演劇公演関連ニュース

2023/2024シーズン シェイクスピア、ダークコメディ交互上演が発進!『尺には尺を』が本日開幕!

ロゴ入り★★★20231014-_A1_0203.jpg
(右から)岡本健一、ソニン
撮影:引地信彦



シェイクスピアの"問題劇"二作を日本初の交互上演!
本日、一つ目の作品『尺には尺を』が開幕!


シェイクスピアの戯曲のなかでは上演回数もそれほど多くはなく、登場人物も屈折したキャラクターが多く、"ダークコメディ(暗い喜劇)"と呼ばれる『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』。この二作は同時期に執筆されたと推測され、悲劇とも喜劇ともつかない、その結末から「問題劇」とも分類されます。
シェイクスピア作品の中では、数少ない、女性が物語の主軸となる、この二作を交互上演するという日本初の公演が、本日10月18日(水)、ついに幕をあけました。


本日、初日を迎えた『尺には尺を』は、岡本健一演じる「アンジェロ」とソニン演じる「イザベラ」の激しい攻防と、それぞれの葛藤に客席は熱気に包まれました。観劇後には、権力、ハラスメントなど400年以上前に書かれたとは思えぬ、シェイクスピアの驚くべき同時代性と、そして波紋を呼ぶその結末について、お客様同士で語らう姿が見受けられました。

明日は、交互上演のもう一つの演目『終わりよければすべてよし』が開幕いたします。


初日公演の目前に、一足早くメディアに向けて公開フォトコールと初日前会見を行いました。
会見の模様は、後日レポートを公開いたします。どうぞお楽しみに。

16_0026xxxx.jpg
(左から)鵜山 仁、ソニン、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子
撮影:田中亜紀