リチャード三世

  • 2012/2013シーズン
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  • 中劇場

2012年10月公演

作:ウィリアム・シェイクスピア  
翻訳:小田島雄志
演出:鵜山 仁

出演: 岡本健一  中嶋朋子  浦井健治  ほか

シェイクスピアの処女戯曲『ヘンリー六世』、全三部作。通し上演に正味9時間かかるこの大作が中劇場で上演されたのが、2009年11月。内容の充実と規模の雄大さが評価され、演劇界を席巻したことも記憶に新しいところです。
その続編『リチャード三世』は、イギリス本国は言うに及ばず、我が国でも単独で上演される人気演目で、これまでも綺羅星のごとく居並ぶ名優が演じてきた作品ですが、元々シェイクスピアは『ヘンリー六世』に続く作品として構想し、登場人物もほぼ同じで、ストーリーも連続しています。今回の上演では、『ヘンリー六世』の出演俳優が再集結し、そのまま同じ役を引き継いでの上演となります。
これは英国でもこれまで数例しかなく、日本では初の試みで、『ヘンリー六世』で描かれた王権を巡る濃密な人間関係がさらに深化し、より豊かな劇空間が展開されることでしょう。

ものがたり

30年にわたる薔薇戦争を勝ち抜き、王権を手にしたヨーク家のエドワード四世。だがその弟、グロスター公リチャードは密かに王位に就くことを画策。自分より優位な王位継承者を姦計によって次々と破滅へ追いやり、対立する貴族諸侯もことごとく処刑、腹心の貴族バッキンガム公を従え、ロンドン市民の賛同も得て、リチャード三世として即位する。
だが得意の絶頂も長くは続かず、造反した貴族たちが、ヘンリー五世の孫にあたりフランスに亡命していたリッチモンド伯ヘンリー・チューダーのもとに集結し、反旗を翻す。
反乱軍を率いて上陸したリッチモンドと、王リチャードはイングランド中部レスターシャーのボズワースの平原において激しい戦闘を繰り広げ、一騎打ちの末リチャードは壮絶な最期を迎える。