ジョルジュ・ビゼーカルメン<新制作>

Carmen/Georges Bizet
全3幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2021年7月3日[土]~7月19日[月]
予定上演時間:
約3時間30分

Introductionはじめに

自由に恋し、情熱に生きる。魔性の女に魅せられた男の運命

世界中で人気オペラの筆頭に挙がる『カルメン』。活気あふれる前奏曲、カルメンの登場で歌われる「ハバネラ」、ホセを誘惑する「セギディーリャ」、フラメンコを踊りながら歌われるスペクタクルな「ジプシーの歌」、華やかな「闘牛士の歌」など誰しもおなじみの名曲にのせ、自由奔放な女カルメンと一途な男ドン・ホセによる愛と死の運命のドラマが繰り広げられます。

今回の新制作ではスペイン・バルセロナ出身の演出家アレックス・オリエに演出を依頼、オリエならではの読み込みと舞台展開による新演出『カルメン』を世界へ発信します。オリエの音楽的感性、大胆な発想と求心力、そしてダイナミックな空間演出は、19年に新制作し国内各地で上演された『トゥーランドット』で、日本でも証明済み。国内外の注目が集まることは必至です。

指揮には大野和士オペラ芸術監督があたり、オリエとタッグを組んで、劇場を情熱の渦に巻き込みます。カルメン役には演技力に定評のあるフランスのメゾ、ドゥストラック、ホセには新進テノールのアガザニアンが登場します。

※新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を講じた新時代の生活様式を考慮した演出により上演いたします。
※招聘スタッフ・キャストにつきましては、 出入国制限の状況により変更となる場合がございます。

Schedule公演日程

公演日程

2021年7月3日(土)14:00

2021年7月6日(火)18:30

2021年7月8日(木)14:00

2021年7月11日(日)14:00

2021年7月17日(土)14:00

2021年7月19日(月)14:00

予定上演時間

約3時間30分

  • 予定上演時間が大幅に変更になる場合は、後日あらためてご案内いたします。正式な上演時間は開幕直前の表示をご確認ください。

会 場

ご注意事項

  • ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービス、バックステージツアーは当面休止させていただきます。

分散来場のお願い

新型コロナウイルス感染拡大予防を目的とした混雑緩和のため、分散来場にご協力ください。
お席の階によって、下記時間帯にご来場されることをおすすめいたします。

■2,3,4階のお客様:開演 30分前まで
■1階のお客様:開演30分前~ 開演15分前 まで

他劇場での
公演日程

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:2021年7月31日(土)、8月1日(日)

TEL. 077-523-7136

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】大野和士
  • 【演 出】アレックス・オリエ
  • 【美 術】アルフォンス・フローレス
  • 【衣 裳】リュック・カステーイス
  • 【照 明】マルコ・フィリベック
  • 指揮大野和士
  • 演出アレックス・
    オリエ
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キャスト

  • 【カルメン】ステファニー・ドゥストラック
  • 【ドン・ホセ】ミグラン・アガザニアン
  • 【エスカミーリョ】アレクサンドル・ドゥハメル
  • 【ミカエラ】砂川涼子
  • 【スニガ】妻屋秀和
  • 【モラレス】吉川健一
  • 【ダンカイロ】町 英和
  • 【レメンダード】糸賀修平
  • 【フラスキータ】森谷真理
  • 【メルセデス】金子美香
    • 【合 唱】新国立劇場合唱団
    • 【合 唱】びわ湖ホール声楽アンサンブル
    • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

  • *本公演は、びわ湖ホールとの提携により上演されます。
  • カルメンステファニー・
    ドゥストラック
  • ドン・ホセミグラン・
    アガザニアン
  • エスカミーリョアレクサンドル・
    ドゥハメル
  • ミカエラ砂川涼子
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Profile

【指揮】大野和士(ONO Kazushi)

東京生まれ。東京藝術大学卒。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987 年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。世界各地でオペラ公演及びシンフォニーコンサートで聴衆を魅了し続けている。90~96 年ザグレブ・フィル音楽監督。96~2002年バーデン州立歌劇場音楽総監督。92~99 年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02~08 年モネ劇場音楽監督。12~15 年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、08~16 年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者を歴任。15年から東京都交響楽団、バルセロナ交響楽団音楽監督。オペラではミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭などへ出演。渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。17年にはリヨン歌劇場がインターナショナル・オペラ・アワード「最優秀オペラハウス2017」を獲得し、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ、リヨン市からリヨン市特別メダルが授与された。18年9月より新国立劇場オペラ芸術監督。新国立劇場では98年『魔笛』、10~11年『トリスタンとイゾルデ』、19年『紫苑物語』『トゥーランドット』、20年『アルマゲドンの夢』を指揮。今後は20/21シーズン『ワルキューレ』『カルメン』、子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ『Super Angels スーパーエンジェル』、21/22シーズン『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ペレアスとメリザンド』を指揮する予定。

【演出】アレックス・オリエ(Àlex OLLÉ)

バルセロナ生まれ。パフォーマンス集団ラ・フーラ・デルス・バウスの6人の芸術監督の一人で、同カンパニーは世界的な評価を確立した。カルルス・パドリッサと共同演出したバルセロナ・オリンピック開会式をはじめとする大規模イベントや、演劇、映画と多くの分野で活動している。近年ではオペラの演出で特に活躍し、ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間、マドリード・テアトロ・レアル、リセウ大劇場、パリ・オペラ座、モネ劇場、英国ロイヤルオペラ、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ザクセン州立歌劇場、ルールトリエンナーレ、ネザーランド・オペラ、ミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場、オーストラリア・オペラなど世界中で活躍、『魔笛』『ノルマ』『仮面舞踏会』『イル・トロヴァトーレ』『ファウストの劫罰』『トリスタンとイゾルデ』『さまよえるオランダ人』『ペレアスとメリザンド』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『青ひげ公の城』『消えた男の日記』『マハゴニー市の興亡』『火刑台上のジャンヌ・ダルク』など幅広い作品を手掛けている。新国立劇場では19年、東京文化会館共同制作『トゥーランドット』を演出した。

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Profile

【カルメン】ステファニー・ドゥストラック(Stéphanie D'OUSTRAC)

フランス出身。ウィリアム・クリスティに『テセウス』『プシシェ』に抜擢され、『ディドとエネアス』『レ・パラダン』、シャンゼリゼ劇場『アルミード』、リヨン歌劇場『アルチーナ』、グラインドボーン音楽祭『ジュリオ・チェーザレ』、モネ劇場『オルフェオとエウリディーチェ』などのバロック作品に出演。得意のフランス・オペラではリール歌劇場『カルメン』に主演し絶賛され、グラインドボーン音楽祭でも同役に出演。ローザンヌ歌劇場『ホフマン物語』ニクラウス/ミューズ、オペラ・コミックのシャブリエ『エトワール』ラズリ、グラインドボーン、ローマ歌劇場で『子どもと魔法』、アヴィニヨン歌劇場『カルメル会修道女の対話』マリー修道女長などにも出演。モーツァルトでは、パリ・オペラ座、エクサンプロヴァンス音楽祭などで『皇帝ティトの慈悲』、パリ・オペラ座『コジ・ファン・トゥッテ』、オランダ国立オペラ『イドメネオ』などに出演。最近の主な出演に、ローザンヌ歌劇場『ウェルテル』シャルロット、ミラノ・スカラ座で『スペインの時』、ムジカエテルナ、ジェノヴァ、パリ・オペラ座の『皇帝ティトの慈悲』セスト、チューリヒ、ザルツブルク音楽祭で『ポッペアの戴冠』、エクサンプロヴァンス音楽祭、マドリード・テアトロ・レアル、ダラス・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラで『カルメン』タイトルロール、パリ・オペラ座の『ホフマン物語』『トロイ人』カッサンドラ、マルセイユ歌劇場『セビリアの理髪師』ロジーナ、リセウ大劇場『皇帝ティトの慈悲』、チューリヒ歌劇場、シャンゼリゼ劇場『イポリトとアリシ』フェードルなどがある。新国立劇場初登場。

【ドン・ホセ】ミグラン・アガザニアン(Migran AGADZHANYAN)

ロシア出身。ロストフ音楽院などでピアノと指揮を学んだ後、サンタ・チェチーリア音楽院オペラスタジオで学ぶ。ロシア声楽コンクール、オブラスツォワコンクールなど多くのコンクールに優勝。オペラリアコンクールに入賞してドミンゴに招かれ、ロサンゼルス・オペラのヤングアーティストプログラムに参加。ピアニスト、作曲家、指揮者でもあり、サンクトペテルブルク・ユース・シンフォニー・オーケストラの設立者・首席指揮者。作曲に『ピアノとオーケストラのためのアルメニア風バラード』など。最近のオペラ出演にマリインスキー劇場『シチリアの晩鐘』アッリーゴ、『ドン・カルロ』タイトルロール、『アドリアーナ・ルクヴルール』マウリツィオ、『イオランタ』ヴォデモン伯爵、『ラ・ボエーム』ロドルフォ、ヴェルサイユ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、マチェラータ音楽祭『カルメン』ドン・ホセ、パルマ王立歌劇場『トスカ』カヴァラドッシ、リヨン歌劇場『チャロデイカ』ユーリー王子などがある。19/20シーズンはマリインスキー劇場で『カルメン』『イオランタ』『椿姫』『ドン・カルロ』などに、20/21シーズンはマリインスキー劇場『ラ・ボエーム』『シモン・ボッカネグラ』などに出演。新国立劇場初登場。

【エスカミーリョ】アレクサンドル・ドゥハメル(Alexandre DUHAMEL)

フランス出身。カルポーサークル賞、パリ・オペラ座協会賞などを受賞し、現在フランスの最注目歌手。パリ・オペラ座には『ジャンニ・スキッキ』でデビューし、『子供と魔法』『西部の娘』ジャック・ランス、『ドン・ジョヴァンニ』マゼットなどに出演。これまでに、ミラノ・スカラ座、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭、リヨン歌劇場、ボルドー歌劇場、モンペリエ歌劇場、ニース歌劇場などに『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『真珠採り』スルガ、『サムソンとデリラ』大祭司、『シモン・ボッカネグラ』パオロ、『ウェルテル』アルベールなどで出演。最近では、シャンゼリゼ劇場『トーリードのイフィジェニー』、マルセイユ歌劇場『シモン・ボッカネグラ』、ニース歌劇場『真珠採り』、ボルドー歌劇場『マノン』レスコー、コンピエーヌ歌劇場では『カルメン』エスカミーリョなどに出演した。19/20シーズンはパリ・オペラ座『優雅なインドの国々』アルヴァール、ジュネーヴ大劇場『ユグノー教徒』ヌヴァール伯爵に出演。新国立劇場初登場。

【ミカエラ】砂川涼子(SUNAKAWA Ryoko)

武蔵野音楽大学首席卒業。同大学院修了。第69回日本音楽コンクール第1位ならびに海外派遣特別賞受賞。第16回リッカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールでザンドナイ賞など受賞多数。2001~04年江副育英会オペラ奨学生として渡伊。05年五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。2000年新国立劇場小劇場オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』エウリディーチェで本格的にデビュー。藤原歌劇団『ランスへの旅』コリンナ、『ラ・ボエーム』ミミ、『ドン・パスクワーレ』ノリーナ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、日生劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』ジュリエッタ、びわ湖ホール『死の都』マリエッタ、『椿姫』ヴィオレッタなどに出演を重ね、日本を代表するソプラノの一人として活躍中。19年には藤原歌劇団『ラ・トラヴィアータ』ヴィオレッタ、日生劇場『トスカ』に出演。新国立劇場では『トゥーランドット』リュー、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『カルメン』ミカエラ、『ホフマン物語』アントニア、『魔笛』パミーナ、『ウェルテル』ソフィーなどに出演。18/19シーズンは『カルメン』ミカエラ、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、『トゥーランドット』に出演した。武蔵野音楽大学非常勤講師。藤原歌劇団団員。

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Storyものがたり

【第1幕】セビリアのタバコ工場前の広場には女工目当てに男たちが集まっている。彼らの一番人気はカルメン。ロマならではの奔放さで男を魅了するが、衛兵の伍長ドン・ホセは彼女に関心がない。そんなホセをからかってカルメンは花を投げつける。呆然とするホセのもとに、母の手紙を持って故郷ナバラから許婚のミカエラが来る。懐かしさに浸っていると、工場内で喧嘩が勃発。騒ぎの張本人カルメンは連行されるが、脱走しようとホセを誘惑。「リリャス・パスティアの酒場で待っている」との言葉に負けたホセは縄を解き、結果、脱走補助の罪で捕まってしまう。

【第2幕】リリャス・パスティアの酒場に人気闘牛士エスカミーリョが来てカルメンを口説くが、彼女は相手にしない。釈放されたホセをカルメンが踊りでもてなしていると、帰営の時刻に。カルメンを愛していても帰ろうとする真面目なホセだが、鉢合わせした上官スニガに刃向かってしまう。スニガはカルメンの密輸団仲間ダンカイロらに捕らえられ、ホセは密輸団に加わる決意をする。

【第3幕】人気のない岩山にいる密輸団。カルメンはすでにほかの男に心移りしているようで、ホセにつれない態度を取る。女たちはカルタ占いに興じるが、カルメンが占うと、自分もホセも死ぬという結果に、愕然とする。そんなとき、ホセの母が危篤だとミカエラが知らせにやってくる。ホセは、ミカエラとともに故郷に帰る。エスカミーリョの恋人になったカルメンは、試合を見に闘牛場へ。ホセも故郷から戻り、彼女を探していた。闘牛場の外で対峙する2人。やり直そうと迫るホセに、カルメンは、自由に生まれて自由に死ぬと言い放ち、ホセからもらった指輪を投げつける。思い余ったホセはカルメンを刺す。ホセは、倒れたカルメンの上に泣き崩れる。