼は一笑に付し、「誰がそれを信じる?お前の真実は、私の虚偽には勝てぬ」とイザベラに嘯く。
クローディオの命は?イザベラの貞節は?すべてはアンジェロの裁量に委ねられる。

終わりよければすべてよし

ルシヨン伯爵夫人には一人息子バートラムがいた。彼はフランス王に召しだされ、故郷を後に、パリへと向かう。だが王は不治の病に蝕まれ、命は長くないと思われていた。
もう一人、伯爵夫人の元には侍女として育てていたヘレナという娘がいて、その父は、先ごろ他界した高名な医師だった。彼はヘレナに、万病に効く薬の処方箋を残していた。そしてヘレナは、実は密かに、身分違いのバートラムのことを慕い、妻になりたいと願っていた。
その想いを知った伯爵夫人は、ヘレナにバートラムを追ってパリへ向かうことを許す。パリに到着したヘレナは王に謁見し、亡父から託された薬で王の病を見事に治してみせる。王は感謝の印として、ヘレナに望みのものを褒美として与える約束をする。ヘレナはバートラムとの結婚を望むが、彼はそれを拒否し、自ら志願して、逃げるように戦地フィレンツェへ赴いてしまう。残された手紙には「私を父親とする子供を産めば、私を夫と呼ぶがいい。だがその時は決して来ないだろう。」と認められていた。
ヘレナは単身、バートラムを追ってフィレンツェへと旅立つ。愛する彼と結ばれるために。

Ticketsチケット

チケット料金

                  
席種S席A席B席*2作品通し券
(S席のみ)
料金(10%税込) 8,800円 6,600円 3,300円 15,800円
       
席種 料金(10%税込)
S席 8,800円
A席 6,600円
B席 3,300円
*2作品通し券
(S席のみ)
15,800円

*通し券は、新国立劇場ボックスオフィス(電話と窓口)のみのお取り扱いです。

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます

Z席 1,650円(10%税込)

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2023年7月29日(土)10:00~8月8日(火)

新国メンバーズ先行販売期間:2023年7月30日(日)10:00~8月8日(火)

一般発売日:2023年8月11日(金・祝)10:00~

チケット取り扱い

お電話でのお求め

新国立劇場ボックスオフィス

03-5352-9999電話予約・店頭購入方法

WEBからのお求め

ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

チケットぴあ

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Pコード:「尺には尺を」519-496

    「終わりよければすべてよし」519-497

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Lコード:「尺には尺を」32033

    「終わりよければすべてよし」32117

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか

割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子席はボックスオフィス(窓口・電話)にてお求めください。
  • ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

割引の詳細はこちら
U25・39優待チケットについてはこちら

Z席の購入方法

  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、公演当日朝11:00からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
Z席の詳細はこちら

グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5746)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近くの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。