2021/2022シーズン

リヒャルト・シュトラウスばらの騎士

Der Rosenkavalier/Richard Strauss
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2022年4月3日[日]~4月12日[火]
予定上演時間:
約4時間10分(第Ⅰ幕75分 休憩25分 第Ⅱ幕60分 休憩25分 第Ⅲ幕65分)

Introductionはじめに

婚約のしるしは銀の薔薇。
煌めく音楽が綴る美しき恋と別れの物語

ウィーン上流社会を舞台に、過ぎゆく時への思いや、若い新しい愛を、優美かつ豊麗な音楽で描いた絢爛たる傑作。劇作家ホフマンスタールとR.シュトラウスの名コンビの最高傑作で、あらゆるオペラの中でも最も贅沢で美しく、なかでも、第2幕の銀のばらの献呈シーン、終幕の三重唱は、観る者を陶酔の世界へ引き込む決定的な名場面です。細やかな人物描写に優れたジョナサン・ミラーの演出は、時代を18世紀から世界初演の1年後の1912年に移し、当時の聴衆が感じていた「時代の移ろい」をも作品から引き出しています。視覚的にも美しい舞台で、諦念と未来への希望が成熟したタッチで見事に描かれ、新国立劇場の数あるレパートリーの中でも抜群の人気を誇ります。

元帥夫人には、世界のトップソプラノとして活躍するアンネッテ・ダッシュが08年以来待望の新国立劇場出演となります。指揮は来日も多いウィーン出身の指揮者サッシャ・ゲッツェルが新国立劇場デビューを飾ります。

※新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を講じた新時代の生活様式に基づき、演出の一部を変更して上演いたします。


文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

Schedule公演日程

公演日程

2022年4月3日(日)14:00

2022年4月6日(水)18:00

2022年4月9日(土)14:00

2022年4月12日(火)14:00

予定上演時間

約4時間10分(第Ⅰ幕75分 休憩25分 第Ⅱ幕60分 休憩25分 第Ⅲ幕65分)

  • 時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(3月31日更新)

会 場

ご注意事項

  • ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービス、バックステージツアーは当面休止させていただきます。

分散来場のお願い

新型コロナウイルス感染拡大予防を目的とした混雑緩和のため、分散来場にご協力ください。
お席の階によって、下記時間帯にご来場されることをおすすめいたします。

■2,3,4階のお客様:開演 30分前まで
■1階のお客様:開演30分前~ 開演15分前 まで

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】サッシャ・ゲッツェル
  • 【演 出】ジョナサン・ミラー
  • 【美術・衣裳】イザベラ・バイウォーター
  • 【照 明】磯野 睦
  • 【再演演出】三浦安浩
  • 【舞台監督】髙橋尚史
  • 指揮サッシャ・
    ゲッツェル
  • 演出ジョナサン・
    ミラー
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キャスト

  • 【元帥夫人】アンネッテ・ダッシュ
  • 【オックス男爵】妻屋秀和
  • 【オクタヴィアン】小林由佳
  • 【ファーニナル】与那城 敬
  • 【ゾフィー】安井陽子
  • 【マリアンネ】森谷真理
  • 【ヴァルツァッキ】内山信吾
  • 【アンニーナ】加納悦子
  • 【警部】大塚博章
  • 【元帥夫人の執事】升島唯博
  • 【ファーニナル家の執事】濱松孝行
  • 【公証人】晴 雅彦
  • 【料理屋の主人】青地英幸
  • 【テノール歌手】宮里直樹
  • 【帽子屋】佐藤路子
  • 【動物商】土崎 譲
  • 【合唱指揮】三澤洋史
  • 【合唱】新国立劇場合唱団
  • 【児童合唱】多摩ファミリーシンガーズ
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
  • 元帥夫人アンネッテ・
    ダッシュ
  • オックス男爵妻屋秀和
  • オクタヴィアン小林由佳
  • ファーニナル与那城 敬
  • ゾフィー安井陽子
  • マリアンネ森谷真理
  • ヴァルツァッキ内山信吾
  • アンニーナ加納悦子
  • テノール歌手宮里直樹
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Profile

【指揮】サッシャ・ゲッツェル(Sascha GOETZEL)

ウィーン生まれ。ヴァイオリニストとしての教育を受けつつ、指揮をリチャード・エスターライヒャーとヨルマ・パヌラに師事。その後、米国にて小澤征爾、リッカルド・ムーティ、アンドレ・プレヴィン、ズービン・メータ、ベルナルト・ハイティングらの薫陶を受ける。2022年9月よりフランス国立ロワール管弦楽団音楽監督に4年間の任期で就任予定。22年1月からカナダ・ナショナル・ユース管弦楽団の音楽監督。現在、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者。これまでにボルサン・イスタンブール・フィルハモニー管弦楽団芸術監督並びに首席指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、ブルターニュ交響楽団首席客演指揮者、クオピオ交響楽団(フィンランド)首席指揮者を務める。オペラでは、ウィーン国立歌劇場で14年秋に大成功を収めた『フィガロの結婚』によるデビューに続き、『こうもり』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』『ラ・ボエーム』『ばらの騎士』など6演目を指揮。また、マリインスキー劇場およびチューリヒ歌劇場でモーツァルトの数々のオペラも指揮している。イスラエル・フィル、バーミンガム市交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィル、フランス国立管弦楽団、ベルリン交響楽団などに客演。国内では、NHK交響楽団、紀尾井ホール室内管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団などを指揮している。新国立劇場初登場。

【演出】ジョナサン・ミラー(Jonathan MILLER)

ロンドン生まれ。医学博士、作家、テレビプロデューサー、演劇・オペラの演出など幅広い分野で国際的に活躍。演劇演出家として、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『ヴェニスの商人』『じゃじゃ馬馴らし』や、1988年から90年まで芸術監督を務めたオールドヴィック劇場での『リア王』、80 年からBBCが制作したシェイクスピアシリーズなど、シェイクスピア作品の演出で高い評価を得る。オペラ演出は74 年のアレクサンダー・ゲアーの『Aeden Must Die』イギリス初演に始まり、その後もイングリッシュ・ナショナル・オペラなどで活躍、『ミカド』『リゴレット』『ねじの回転』『ばらの騎士』『カルメン』などで大成功を収める。また、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ザルツブルク音楽祭など世界各地で活躍している。新国立劇場では『ファルスタッフ』『ばらの騎士』を演出。2019年11月逝去。

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Profile

【元帥夫人】アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)(Annette DASCH)

世界各地の歌劇場や音楽祭で活躍する、今日をリードするソプラノ。近年の重要な役に、ミラノ・スカラ座、ベルリン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、英国ロイヤルオペラ、テアトロ・レアル、シャンゼリゼ劇場、メトロポリタン歌劇場『フィガロの結婚』伯爵夫人、ザルツブルク音楽祭『アルミーダ』タイトルロール、パリ・オペラ座『ホフマン物語』アントニア、フランクフルト歌劇場、バイエルン州立歌劇場『タンホイザー』エリザベート、バイロイト音楽祭、スカラ座、バイエルン州立歌劇場、リセウ大劇場、フランクフルト歌劇場『ローエングリン』エルザ、メトロポリタン歌劇場『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、オランダ国立オペラ『イェヌーファ』タイトルロール、チューリヒ歌劇場『マハゴニー市の興亡』、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場『こうもり』ロザリンデがある。2019年夏にはエクサンプロヴァンス音楽祭『マハゴニー市の興亡』、バイロイト音楽祭『ローエングリン』で大成功を収め、19/20シーズンはパリ・オペラ座『リア』レツィア、バイエルン州立歌劇場『こうもり』ロザリンデなどに、20年9月にはチューリヒ歌劇場『チャールダーシュの女王』、10月にはベルリン・ドイツ・オペラ『ファルスタッフ』(演奏会形式)に出演している。新国立劇場へは、03年『ホフマン物語』アントニア及び08年のニューイヤー・オペラパレス・ガラに出演して以来、待望の登場となる。

【オックス男爵】妻屋秀和(バス)(TSUMAYA Hidekazu)

東京藝術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。1994~2001年ライプツィヒ歌劇場、02年~11年ワイマールのドイツ国民劇場専属歌手。これまでにベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、スコティッシュ・オペラなどに出演。欧州、日本でモーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、R.シュトラウス等のオペラの主要な役を80役以上演じており、新国立劇場では『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『アイーダ』ランフィス、『ナブッコ』ベルの祭司長、『夜叉ヶ池』鉱蔵、『リゴレット』スパラフチーレ、『ヴォツェック』医者、『アラベッラ』ヴァルトナー伯爵、『ドン・カルロ』宗教裁判長、『マノン・レスコー』ジェロント、『ばらの騎士』警部、『ラインの黄金』ファフナー、ファーゾルト、『魔笛』ザラストロ、『ルチア』ライモンドなど出演多数。20/21シーズンは『夏の夜の夢』クインス、『フィガロの結婚』バルトロ、『イオランタ』ルネ、『カルメン』スニガに出演。21/22シーズンは『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・フォルツ、『さまよえるオランダ人』ダーラントに出演したほか、『ペレアスとメリザンド』アルケルにも出演予定。二期会会員。

【オクタヴィアン】小林由佳(メゾソプラノ)(KOBAYASHI Yuka)

国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。二期会『ナクソス島のアリアドネ』作曲家役での端正な舞台姿と高い歌唱力が評価され、その後『蝶々夫人』スズキ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『イドメネオ』イダマンテ、『ホフマン物語』ミューズ/ニクラウス、『ばらの騎士』オクタヴィアンなどに出演。2019年にはサントリーホール サマーフェスティバルで大野和士指揮『リトゥン・オン・スキン』(日本初演)天使Ⅱ・マリア役を務める。その他、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『ドン・カルロ』エボリ公女、『リゴレット』マッダレーナ、『カルメン』タイロルロール、『ブリーカー街の聖女』デジデーリア、『パルジファル』小姓、などを演じている。新国立劇場では『沈黙』少年、『魔笛』侍女Ⅱ、『アイーダ』巫女、『ルチア』アリーサ、『椿姫』フローラ、『夏の夜の夢』ヒポリタ、鑑賞教室『蝶々夫人』ケート/スズキ、鑑賞教室・関西公演『フィガロの結婚』ケルビーノに出演している。さくらがわ応援大使(茨城県桜川市)。二期会会員。

【ファーニナル】与那城 敬(バリトン)(YONASHIRO Kei)

桐朋学園大学ピアノ専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。これまでに『エウゲニ・オネーギン』タイトルロール、『ラ・ボエーム』マルチェッロなどに出演。新国立劇場では平成21年度芸術祭祝典『メリー・メリー・ウィドウ』ダニロ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『鹿鳴館』影山悠敏伯爵、『沈黙』フェレイラ、『道化師』シルヴィオ、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』コンラート・ナハティガル、演奏会形式『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールに出演。二期会会員。

【ゾフィー】安井陽子(ソプラノ)(YASUI Yoko)

桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。二期会オペラ研修所第43期マスタークラス修了。文化庁在外研修員としてウィーンに留学、ウィーン国立音楽大学研究課程声楽科修了。クラーゲンフルト市立劇場のヘンツェ『若き貴族』イーダで欧州デビュー。同国フォアアールベルク音楽劇場『魔笛』夜の女王、ブレゲンツ音楽祭およびザンクト・ベルテン音楽祭でオッフェンバック『青ひげ』小姓、ロザリンデに出演し高い評価を受ける。国内では08年東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタで本格デビュー。新国立劇場では『魔笛』夜の女王、『ジークフリート』森の小鳥、『鹿鳴館』顕子、『ばらの騎士』ゾフィー、『アラベッラ』フィアッカミッリ、『ファルスタッフ』ナンネッタ、『ホフマン物語』オランピア、バレエ『カルミナ・ブラーナ』ソプラノ・ソリストなど数多く出演。コンサートでも、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、「四季」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、メンデルスゾーン「エリア」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、マーラー「交響曲第4番」、「千人の交響曲」、ゴリホフ「3つの歌-ソプラノと管弦楽のための」(日本初演)などのソリストとして幅広く活躍している。二期会会員。

【マリアンネ】森谷真理(ソプラノ)(MORIYA Mari)

武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学院声楽専攻首席卒業後、渡米しマネス音楽院修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞歴多数。専属歌手を務めたリンツ州立劇場をはじめ、ウィーン・フォルクスオーパー、ライプツィヒ歌劇場など欧米の主要歌劇場で『マリア・ストゥアルダ』『椿姫』タイトルロール、『カルメン』ミカエラ、『トゥーランドット』リューなどで活躍。2006年には『魔笛』夜の女王役でメトロポリタン歌劇場デビューを飾り、一躍注目を集めた。国内では14年びわ湖ホール『リゴレット』ジルダで日本でのオペラデビューを飾った後、東京二期会『ばらの騎士』元帥夫人、『サロメ』『蝶々夫人』『ルル』タイトルロール、びわ湖ホール『ローエングリン』エルザ、日生劇場『後宮からの逃走』コンスタンツェなどを演じ、卓越したテクニックと表現力で目覚ましい活躍を見せている。国内外の著名指揮者および主要オーケストラとの共演も多く、ベートーヴェン「第九」をはじめ、モーツァルト/ヴェルディ「レクイエム」等のソリストを務め、高い評価を得ている。19年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めた。小山評定ふるさと大使。とちぎ未来大使。下総皖一音楽賞受賞。新国立劇場では21年『カルメン』フラスキータに出演している。

【ヴァルツァッキ】内山信吾(テノール)(UCHIYAMA Shingo)

武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。第36回日伊声楽コンコルソ入選。ドイツのブラウンシュヴァイク歌劇場で数多くの公演に出演。これまでに『蝶々夫人』ピンカートン、『カルメン』ドン・ホセ、『椿姫』アルフレードなどを演じている。新国立劇場では『マクベス』マルコム、『蝶々夫人』ゴロー、『ムツェンスク郡のマクベス夫人』ジノーヴィー・ボリゾヴィチ・イズマイロフ、『オテロ』ロデリーゴ、『ナブッコ』アブダッロ、『ばらの騎士』ヴァルツァッキ、『イオランタ』ヴォデモン伯爵、高校生のためのオペラ鑑賞教室『蝶々夫人』ゴローなど数多く出演、個性的な役柄で特に好評を博す。東京オペラ・プロデュース会員。足利オペラ・リリカ登録専属アーティスト。

【アンニーナ】加納悦子(メゾソプラノ)(KANOH Etsuko)

東京藝術大学、同大学大学院を修了後、ケルン音楽大学で声楽を学ぶ。ケルン歌劇場専属歌手として『フィガロの結婚』ケルビーノ、『蝶々夫人』スズキなど40以上の演目に出演。国内ではNHK交響楽団などとの共演や、二期会、びわ湖ホールオペラなどで活躍、びわ湖ホール『ワルキューレトリスタンとイゾルデ』フリッカブランゲーネ、東京二期会『ホフマン物語』ミューズ/ニクラウス、びわ湖ホール・神奈川県民ホール『ワルキューレ』フリッカ、東京二期会『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネなどで高い評価を得る。新国立劇場では『ホフマン物語』ニクラウス/ミューズ、『魔笛』侍女Ⅱ、『ばらの騎士』アンニーナ、『ルサルカ』料理人の少年、『ピーター・グライムズ』セドリー夫人、『サロメ』ヘロディアスの小姓、『セビリアの理髪師』ベルタ、『神々の黄昏』ヴェルグンデ、『アルマゲドンの夢』インスペクターなどに出演している。2013年10月には文化庁芸術祭オープニング公演でエルガー『海の絵』を独唱して、高い評価を得た。ソロCD「メアリ・スチュアート女王の詩」(ALM RECORDS)は13年度レコードアカデミー賞声楽部門受賞。「ドイツ・バロック歌曲」演奏会の成果などにより令和元年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。二期会会員。

【テノール歌手】宮里直樹(テノール)(MIYASATO Naoki)

東京藝術大学首席卒業。同大学大学院修了。第48回日伊声楽コンコルソ第1位第10回東京音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)、同時に聴衆賞等受賞多数。2014年度明治安田クオリティオブライフ文化財団の海外音楽研修生として渡欧、ウィーン国立音楽大学にて2年間学ぶ。2015年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。これまでに秋山和慶、小泉和裕、小林研一郎、尾高忠明など著名指揮者のもとNHK交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団を始め国内主要オーケストラと共演。2017年10月に二期会公演『蝶々夫人』ピンカートン役で二期会デビューし大好評を博す。20年には東京芸術劇場/全国共同制作プロジェクト『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』にアルフレードで出演し、喝采を浴びた。バッハ『マニフィカト』、『ロ短調ミサ』、ヘンデル『メサイア』、モーツァルト『戴冠ミサ』、ハイドン『天地創造』、ベートーヴェン『第九』等コンサートのソリストとしても活躍している。二期会会員。新国立劇場初登場。

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Storyものがたり

【第1幕】陸軍元帥夫人マリー・テレーズは、夫が不在の館で、若い恋人オクタヴィアンと甘いまどろみのなか朝を迎える。そこに元帥夫人の従兄オックス男爵がやってくる。新興貴族ファーニナルの娘ゾフィーと婚約するというオックスは、婚約者に銀のばらを贈る儀式の使者"ばらの騎士"を誰にしたらいいか相談しに来たのだ。逢瀬の現場を見られてはまずいと大慌ての2人だが、もう逃げられず、オクタヴィアンはかわいらしい小間使いマリアンデルに変装。女たらしのオックスは元帥夫人に相談しながらも小間使いが気になる様子。元帥夫人はオクタヴィアンを"ばらの騎士"に推薦する。その後、元帥夫人はひとり思いにふけり、年齢を重ねることの無常を思う。

【第2幕】"ばらの騎士"としてゾフィーに銀のばらを届けに来たオクタヴィアンは、一目で彼女と恋に落ちてしまう。オックス男爵が現れるが、彼のあまりにも無作法な態度にゾフィーは結婚を嫌がり、オクタヴィアンは婚約を取り消すようオックスに申し出る。しかしオックスが相手にしないため、オクタヴィアンは剣を抜く。オックスも剣を手に取るが、すぐにオクタヴィアンの剣の先が腕に当たる。負った傷はほんのかすり傷だが、オックスは泣きわめいて大騒ぎ。そこにマリアンデルから逢引の誘いの手紙が来て、オックスはすっかりご機嫌に。

【第3幕】逢引の場の安宿の一室には、オックスを懲らしめるための罠を仕込み、オクタヴィアンはマリアンデルに変装して準備万端。何も知らないオックスは浮足立ってやってきて"彼女"を口説こうとするが、いい雰囲気になろうというとき、幽霊が現れ、「彼の子」と称する子を連れた女や、警官が来て大騒動。すっかり追い詰められたオックスは婚約を破談にすることを了承する。そして元帥夫人は身を引き、オクタヴィアンとゾフィーを祝福する。

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
24,200円 19,800円 13,200円 7,700円 4,400円
席種 料金(10%税込)
S席 24,200円
A席 19,800円
B席 13,200円
C席 7,700円
D席 4,400円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、公演最終日まで上記料金の10%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2022年2月13日(日)10:00~15日(火)

 

新国メンバーズ先行販売期間:2022年2月14日(月)10:00~15日(火)

一般発売日:2022年2月20日(日)10:00~

  • 感染予防に対応した適切な距離を保つため、1階1列~2列の座席は販売いたしません。
  • 通常の座席配置(1階1列~2列を除く)での販売を予定しております。
  • 政府及び東京都の判断により、イベント収容率の制限に変更が生じた場合は、途中でチケットの販売を停止する場合がございます。

チケット取り扱い

お電話でのお求め

新国立劇場ボックスオフィス

03-5352-9999電話予約・店頭購入方法

WEBからのお求め

ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

チケットぴあ

WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)

【Pコード:194-971】

イープラス

WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)

ローソンチケット

WEBからのご購入はこちら(PC&携帯)

【Lコード:39687】

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか

割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(D・Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。

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Z席の購入方法

  • Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。予めご了承ください。
  • Z席とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、開演2時間前からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
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グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止、および新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインによる対象者を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。