2021/2022シーズン

クロード・アシル・ドビュッシーペレアスとメリザンド<新制作>

Pelléas et Mélisande/Claude Achille Debussy
全5幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2022年7月2日[土]~7月17日[日]
予定上演時間:
約3時間25分(第1部105分 休憩30分 第2部70分)

Introductionはじめに

美しくも哀しき禁断の恋。
印象主義の大作曲家ドビュッシーの独創オペラ

フランス印象主義の作曲家ドビュッシー唯一のオペラ『ペレアスとメリザンド』。フランス独自のオペラを目指したドビュッシーは、ライトモチーフの手法を取り入れる一方、独特の語法を用いてメーテルリンクの戯曲に描かれた光や水、霧や風といった自然の息吹を色彩感と陰影に富んだ音楽で表現し、フランス語の韻律と音楽を融合させて、登場人物の苦悩や感情の高まりを抑制したタッチで濃密に描きました。閉鎖的な城の愛憎の日々が神秘的、象徴的に緊張感のうちに綴られ、幕切れでは後奏がもたらす静けさがドラマを浄化します。

演出のケイティ・ミッチェルは演劇大国イギリスで演劇、オペラ演出で活躍し、独自の感性と論理がもたらすリアリティが高く評価される演出家。『ペレアスとメリザンド』は2016年エクサンプロヴァンス音楽祭で初演されたプロダクションで、ある一家へやって来た女性の夢想としてドラマを現代に蘇らせ、絶賛を博したものです。指揮はフランス・オペラへも注力する大野和士芸術監督自らが当たります。ペレアス、メリザンドにはベルナール・リヒター、カレン・ヴルシュとこの作品を特に得意とする旬の歌手、ゴローにはエクサンプロヴァンス公演でもこのプロダクションのゴローに出演したロラン・ナウリが出演します。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、公演内容や招聘スタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。

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後援:在日フランス大使館アンスティチュ・フランセ日本

Schedule公演日程

公演日程

2022年7月2日(土)14:00

2022年7月6日(水)18:30

2022年7月9日(土)14:00

2022年7月13日(水)14:00

2022年7月17日(日)14:00

予定上演時間

約3時間25分(第1部105分 休憩30分 第2部70分)

  • 時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(6月28日更新)

会 場

ご注意事項

  • ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービス、バックステージツアーは当面休止させていただきます。
  • 7月17日(日)は1階の一部に学校団体が入る予定です。

分散来場のお願い

新型コロナウイルス感染拡大予防を目的とした混雑緩和のため、分散来場にご協力ください。
お席の階によって、下記時間帯にご来場されることをおすすめいたします。

■2,3,4階のお客様:開演 30分前まで
■1階のお客様:開演30分前~ 開演15分前 まで

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】大野和士
  • 【演 出】ケイティ・ミッチェル
  • 【美 術】リジー・クラッチャン
  • 【衣 裳】クロエ・ランフォード
  • 【照 明】ジェイムズ・ファーンコム
  • 【振 付】ジョセフ・アルフォード
  • 【演出補】ジル・リコ
  • 【舞台監督】髙橋尚史
  • 指揮大野和士
  • 演出ケイティ・
    ミッチェル
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キャスト

  • 【ペレアス】ベルナール・リヒター
  • 【メリザンド】カレン・ヴルシュ
  • 【ゴロー】ロラン・ナウリ
  • 【アルケル】妻屋秀和
  • 【ジュヌヴィエーヴ】浜田理恵(7/17公演は田村由貴絵)
  • 【イニョルド】九嶋香奈枝(7/6公演は前川依子)
  • 【医師】河野鉄平
  • 【合唱指揮】冨平恭平
  • 【合 唱】新国立劇場合唱団
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
  • ペレアスベルナール・
    リヒター
  • メリザンドカレン・
    ヴルシュ
  • ゴローロラン・
    ナウリ
  • アルケル妻屋秀和
  • ジュヌヴィエーヴ浜田理恵
  • イニョルド九嶋香奈枝
  • 医師河野鉄平
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  • 共同制作:エクサンプロヴァンス音楽祭、ポーランド国立歌劇場
  • Co-production with the Festival d'Aix-en-Provence, Teatr Wielki - Polish National Opera

Profile

【指揮】大野和士(ONO Kazushi)

東京生まれ。東京藝術大学卒。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987 年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。世界各地でオペラ公演及びシンフォニーコンサートで聴衆を魅了し続けている。90~96 年ザグレブ・フィル音楽監督。96~2002年バーデン州立歌劇場音楽総監督。92~99 年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02~08 年モネ劇場音楽監督。12~15 年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、08~16 年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者を歴任。15年から東京都交響楽団、バルセロナ交響楽団音楽監督。22年9月よりブリュッセル・フィルハーモニック音楽監督に就任予定。オペラでは、07年にミラノ・スカラ座にデビューし、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭などへ出演。渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。17年にはリヨン歌劇場がインターナショナル・オペラ・アワード「最優秀オペラハウス2017」を獲得し、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ、リヨン市からリヨン市特別メダルが授与された。18年9月より新国立劇場オペラ芸術監督。新国立劇場では98年『魔笛』、10~11年『トリスタンとイゾルデ』、19年『紫苑物語』『トゥーランドット』、20年『アルマゲドンの夢』、21年『ワルキューレ』『カルメン』、子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ『Super Angels スーパーエンジェル』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を指揮している。

【演出】ケイティ・ミッチェル(Katie MITCHELL)

演劇とオペラの演出で活躍するイギリス人演出家。ロイヤル・シェイクスピア・シアター、ロイヤルコート劇場、ナショナルシアターでアソシエイト・ディレクターを務める。最近の主な演出作品に、オペラでは、英国ロイヤルオペラ『ルチア』『Lessons in Love and Violence』『テオドーラ』、バイエルン州立歌劇場『青ひげ公の城』、エクサプロヴァンス音楽祭『The House Taken Over』『アルチーナ』『ペレアスとメリザンド』『ナクソス島のアリアドネ』、英国ロイヤルオペラ、エクサンプロヴァンス音楽祭『Written on Skin』(世界初演)、オランダ国立オペラ『イェヌーファ』、オペラ・コミック座『ミランダ』、ベルリン州立歌劇場『Le Vin herbé』『Neither』など、演劇ではシャウビューネ『オーランドー』『Shadows(Eurydice Speaks)』『Ophelias Zimmer』『Lungs』『(Not)the End of the World』、ニューヨーク・ザ・シェッド『Troy』、ハンブルク・ドイツ劇場『The Rest Will Be Familiar to you from Cinema』『Reisende auf einem Bein』『Happy Days』『Sleeping Men』『Bluets』、ブッフ・デュ・ノール劇場『La Maladie de la Mort』、トネールグループ・アムステルダム『The Maids』、ロイヤルコート劇場『Anatomy of a Suicide』、ナショナルシアター『When we have sufficiently tortured each other』『Cleansed』、ハムステッド劇場『Little Scratch』、ヴィディ・ローザンヌ劇場『A Play for the Living in a time of extinction』などがある。2009年、大英帝国勲章OBE受勲。19年、インターナショナル・オペラアワード最優秀演出家賞受賞。新国立劇場初登場。

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Profile

【ペレアス】ベルナール・リヒター(テノール)(Bernard RICHTER)

スイス出身の新世代を代表するテノール。アン・デア・ウィーン劇場、パリ・オペラ座、シャトレ座、ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場へ出演を重ね国際的キャリアを拓く。ザルツブルク音楽祭、パリ・オペラ座、英国ロイヤルオペラ『魔笛』タミーノ、フライブルク歌劇場『ポントの王、ミトリダーテ』『イドメネオ』タイトルロール、チューリヒ歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオに出演。ミラノ・スカラ座へ、シューベルトのオペラ『フィエラブラス』タイトルロール、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『イドメネオ』タイトルロール、『偽の女庭師』ベルフィオーレと定期的に出演を重ねる。ジュネーヴ大劇場『マノン』デ・グリュー、オランダ国立オペラ『ロデリンダ』グリマルド、アン・デア・ウィーン劇場『さまよえるオランダ人』エリック、『ベアトリーチェとベネディクト』ベネディクト、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオなどにも出演。ペレアスは最も得意とする役であり、ウィーン国立歌劇場、ポーランド国立歌劇場、リヨン歌劇場、モントリオール交響楽団で成功を収めており、23年にはブダペスト祝祭管弦楽団の欧州ツアーに同役で参加予定。東京ではNHK交響楽団『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオに出演した。新国立劇場初登場。

【メリザンド】カレン・ヴルシュ(ソプラノ)(Karen VOURC'H)

現代曲で特に知られるフランスのソプラノ。世界各地の歌劇場やコンサートに出演し、サーリアホ、デュパサン、コネソンらの作品を演奏しており、中でもハヤ・チェルノヴィン作曲『Infinite Now』は2017年Opernwelt誌年鑑の最優秀プレミエ作品に選出された。オペラの出演も多く、中でも『人間の声』『ペレアスとメリザンド』では、パリ(オペラ・コミック)、ロンドン、ケルン、ストックホルム、ハンブルク、東京(NHK交響楽団)、サンクトペテルブルクなど各地で絶賛されている。録音にはグリーグ、シベリウス、ドビュッシーの歌曲、モンテヴェルディのカンタータ、リヨン管弦楽団と共演したラヴェルの歌曲、オペラ・コミック『ペレアスとメリザンド』、ストラスブール・フィルと共演したサーリアホの『4つの瞬間』『Emille Suite』などがある。新国立劇場初登場。

【ゴロー】ロラン・ナウリ(バリトン)(Laurent NAOURI)

マルセイユ国立オペラ歌手研修所(CNIPAL)、ギルドホール音楽演劇学院で学ぶ。バロックから現代オペラまで約40役に及ぶ広いレパートリーを持ち、『ホフマン物語』悪役四役、『ペレアスとメリザンド』ゴロー、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ファルスタッフ』タイトルロール、『サンドリヨン』パンドルフ、『炎の天使』ルプレヒトなどでメトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、リヨン歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭など世界の歌劇場、音楽祭に出演。最近ではメトロポリタン歌劇場『サムソンとデリラ』ダゴンの大祭司、『ロメオとジュリエット』キャピュレット、『ホフマン物語』悪役四役、『サンドリヨン』パンドルフ、英国ロイヤルオペラ『ニシダの天使』(ドニゼッティ)ドン・ガスパール、シャンゼリゼ劇場『椿姫』ジェルモン、リヨン歌劇場、パリ・オペラ座『蝶々夫人』シャープレス、『ホフマン物語』悪役四役、『エディプス』大祭司、モネ劇場『トスカ』スカルピアなどに出演している。新国立劇場初登場。

【アルケル】妻屋秀和(バス)(TSUMAYA Hidekazu)

東京藝術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。1994~2001年ライプツィヒ歌劇場、02年~11年ワイマールのドイツ国民劇場専属歌手。これまでにベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、スコティッシュ・オペラなどに出演。欧州、日本でモーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、R.シュトラウス等のオペラの主要な役を80役以上演じており、新国立劇場では『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『アイーダ』ランフィス、『ナブッコ』ベルの祭司長、『夜叉ヶ池』鉱蔵、『リゴレット』スパラフチーレ、『ヴォツェック』医者、『アラベッラ』ヴァルトナー伯爵、『ドン・カルロ』宗教裁判長、『マノン・レスコー』ジェロント、『ばらの騎士』警部、『ラインの黄金』ファフナー、ファーゾルト、『魔笛』ザラストロ、『ルチア』ライモンドなど出演多数。18/19シーズンは『ファルスタッフ』ピストーラ、『タンホイザー』領主ヘルマン、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『トゥーランドット』ティムール、20/21シーズン『夏の夜の夢』クインス、『フィガロの結婚』バルトロ、『イオランタ』ルネ、『カルメン』スニガに出演。21/22シーズンは『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・フォルツ、『ばらの騎士』オックス男爵、『さまよえるオランダ人』ダーラントにも出演。二期会会員。

【ジュヌヴィエーヴ】浜田理恵(ソプラノ)(HAMADA Rie)

東京藝術大学卒業、同大学院修了。パリに留学。第19回パリ国際声楽コンクールオペラ部門第1位。シャトレ座『アリアーヌと青髭』でオペラ・デビューし、パリ・オペラ座『火刑台上のジャンヌ・ダルク』聖母マリア、シャトレ座『北緯60度線』(世界初演)マリア、トゥールーズ歌劇場、リヨン歌劇場『ラ・ボエーム』ミミのほか、トゥールーズ、アヴィニョン、トゥールなどで『トゥーランドット』リュー、『皇帝ティトの慈悲』ヴィテッリア、『ファウスト』マルグリットなどに出演。ピエール・ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランとはヨーロッパツアーを行い、その後ザルツブルク音楽祭でコンサートと録音を行う。日本ではびわ湖ホール『ドン・カルロ』エリザベッタ、『ジョヴァンナ・ダルコ』タイトルロール、兵庫県立芸術文化センター『蝶々夫人』タイトルロールなどに出演。新国立劇場では『トゥーランドット』リュー、『カルメン』ミカエラ、『ホフマン物語』アントニア、コンサート・オペラ『ペレアスとメリザンド』メリザンドに出演している。

【イニョルド】九嶋香奈枝(ソプラノ)(KUSHIMA Kanae)

東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁派遣在外研修員としてミラノに留学。2005年にはギリシャ・アテネにて『魔笛』(ミヒャエル・ハンペ演出)に招聘され出演。第54回全日本学生音楽コンクール第1位、HIMESコンクール第1位。新国立劇場では『愛の妙薬』ジャンネッタ、『フィガロの結婚』スザンナ、バルバリーナ、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『パルジファル』小姓1、『ジークフリート』森の小鳥、『魔笛』パパゲーナ、高校生のためのオペラ鑑賞教室『ドン・パスクワーレ』ノリーナなどに出演したほか、22年2月『愛の妙薬』ジャンネッタに出演した。二期会会員。

【医師】河野鉄平(バス)(KONO Teppei)

クリーブランド音楽院大学卒業、同大学院修了。2003年サンフランシスコオペラ・メローラオペラプログラム参加。同年『フィガロの結婚』フィガロでオペラデビュー。06年、シカゴ芸術大学ディプロマコース及びシカゴ・オペラ・シアター研修プログラム修了。同年シンガポールでも『フィガロの結婚』に出演。アメリカで23年間過ごし、帰国後は17年小澤征爾音楽塾『カルメン』スニガ、18年セイジ・オザワ松本フェスティバル『ジャンニ・スキッキ』ベットなどで好評を博す。これまでに『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール/騎士長、『カルメン』エスカミーリョ、『ドン・カルロ』フィリッポ二世、『シモン・ボッカネグラ』フィエスコ、『アイーダ』ランフィス、『ファウスト 』(ハイライト)メフィストフェレス、『エウゲニ・オネーギン 』グレーミン公爵などに出演。21年には二期会『タンホイザー』ラインマル、『魔笛』弁者、武士2に出演。新国立劇場では20年『夏の夜の夢』パック(台詞役)に出演したほか、22年1月『さまよえるオランダ人』オランダ人に出演し称賛を集めた。22年4月『魔笛』ザラストロにも出演した。二期会会員。

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Storyものがたり

【第1部】狩の途中で道に迷ったゴローは、水辺で泣く女性メリザンドを見つけ連れて帰る。半年後、ゴローは異父弟ペレアスへ、祖父の老王アルケルから結婚の許しを得て欲しいという手紙を送る。王はゴローの新しい妻を迎え入れることとする。城にやって来たメリザンドとペレアスが出会い、二人は彼女の乗ってきた船が去る光景を見つめ言葉を交わす。ペレアスは庭園の「盲人の泉」にメリザンドを誘い、その力について語る。メリザンドはゴローからの結婚指輪を泉に落としてしまう。その瞬間、ゴローは森で落馬し深手を負っていた。

居室で夫ゴローを介抱するうち、メリザンドはこの城では心が休まらないと訴える。その時妻の手に指輪がないと気付いたゴローに激しく追及され、メリザンドはゴローの息子イニョルドのために貝を拾っているうち失くしたと嘘をつく。ゴローの命令で指輪を探すため、メリザンドはペレアスと共に、恐怖に震えながら海辺の洞窟へ赴く。月光の晩、寝室でメリザンドが髪を梳くと、通りかかったペレアスはその長い髪に陶然となる。そこへゴローが来て、二人の振る舞いを責める。ゴローはペレアスを地下に連れて行き、身重のメリザンドを刺激しないよう言い渡す。ゴローはイニョルドに、ペレアスとメリザンドの様子について詰問し、母の寝室を覗くよう強要する。

【第2部】アルケルとメリザンドが語る部屋へ、嫉妬心に駆られたゴローが来て、妻の髪を掴んで引き倒す。夜、いよいよ旅立つというペレアスに請われ、メリザンドは泉に赴く。月光の下で二人はついに愛を告白し、口づけを交わす。そこへゴローが現れ、ペレアスは殺される。逃げ延びたメリザンドは女の子を産み落とし、死の床にあった。ゴローは妻に許しを請いながらも、弟との関係を執拗に問い始める。メリザンドから真実が語られることはない。アルケルがゴローを制し、赤子をメリザンドに抱かせようと渡す。メリザンドが息を引き取り、皆取り残される。

※本プロダクションでは2部構成で上演されます。

 

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
27,500円 22,000円 15,400円 8,800円 5,500円
席種 料金(10%税込)
S席 27,500円
A席 22,000円
B席 15,400円
C席 8,800円
D席 5,500円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、公演最終日まで上記料金の10%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2022年5月15日(日)10:00~17日(火)

     

新国メンバーズ先行販売期間:2022年5月16日(月)10:00~17日(火)

一般発売日:2022年5月21日(土)10:00~

  • 感染予防に対応した適切な距離を保つため、1階1列~2列の座席は販売いたしません。
  • 通常の座席配置(1階1列~2列を除く)での販売を予定しております。
  • 政府及び東京都の判断により、イベント収容率の制限に変更が生じた場合は、途中でチケットの販売を停止する場合がございます。

チケット取り扱い

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03-5352-9999電話予約・店頭購入方法

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【Pコード:194-974】

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【Lコード:39690】

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか

割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(D・Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

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Z席の購入方法

  • Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。予めご了承ください。
  • Z席とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、開演2時間前からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
Z席の詳細はこちら

グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止、および新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインによる対象者を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。