研修所ニュース

オペラ研修所出身歌手の活動状況紹介(藤原歌劇団『清教徒』)

9月10日(金)から12日(日)にかけて新国立劇場オペラパレスにて上演される藤原歌劇団公演『清教徒』に、当研修所第10期修了の岡 昭宏(バリトン)がリッカルド役で出演します(10日(金)・12日(日)出演)

開幕直前の岡さんにお話を伺うことができました。

「『清教徒』は、ベッリーニ作曲のベルカントオペラの傑作で、17世紀の清教徒革命を舞台にしたスケールの大きい恋愛物語です。清教徒軍司令官の娘のエルヴィーラと王党派の騎士アルトゥーロとの恋の物語ですが、清教徒軍大佐リッカルドは、司令官に娘エルヴィーラとの結婚を約束されており、リッカルドにとっては悲恋物語でもあります。
リッカルド役はバリトンが皆、学生時代に勉強する憧れの役です。バリトンには主人公に対する敵役が多いのですが、感情を前面に表す役は、自分自身との距離感がある分むしろ思い切った役づくりができ、とてもやりがいがあります。
是非聞きにいらしてください。」

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(岡 昭宏、第10期修了、バリトン)

また、指揮は柴田真郁マエストロ、7月31日(土)・8月1日(日)のオペラ研修所『ジャンニ・スキッキ』に続いて新国立劇場への登場です。

藤原歌劇団公演(共催:新国立劇場・東京二期会)『清教徒』新制作の情報はこちら


岡は、2022年1月には、バリトンの大役『オテロ』のヤーゴ役も決まっており、活躍ぶりに目が離せません(アーリドラーテ歌劇団『オテロ』、2022年1月29日(土)・30日(日)、新国立劇場中劇場、30日(日)14時の回に出演)

アーリドラーテ歌劇団『オテロ』公演情報はこちら

オペラ研修所では、当劇場出身歌手の活躍を、オペラ公演を中心に紹介して参ります。
素晴らしい上演が続く日本オペラ界とその一翼を担う当研修所出身歌手たちの活躍にどうぞご期待ください。