2024/2025シーズン

ジョルジュ・ビゼーカルメン

Carmen / Georges Bizet
全3幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2025年2月26日[水]~3月8日[土]
予定上演時間:
約3時間20分(休憩含む)

Introductionはじめに

自由と愛に生きたひとりの女性の物語
衝撃のTOKYOカルメン再び

世界中で人気オペラの筆頭に挙がる人気作中の人気作。活気あふれる前奏曲、カルメンの登場で歌われる「ハバネラ」、ホセを誘惑する「セギディーリャ」、スペイン情緒みなぎるスペクタクルな「ジプシーの歌」、華やかな「闘牛士の歌」など、誰しもおなじみの名曲にのせ、自由奔放な女カルメンと一途な男ドン・ホセによる愛と死の運命のドラマが繰り広げられます。ビゼーの音楽にはフランス・ロマン派の魅惑的な響きと、スペインの民族色を取り入れた情熱的な音楽が融合し、観客を熱狂させます。
新国立劇場で2021年に新制作したアレックス・オリエ版『カルメン』は、オリエらしいスペクタクル性と、観客を唸らせる斬新な解釈が詰まった舞台。現代的で知的、勇気と反骨心を持って自由に生きる女性カルメンと、独占欲が強くて嫉妬深く、拒絶を受け入れられない男ホセの恋物語、そして今日どこにでも起こり得る悲劇となって、特に若い世代の共感を呼びました。21年の新制作では新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じた演出で上演したため、今回の上演では制約を外した演出に練り直して上演します。
注目のカルメン役には、強さと柔らかさを併せ持つ美声とドラマティックな表現力でスター街道を駆け上るサマンサ・ハンキーが登場。ドン・ホセ役に登場する、欧米で急成長中のブラジル人テノール、アタラ・アヤンも見逃せません。エスカミーリョにはエスカミーリョ歌い、ロジェ王歌いとして活躍するルーカス・ゴリンスキーが出演します。指揮は22年『さまよえるオランダ人』『愛の妙薬』に急遽登場、ワーグナー、ベルカントそれぞれの美点を捉えた演奏が絶賛されたガエタノ・デスピノーサです。

Newsお知らせ

SNSでも最新情報をチェック!

Schedule公演日程

公演日程

2025年2月26日(水)18:30

2025年3月1日(土)14:00 託児サービス利用可

2025年3月4日(火)14:00

2025年3月6日(木)14:00

2025年3月8日(土)14:00

託児サービス利用可 ...託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

予定上演時間

約3時間20分(休憩含む)

  • 大幅に変更になる場合は、後日あらためてご案内いたします。正式な上演時間は開幕直前の表示をご確認ください。

会 場

ご注意事項

  • 開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】ガエタノ・デスピノーサ
  • 【演 出】アレックス・オリエ
  • 【美 術】アルフォンス・フローレス
  • 【衣 裳】リュック・カステーイス
  • 【照 明】マルコ・フィリベック
  • 指揮ガエタノ・
    デスピノーサ
  • 演出アレックス・
    オリエ
プロフィールを表示する

キャスト

  • 【カルメン】サマンサ・ハンキー
  • 【ドン・ホセ】アタラ・アヤン
  • 【エスカミーリョ】ルーカス・ゴリンスキー
  • 【ミカエラ】伊藤 晴
  • 【スニガ】田中大揮
  • 【モラレス】森口賢二
  • 【ダンカイロ】成田博之
  • 【レメンダード】糸賀修平
  • 【フラスキータ】冨平安希子
  • 【メルセデス】十合翔子
  • 【合 唱】新国立劇場合唱団
  • 【管弦楽】東京交響楽団
  • カルメンサマンサ・
    ハンキー
  • ドン・ホセアタラ・
    アヤン
  • エスカミーリョルーカス・
    ゴリンスキー
  • ミカエラ伊藤 晴
プロフィールを表示する

Profile

【指揮】ガエタノ・デスピノーサ(Gaetano D'ESPINOSA)

イタリア・パレルモで生まれ、ピアノ、ヴァイオリン、作曲を学ぶ。1992年ヴィットリオ・ヴェネト、96年ロヴェレ・ドーロ国際音楽コンクールで最高位を獲得し、ヴァイオリニストとしてキャリアをスタート。2003年から08年までザクセン州立歌劇場コンサートマスターを務める。ファビオ・ルイージと出会い08年以降指揮者としての活動に専念、クレメラータ・バルティカ、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団などに客演。フェニーチェ歌劇場管弦楽団、フィレンツェ五月祭管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、トリノRAI交響楽団などに一気にデビューを飾る。オペラでは10年ザクセン州立歌劇場『椿姫』、翌年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場『道化師』を指揮し成功を収め、リヨン歌劇場、グラーツ歌劇場、フェニーチェ歌劇場、ローマ歌劇場、ザクセン州立歌劇場などに登場。13年~17年、ミラノ・ヴェルディ交響楽団首席客演指揮者。NHK交響楽団などに招かれ度々来日しており、16年あいちトリエンナーレ『魔笛』、17年二期会『蝶々夫人』を指揮している。新国立劇場では22年『さまよえるオランダ人』『愛の妙薬』を指揮している。

【演出】アレックス・オリエ(Àlex OLLÉ)

バルセロナ生まれ。パフォーマンス集団ラ・フーラ・デルス・バウスの6人の芸術監督の一人で、同カンパニーは世界的な評価を確立した。カルルス・パドリッサと共同演出したバルセロナ・オリンピック開会式をはじめとする大規模イベントや、演劇、映画と多くの分野で活動している。近年ではオペラの演出で特に活躍し、ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間、マドリード・テアトロ・レアル、リセウ大劇場、パリ・オペラ座、モネ劇場、英国ロイヤルオペラ、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ザクセン州立歌劇場、ルールトリエンナーレ、ネザーランド・オペラ、ミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場、オーストラリア・オペラなど世界中で活躍、『魔笛』『ノルマ』『仮面舞踏会』『イル・トロヴァトーレ』『ファウストの劫罰』『トリスタンとイゾルデ』『さまよえるオランダ人』『ペレアスとメリザンド』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『青ひげ公の城』『消えた男の日記』『マハゴニー市の興亡』『火刑台上のジャンヌ・ダルク』など幅広い作品を手掛けている。新国立劇場では2019年『トゥーランドット』(東京文化会館共同制作)、21年『カルメン』を演出している。

閉じる

Profile

【カルメン】サマンサ・ハンキー(メゾソプラノ)(Samantha HANKEY)

ジュリアード音楽院で学士号と修士号を取得した後、グラインドボーン・カップやオペラリア・コンクール、メトロポリタン歌劇場ナショナル・カウンシル・オーディションなどに数多く入賞。2019年~21年にはバイエルン州立歌劇場と契約し、数多くの役に出演するとともに、チューリヒ歌劇場、ノルウェー国立オペラ、ジュネーヴ大劇場、ダラス・オペラなどにデビュー。その後、スコティッシュ・オペラ『アイナダマール』フェデリコ・ガルシア・ロルカ、シカゴ・リリック・オペラ『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、サンタフェ・オペラ『ペレアスとメリザンド』メリザンド、メトロポリタン歌劇場『ばらの騎士』オクタヴィアンに出演。23/24シーズンは、英国ロイヤルオペラ、チューリヒ歌劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、ザクセン州立歌劇場『フィガロの結婚』ケルビーノ、デトロイト・オペラ『利口な女狐の物語』男狐、カンザスシティ・リリック・オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』サントゥッツァ、メトロポリタン歌劇場『ロメオとジュリエット』ステファノに出演する。新国立劇場初登場。

【ドン・ホセ】アタラ・アヤン(テノール)(Atalla AYAN)

ブラジル出身の注目のテノール。2007年、母国ベレンの平和劇場『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョでデビュー。翌年ギリシャ国立歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォに出演。ボローニャ歌劇場イタリア・オペラ研修所、メトロポリタン歌劇場リンデマン・ヤング・アーティストプログラムを経て、シュトゥットガルト州立歌劇場専属歌手となり多くの役に出演。11年にはオープニング・ガラコンサートに急遽出演しメトロポリタン歌劇場デビューを果たす。『ラ・ボエーム』ロドルフォでパリ・オペラ座、コロン歌劇場、オランダ国立オペラ、カナディアン・オペラ・カンパニー、スウェーデン王立歌劇場などにデビュー。同役は英国ロイヤルオペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ザクセン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場などでも出演。『椿姫』アルフレードは、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場、メトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ・オペラ、ノルウェー国立オペラなどで出演。ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場『愛の妙薬』ネモリーノ、オーストラリア・オペラ『リゴレット』マントヴァ公爵、パリ・オペラ座『マノン』デ・グリューなどにも出演している。23/24シーズンはシュトゥットガルト州立歌劇場で『トスカ』カヴァラドッシ、『カルメン』ドン・ホセ、『イル・トロヴァトーレ』マンリーコに出演。新国立劇場初登場。

【エスカミーリョ】ルーカス・ゴリンスキー(バス・バリトン)(Lukasz GOLINSKI)

ポーランド出身。ポーランド国立歌劇場に出演を重ねるほか、近年では、英国ロイヤルオペラ『サムソンとデリラ』ダゴンの大祭司、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、スウェーデン王立歌劇場『サロメ』ヨハナーン、リセウ大劇場『スペードの女王』トムスキー伯爵、サヴォンリンナ音楽祭、プラハ国民劇場『椿姫』ジェルモン、ザルツブルク音楽祭『ボリス・ゴドゥノフ』ピーメン、フランクフルト歌劇場、スウェーデン王立歌劇場『トスカ』スカルピア、ザルツブルク音楽祭『ギリシャ受難劇』フォティス、ハンブルク州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、プラハ国民劇場『カルメン』エスカミーリョなどに出演。『ロジェ王』タイトルロールではサンタ・チェチーリア管、フランクフルト歌劇場、ポーランド国立歌劇場、プラハ国民劇場に招かれ「完璧なロジェ王」と絶賛される。エクサン・プロヴァンス音楽祭、ポーランド国立歌劇場『炎の天使』では大野和士と共演した。2023/24シーズンは英国ロイヤルオペラ『エレクトラ』オレスト、ハンブルク州立歌劇場『椿姫』ジェルモン、シュトゥットガルト州立歌劇場、チューリヒ歌劇場、グラインドボーン音楽祭『カルメン』エスカミーリョ、ポーランド国立歌劇場『蝶々夫人』シャープレス、『椿姫』ジェルモンに出演。新国立劇場初登場。

【ミカエラ】伊藤 晴(ソプラノ)(ITO Hare)

三重大学卒業、武蔵野音楽大学大学院修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第25期生修了。ミラノ、パリで研鑽を積み、2013年パリ地方音楽院修了。第9回藤沢オペラコンクール第2位。小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ『子どもと魔法』『ジャンニ・スキッキ』などに出演し、いずれも高い評価を得ている。藤原歌劇団には『ラ・ボエーム』ムゼッタでデビューし、『カルメン』『ラ・トラヴィアータ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』を東京・愛知公演で熱演、藤原歌劇団・NISSAY OPERA 2021公演『蝶々夫人』ではタイトルロールを務め、その後同役は青森・宮城・群馬公演でも絶賛を浴びた。また日本オペラ協会には『天守物語』亀姫でデビューし、『夕鶴』つうも見事に演じた。コンサートでは、小澤征爾、チョン・ミョンフン、A.バッティストー二ら著名な指揮者やオーケストラとの共演も多い。新国立劇場では『修道女アンジェリカ』オスミーナ、『こうもり』イーダに出演。藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学各講師。

閉じる

Storyものがたり

【第1幕】タバコ工場前の広場には女目当てに男たちが集まっている。彼らの一番人気はカルメン。奔放な態度で男を魅了するが、衛兵の伍長ドン・ホセは彼女に関心がない。そんなホセをからかってカルメンは花を投げつける。呆然とするホセのもとに、母の手紙を持って故郷から許婚のミカエラが来る。懐かしさに浸っていると、工場内で喧嘩が勃発。騒ぎの張本人カルメンは連行されるが、脱走しようとホセを誘惑。ホセはカルメンの縄を解き、結果、脱走補助の罪で捕まってしまう。

【第2幕】酒場に人気闘牛士エスカミーリョが来てカルメンを口説くが、彼女は相手にしない。釈放されたホセをカルメンが踊りでもてなしていると、帰営の時刻に。カルメンを愛していながらも帰ろうとする真面目なホセだが、鉢合わせした上官スニガに刃向かってしまう。スニガはカルメンの密輸団仲間ダンカイロらに捕らえられ、ホセは密輸団に加わる決意をする。

【第3幕】人気のない岩山にいる密輸団。カルメンはすでにほかの男に心移りしているようで、ホセにつれない態度を取る。女たちはカルタ占いに興じるが、カルメンが占うと、自分もホセも死ぬという結果に、愕然とする。そんなとき、ホセの母が危篤だとミカエラが知らせにやってくる。ホセは、ミカエラとともに故郷に帰る。エスカミーリョの恋人になったカルメンは、試合を見に闘牛場へ。ホセも故郷から戻り、彼女を探していた。闘牛場の外で対峙する2人。やり直そうと迫るホセに、カルメンは、自由に生まれて自由に死ぬと言い放ち、ホセからもらった指輪を投げつける。思い余ったホセはカルメンを刺す。ホセは、倒れたカルメンの上に泣き崩れる。

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
29,700円 24,200円 17,600円 11,000円 7,700円
席種 料金(10%税込)
S席
A席 24,200円
B席 17,600円
C席 11,000円
D席 7,700円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

2024/2025シーズン オペラ セット券
2024年4月30日(火)まで先行受付中!

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2024年12月21日(土)10:00~12月30日(月)

新国メンバーズ先行販売期間:2024年12月22日(日)10:00~12月30日(月)

一般発売日:2025年1月5日(日)10:00~

チケット取り扱い

お電話でのお求め

新国立劇場ボックスオフィス

03-5352-9999電話予約・店頭購入方法

WEBからのお求め

チケットぴあ

ご購入はこちら

イープラス

ご購入はこちら

ローソンチケット

ご購入はこちら

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか

割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(D・Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子席はボックスオフィス(窓口・電話)にてお求めください。

割引の詳細はこちら
U25・39優待チケットについてはこちら

Z席の購入方法

  • Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。予めご了承ください。
  • Z席とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
  • 電話での予約は承れません。
Z席の詳細はこちら

グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。