演劇公演関連ニュース

ミュージカル「パッション」 制作発表記者会見が開催されました

9月2日(水)、2015/2016シーズン演劇 開幕公演 「パッション」の制作発表記者会見が新国立劇場内で行われました。

 

「パッション」は1994年ブロードウェイ初演、トニー賞4部門を受賞した作品で、今回が日本初演になります。

昨日から本格的な稽古に入った宮田慶子演劇芸術監督、島 健音楽監督、井上芳雄さん、和音美桜さん、

シルビア・グラブさん、福井貴一さんが登壇すると、仲良く和気あいあいとした楽しい雰囲気で、笑いの絶えない記者会見となりました。

 

 


 感じる、大人のミュージカル

宮田演劇芸術監督

テーマは「愛」です。

ヒロインの一人、フォスカが抱く、その一途すぎるほどの愛を見ていると、

人生の中であきらめてきたたくさんのことに気づかされます。

大人のハートをわしづかみにできるような、ミュージカルらしい舞台にしたいと考えています。

オープニングからドキッとするので、ぜひお楽しみに。

 

 

島音楽監督

ソンドハイムの作品に関わるのは初めてで、とても光栄です。

歌うのが難しい音楽なのですが、断片的にしか聞こえてこなかった音楽が形を成してきた時に、

怖いけれど実はロマンチックである、というこの作品の世界を見事に音楽が表しているということにだんだん気づいてきました。

どんな素晴らしい舞台になるか、今から楽しみにしています。

 

 

井上芳雄さん(ジョルジオ役)

ジョルジオは二人の女性に愛されて、最初に舞台に登場する時と、最後に登場する時では全く違う人間に変化すると考えています。

価値観の転換に最初はびっくりするけれど、そういう事もあるかもしれない、と思ってしまうくらいの人生の経験を、

皆さんと一緒に舞台上でできたらと思います。

 

 

和音美桜さん(クララ役)

初めての新国立劇場なので楽しみにしています。

いろんな愛の形を描いた作品です。

私の役は、皆さんも感情移入しやすい役ではないかな、と思うので深く追求していきたいです。

 

 

シルビア・グラブさん(フォスカ役)

ソンドハイム作品は3作目ですが、前回の「Into the woods」(新国立劇場,2004,2006)では音楽の複雑さに毎晩うなされていました。

毎小節ごとに拍子が変わったり、寝る前に歌のことを考えていると眠れなくなってしまって、今回も早速うなされています。

複雑で大変かもしれないけれど、愛されること、愛することの素晴らしさを伝えられたらいいなと思っています。

 

 

福井貴一さん(リッチ大佐役)

言葉の裏にある感情が見事にリズムとメロディーで表現されています。

やるのは難しいけど聞くのはとても良く、昨日の稽古でこれはええ作品やな、と感動しました。

感じてもらえるミュージカルになると思います。

ぜひ、ご覧ください。

 

 

公演概要

新国立劇場 2015/2016シーズン演劇公演

パッション

 

《東京公演》

2015年10月16日(金)~11月8日(日)

新国立劇場 中劇場

 

※好評につき追加公演決定!(9月6日(日)10:00一般発売)

 2015年10月24日(土)18:00 開演

 2015年10月29日(木)19:00 開演

 

 

《兵庫公演》

2015年11月13日(金) ~ 11月15日(日) 

兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 

 

※好評につき追加公演決定!(9月6日(日)10:00一般発売)

 2015年11月13日(金)13:30 開演

 


 

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左より、宮田慶子演劇芸術監督(演出)、シルビア・グラブ、井上芳雄、和音美桜、福井貴一、島健(音楽監督)