オペラ研修所 夏期特別講座・日本歌曲公開講座レポート
8月30日(月)~9月3日(金)の間、
研修生たちは、各自割り当てられた課題歌曲を研究し、
講座では、歌詞の朗読、
講座最終日、
一同、改めて日本歌曲の美しさや価値と向きあう、
▲永井和子オペラ研修所長と研修生たち
【永井和子オペラ研修所長のお話】
―日本歌曲を学ぶ意義-
日本歌曲を勉強することで日本語で書かれた歌詞に触れてみると、日本人にとっては母国語なので理解しやすいです。
これは日本歌曲を極めてくださいと言っているわけではなく、こうした経験をもって、オペラなどの外国のものに向かう時も、母国語で書かれた音楽だったらどういう感覚なのかという参考にしていただきたいという思いです。
今回の取り組みによって日本歌曲を学んだというだけで終わりにせず、歌詞という言葉に対する向き合い方を学ぶ機会にしていただけたらと思います。
―国際的な活躍をするということの本質-
国際的な活躍の場で、日本人の感性をいかに活かせるかがとても重要です。
また、日本人の感性で見たとき、他の国の人たちには見えないことが発見できたりします。そういう感性に磨きをかけてオペラという世界に向かっていただきたいと思います。
▲(写真左)第22期生・原田 奈於〈ソプラノ〉、(写真右)第24期生・前島 眞奈美〈メゾソプラノ〉
▲(写真左)第22期生・鳥尾 匠海〈テノール〉、(写真右)第22期生・程 音聡〈バリトン〉
今回の特別講座を受けた研修生の第22期生(3年次)程 音聡からのコメントをご紹介します。
「日本歌曲は、西洋の作曲技法と日本の詩/詞の結合の産物として、
これからも探究していきたいと思います」
- オペラ研修所ニュース:オペラ研修所出身歌手の活動状況紹介(藤原歌劇団『清教徒』)
- オペラ研修所ニュース:オペラ研修所出身歌手の活動状況紹介(東京二期会オペラ劇場『ルル』)
- オペラ研修所:選考試験について
- オペラ研修所ニュース:オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World『ニュルンベルクのマイスタージンガー』でもオペラ研修所出身歌手が大活躍中
- オペラ研修所ニュース:「大野和士の『オペラ玉手箱』」に研修所出身歌手の出演が決定
- オペラ研修所ニュース:オペラ『カルメン』へのオペラ研修所出身歌手出演情報(その2)
- オペラ研修所ニュース:オペラ『カルメン』へのオペラ研修所出身歌手出演情報
- ANAスカラシップ
- オペラ研修所 研修生一覧