Storyものがたり
母の初七日に集まった大学教授・喜多の七人娘。にぎやかに母の思い出話や近況報告をする五人の姉を前に、久しぶりに帰ってきた双生児の六女の文代が、自分と七女の巴絵は父の子ではないと言い出し、一同騒然となる。......敗戦直前の夏から戦後二十年ほどの物語。
文化庁委託事業「令和3年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
2019年入所の第15期生は8月の朗読劇「少年口伝隊一九四五」をへて、試演会『七本の色鉛筆』に臨みます。矢代静一による本作は、昭和20年夏の日本の敗戦前から戦後へと移りゆく中で、時代に翻弄されながらもそれぞれの人生をしなやかに生き抜く父と七人の娘たちの物語。1973年に文学座公演として初演された本作品が、5年前の研修所内発表会でも本作品の演出をつとめた田中麻衣子の演出で、新たに蘇ります。どうぞご期待ください。
劇作家(1927-1998) 東京銀座生まれ。 早稲田大学仏文科在学中、休学して俳優座文芸部に入るが、1950年に文学座に入座。『城館』、『絵姿女房』など執筆するほか、フランス戯曲ラシーヌ、ジロドゥ作品などを演出。 1963年フリーとなる。主な作品に『壁画』(1955年第一回岸田戯曲賞佳作)、『宮城野』、『夜明けに消えた』、『写楽考』(読売文学賞)、『北斎漫画』、『黄昏のメルヘン』、『つくづくと赤い風車』、『弥々』など。1978年浮世絵師三部作(『写楽考』『北斎漫画』『淫乱斎英泉』)で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。他に紫綬褒章、勲四等旭日小綬章を受賞。
演出家 日本大学芸術学部演劇学科卒業。主な演出作品に『A New Musical ゆびさきと恋々』、劇団民藝『地熱』、こまつ座『どうぶつ会議』、『Shakespear's R&J』、『胎内』、『罪と罰』など。演劇研修所公演の演出作品に朗読劇+ダンス『オズマ隊長』、日英演劇アカデミー国際交流公演『怪物/The Monster』、『トミイのスカートからミシンがとびだした話』、『ある階段の物語』、『ロミオとジュリエット』、『血の婚礼』、朗読劇『ハーメルンの死の舞踏』。2014年文化庁文化庁派遣新進芸術家制度でロンドンにて研修。現在、新国立劇場演劇研修所3年次学年担任。Théâtre MUIBO主宰。
2002年、アンドレス・セゴビア国際ギターコンクールにて日本人として初めての第 2 位入賞。国内に留まらず海外公演も多い。 『少年口伝隊一九四五』へは井上ひさし氏の指名で初演より参加。
母の初七日に集まった大学教授・喜多の七人娘。にぎやかに母の思い出話や近況報告をする五人の姉を前に、久しぶりに帰ってきた双生児の六女の文代が、自分と七女の巴絵は父の子ではないと言い出し、一同騒然となる。......敗戦直前の夏から戦後二十年ほどの物語。
席種 | A席 | B席 | ジュニア券・学生券 |
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料金(10%税込) | 3,300円 | 2,750円 | 1,000円 |
席種 | 料金(10%税込) |
---|---|
A席 | 3,300円 |
B席 | 2,750円 |
ジュニア席・学生席 | 1,000円 |
○クラブ・ジ・アトレ会員ほか、各種割引はありません。
○ジュニア席はボックスオフィス(電話およびWeb)にて取り扱います。入場時に年齢が確認できる証明書の提示をお願いする場合がございます。
○学生席はボックスオフィス(電話)および公演ウェブサイト上フォームにて取り扱います。お引き取りの際には、学生証が必要です。
Z席 1,650円(10%税込)
○Z席は公演当日、朝10:00から新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブンイレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚。電話予約不可。
ボックスオフィスでも取扱。お引取りの際に年齢証明書または学生証をご提示ください。
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