魔笛

  • 2012/2013シーズン
  • Wolfgang Amadeus Mozart : Die Zauberflöte
    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/全2幕
    【ドイツ語上演/字幕付】

    公演ちらし拡大はこちら
    (全ページご覧いただけます)

    ★オペラ公式Facebook 始めました★
    Facebookへはこちらのバナーから
    新国立劇場オペラFacebook


    座席表↓
  • オペラ劇場

新国立劇場の舞台空間いっぱいに広がるメルヘンの世界! 天才モーツァルト最後の傑作。

動画:2009年公演より 夜の女王のアリア<夜の女王:安井陽子>
Video Platform Video Management Video Solutions Video Player

万人に愛されるモーツァルト最晩年の最高傑作!
モーツァルトの死の年1791年に書かれ、初演以来今日まで世界中で愛される不朽の名作「魔笛」。美しい旋律がたくさん詰まった宝石箱のようなオペラで、子どもから大人まで楽しめる愛と冒険のファンタジーです。夜の女王のコロラトゥーラによる二つの超絶技巧アリア、パパゲーノの「おいらは鳥刺し」やパパゲーナとの二重唱「パ・パ・パ」など聴きどころ満載。新国立劇場ならではの舞台機構を生かしたハンペ演出は、ダイナミックで幻想的なスペクタクルで大好評を博しています。2013年の春、はじめてのオペラに是非お勧めの公演です。

今、旬の日本人歌手が勢揃い
今回の公演は、オール日本人キャストにより上演。ドイツで活躍する名バス松位浩、天性の美声で聴衆を魅了し活躍の場を広げる望月哲也、11年4月「ばらの騎士」ゾフィー役の好演が記憶に新しい安井陽子、豊かな音楽性を誇り今や日本を代表するソプラノのひとり砂川涼子、ドイツ・オペラに定評のある萩原潤ら、今観たい聴きたい実力派日本人歌手陣を迎えました。指揮は、2011年10月「サロメ」の美しく濃厚な音楽で絶賛を博したオーストリアの名匠ラルフ・ヴァイケルトです。

ものがたり

エジプトの森。怪物に襲われた王子タミーノを三人の侍女が救う。鳥刺しパパゲーノが現れ、タミーノにほらを吹くので侍女たちが罰を与える。夜の女王はタミーノに、娘のパミーナをザラストロの悪の手から救出してほしいと頼む。王子は魔法の笛を手にし、鳥刺しは不思議な鈴を貰う。ザラストロの城内で奴隷頭のモノスタトスがパミーナに迫るが、入り込んだパパゲーノと鉢合わせして逃げる。鳥刺しはパミーナに「王子が救いに来る」と告げる。三人の童子が王子を導く。彼は森で弁者と遭遇、弁者の口から、悪者はザラストロではなく夜の女王と聞かされる。城を逃げ出したパパゲーノとパミーナを奴隷たちが追い詰めるが、鳥刺しが振る鈴の音に合わせてひとりでに踊りだす。現れたザラストロはパミーナを許し、モノスタトスに罰を与え、王子とパミーナに試練を受けさせようと宣言する。
ザラストロは僧侶たちと王子の処遇を協議する。タミーノは試練に臨み、パパゲーノも可愛い恋人が得られると聞いてその気になる。パミーナの寝室に忍び込んだモノスタトスを夜の女王が一喝、娘に剣を手渡して「ザラストロに復讐せよ」と迫る。王子たちの前に老婆が現れ、パパゲーノに呼びかけるが、雷鳴とともに消える。パミーナは沈黙の行を続ける王子に絶望する。鳥刺しは老婆の言葉にやけくそで愛を誓うが、彼女は突然パパゲーナに変身して走り去る。悲しみにくれるパミーナを童子たちが励ます。そしてパミーナは王子と共に水と火の試練に臨み、無事に耐え抜く。世をはかなむパパゲーノの前にパパゲーナが登場、二人は喜び合う。女王たちは復讐を叫ぶが、雷鳴の中、地底に沈む。ザラストロが王子とパミーナを祝福、歓びの合唱で幕となる。